クレジットカードが急に使えない状態に!? 理由と対処法を徹底解説!

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クレジットカードが使えない

「オンラインショッピングをしていたら、カードエラーで購入できなかった」
「急にクレジットカードが使えなくなったので理由が知りたい」

キャッシュレスユーザーにとっては欠かせないアイテムであるクレジットカード。急に使えなくなって困ったという経験をしたことがある方も少なくないようです。
クレジットカードが使えなくなる理由は多岐にわたるため、正確に対処するにはまず原因を知る必要があります

こちらの記事では、クレジットカードが使えなくなる原因とその対処法を解説します。最後にクレジットカードを賢く使う方法もご紹介するので、参考にしてみてください。

※価格の表記に関して、特に指定がないもの以外は税抜き表記となっています。

クレジットカードが使えなくなる7つの理由

まずは、クレジットカードが使えなくなる主な理由について見ていきましょう。多くの場合、以下の7つのケースに該当します。

  • 支払いの遅延
  • 有効期限切れ
  • 利用限度額オーバー
  • 高額商品の購入
  • 暗証番号の入力ミス
  • 規約違反
  • 紛失届や盗難届の提出

(1)支払いの遅延

クレジットカードの引き落とし日に口座にお金を用意できなかった(支払い日の時点で銀行口座の残高が足りなかった)場合、「支払い遅延」としてカード利用を停止されるおそれがあります

支払い遅延でカードが使えなくなっている場合、自宅に督促状などが届いている可能性もあるので、カード会社から連絡が入ってないかチェックしてください。
支払いを遅延した自覚がある方は、こちらからカード会社に電話連絡をしましょう。

(2)有効期限切れ

クレジットカードには1枚ごとに「有効期限」が設定されており、期限が切れるとカードが使えなくなります
基本的にクレジットカードの有効期限は「新規発行から5年」で、カード表面中央の少し下に数字で表記されています。

<有効期限の表記例>

  • 「03/25」→2025年3月末日まで使える
  • 「06/19」→2019年6月末日まで使える

手持ちのクレジットカードをチェックして有効期限が切れている場合は、それが理由でカードが使えない可能性が高いと考えられます。

通常は有効期限が切れる前に新しいクレジットカードが自宅へ届きますが、更新カードが届いていない場合は、カード会社の手違いか登録住所に誤りがあるので確認してみましょう。

(3)利用限度額オーバー

クレジットカードは、利用限度額オーバーでも使えなくなるので注意が必要です。
利用限度額はカードごとに設定されている上限金額のことで、「限度額までなら支払いに使える」という基準になります。

<利用限度額の例>

  • 利用限度額30万円の場合:30万円以内の支払いに対応
  • 利用限度額50万円の場合:50万円以内の支払いに対応

注意したいのは「利用限度額=月々の利用上限額」ではないということ。利用限度額から支払いが完了していないものを差し引いた金額が「クレジット機能を使える上限」になると覚えておきましょう。利用限度額が30万円で、先月利用した5万円が引き落とされていないという場合、使えるのは25万円ということになります。

ただし利用限度額オーバーになっても、利用分を支払えばその分だけ限度額が回復します。

(4)高額商品の購入

普段あまりクレジットカードで高い買い物をしていない方の場合は、高額商品の購入が理由でカードが使えなくなるケースがあります。これはカード会社が第三者による不正利用を防ぐための措置で、「フロアリミット」や「オーソリ限度額」とも呼ばれる仕組みです。

高額商品の購入が理由でクレジットカードが使えない場合、カード会社から確認の電話がくるはずです。連絡なしでいきなりクレジットカードが使えなくなることはないので、安心してください。

(5)暗証番号の入力ミス

クレジットカードの暗証番号を繰り返し間違ってしまった場合も、カードが使えなくなることがあります。カード会社が資産の安全を考慮してロックをかけるからです。

もし暗証番号を繰り返し間違ってロックがかかってしまったら、カード会社に連絡しましょう。新規の暗証番号を発行してもらうことで解決できます。

(6)規約違反

カード会社の規約に違反した場合は、クレジットカードの利用を停止させられるおそれがあります。

中でも代表的な規約違反が「クレジットカードの現金化」。クレジットカードの現金化とは、カードのショッピング枠を利用して金券を購入し、金券ショップで現金に交換する行為です。

一見問題がないように思えますが、大半のカード会社ではこの行為が規約違反にあたるので絶対に手を出さないようにしましょう。

(7)紛失届や盗難届の提出

ほとんど考えられないケースですが、クレジットカードの紛失届や盗難届が出されているケースでもカードが利用できなくなります。

通常、自分が使おうとしているクレジットカードの紛失届・盗難届を自分で出すことはありません。このケースに該当するのは、家族の誰かが利用している家族カードを紛失した方、自分で紛失したと思っていたカードが偶然見つかった方などごく一部に限られるでしょう。

どうしてもクレジットカードが使えなくなった理由が思い当たらない方は、最後に家族などが紛失届・盗難届を出していなかったか確認してみてください。

自分に落ち度がなくてもクレカが使えなくなることはある?

前の章でご紹介したクレジットカードが使えなくなる理由は、いずれも利用者自身のミスや確認不足、手違いなどによるものでした。しかし、クレジットカードが使えない場面では以下のようなケースも考えられます。

カードや機器の不具合

問題のない利用を心がけていても、カード自体の不具合などによってクレジットカードが使えなくなることがあります。

<カードや機器のトラブル例>

  • 磁気ストライプの異常
  • ICチップの異常
  • 店側の端末の故障

考えられるクレジットカードの不具合は、「磁気ストライプの異常」と「ICチップの異常」です。磁気ストライプとは、カード裏面の銀色や黒色の帯こと。ICチップはカード表面に埋め込まれている金色のチップです。どちらもクレジットカード決済で必要になり、異常があると支払いがうまくいかなくなります。

また店側のクレジットカードを読み取る端末が故障している可能性も、カードが使えなくなる原因としては考えられます。

カード不正使用検知システム

カードや端末の異常以外で考えられるケースとしては、「カード不正使用検知システム」が作動していることが挙げられます。

カード不正利用検知システムはセキュリティ対策の一種で、いつもと明らかに違うカード利用があった場合に利用を保留する仕組みです。カードユーザーを第三者による不正利用から守るために各カード会社が導入しており、具体的な作動パターンは下記の通りになります。

<不正利用検知システムの主な作動パターン>

  • 以前に不正利用があったときとカード利用方法が似ている
  • ほぼ同じ時刻に複数の店で、同一のクレジットカードが利用された
  • 同じ人が離れた場所で短時間に買い物を行った

実際に不正利用検知システムが作動した場合は、「本当にカード所有者の利用かどうか」が確認できれば保留状態が解除され、再びカードが使えるようになります。店頭でカード会社からの電話に応じたり、セキュリティーコードを入力したりすれば解決できるので、焦らず正確に対応することが肝心です。

オーバーしてしまった利用限度額はどうなる?

ここまでご紹介してきた「クレジットカードが使えなくなる理由」の中でも、特に多いのが利用限度額オーバーです。こちらでは、利用限度額の仕組みや回復させる方法などについて解説します。

「利用限度額」という考え方

クレジットカードには「利用限度額」という仕組みが存在します。

利用限度額はその名の通り「クレジットカードを利用できる限界(上限)の金額」のことで、カード1枚ごとにそれぞれ設定されています。例えば、利用限度額が50万円のクレジットカードでは合計50万円まで利用できます。

ただし、「利用限度額はカードを使った分だけ減っていく」という点には注意が必要です。前の章でもお伝えしましたが、利用限度額30万円のクレジットカードで5万円使っている場合、利用限度額は「30万円-5万円=25万円」になります。

利用限度額はいつ回復するのか

基本的にクレジットカードの利用限度額は1ヶ月ごとの支払い日に更新されます。カード利用分の返済が終わった分だけ支払い日にリセットされる、ということです。例えば、前月に20万円分カードを利用し、今月に15万円分の返済が完了している場合、15万円分の利用限度額がリセットされます(残りの5万円分は使えないまま)。

分割払いやリボ払いなどを利用している場合は、すべての金額の返済を完了させないと利用限度額は完全に回復しないので要注意です。

利用限度額を回復させる方法

クレジットカードの利用限度額を回復させるには、カード利用分を返済する必要があります。すぐにでも利用限度額を回復させたいなら、「繰り上げ返済」という方法がおすすめです。繰り上げ返済は、クレジットカードの口座引き落とし日よりも前に利用額を支払うこと。繰り上げ返済で支払いが終わっていないカード利用分を返済すれば、その分だけ限度額の枠が増えます。

リボ払いの繰り上げ返済をしたいなら、決められた月々の支払い額よりも多く、または残金をすべて支払わなければなりません。各クレジットカードサイトの会員専用WEBサービス(マイページ)や専用ダイヤルから登録することで全額もしくはいつもより多めに口座から引き落としされます。また、ATMやコンビニ設置のマルチメディア端末、振り込みで繰り上げ返済ができるケースもあります。

なお、繰り上げ返済にはリボ払いなどの利息を減らすことができるというメリットもあります。

覚えておきたい利用限度額の注意点

クレジットカードの利用限度額は、カード会社が発行するカード1枚ごとに設定されています。勘違いしている方も少なくないですが、VISAやMastercardといった国際ブランドごとに決められているわけではありません。

また、同じ種類のクレジットカードでも、ユーザーの支払い能力ごとに利用限度額が違うケースがあるので注意しましょう。

「支払い遅延」が招く4つのデメリットと解決法

支払いの遅延は、ご紹介した利用者自身のミスや確認不足、手違いなどの中でも特にリスクが高い行為です。では、実際にどのようなリスクがあるのでしょうか。

遅延損害金を支払わなければならない

クレジットカードの利用料金を滞納してしまった場合、「遅延損害金(遅延利息)」を支払わなければなりません

遅延損害金とは賠償金のひとつで、借金を返済が遅れた際に発生するペナルティだと認識しておきましょう。一般的に15~20%の金利が設定されており、返済が遅れれば遅れるほど遅延損害金も高額になっていきます。

また、遅延損害金は放置していたら解決するものではありません。発生したら必ず支払う必要がある点にも要注意です。

住宅ローンやマイカーローンを組めなくなる

クレジットカードの支払い遅延を繰り返していると、住宅ローンやマイカーローンなどを組めなくなります。カードの利用実態などは信用情報として管理され、貸金業者間では「返済能力の有無」といった形で情報が共有されるからです。

信用情報とは「お金関連の個人情報」のこと。支払い遅延などのトラブルを起こすと、マイナス評価となり信用に傷がつきます。信用情報がマイナス評価になってしまうと、貸金業者での評価も低くなり、結果として住宅やマイカーなどのローン審査に落ちてしまうというわけです。

クレジットカードが強制解約される

当たり前の話ですが、クレジットカードの支払い遅延を繰り返すとカードが強制的に解約されます。
カード会社も利益を生み出す必要があり、返済能力がないユーザーにはカードを所有してほしくないからです。

解約されたクレジットカードはもちろん使えなくなります。キャッシングなど、支払い機能以外も利用できません。また急にカードが解約されると気づかない場合もあり、支払いトラブルの原因にもなるので要注意です。

クレジットカードの入会審査に落ちる

クレジットカードの審査に落ちる落とし穴

クレジットカードの支払い遅延を繰り返していると、新規のクレジットカードを発行できなくなります。信用情報に問題があるユーザーは、カード会社の申し込み審査に通らないからです。

「カード会社Aでトラブルを起こしても、カード会社Bで新規発行すればいい」と考える方もいますが、これは間違い。実際には、カード会社Aで起こしたトラブル情報はカード会社Bにも共有されるので、新規発行を申し込むと審査落ちになります。

支払い遅延を繰り返すと、最悪の場合、数年間にわたってクレジットカードが使えなくなることもあり得ます。支払い遅延はできるだけ避けたほうが賢明です。

支払い遅延を避ける方法は?

重大なトラブルを招く可能性がある支払い遅延。しっかり防ぐために、以下の点には気をつけましょう。

  • 締め日と支払い日を把握しておく
  • 計画的なカード利用を心がける
  • 分割払いを利用する

クレジットカードには「締め日」と「支払い日」が存在します。締め日は利用料金が確定する日、支払い日は実際に口座からお金が引き落とされる日です。締め日が15日で支払日が20日のケースでは、15日に1ヶ月の利用料金が確定し、20日に口座から引き落とされます。

締め日が1日違うだけで支払い日が来月になることもあり、返済をコントロールするうえでは非常に重要なポイントです。

計画的なカード利用はもちろん必須ですが、どうしても使いすぎてしまうことがあると思います。そんなときは分割払いを利用すると、高額商品でも数ヶ月に支払いを分けることができるのでおすすめです。

覚えておきたい、クレジットカードの賢い使い方

クレジットカードは、賢く使ってこそ便利でお得なアイテムとなります。こちらでは、カード会社のアプリを使うメリットや複数のカードを所有して使い分けるメリットなどについてご説明します。

カード会社の便利なアプリを使いこなそう

カード会社が提供しているアプリを活用すれば、毎月の明細管理が楽になります。紙の明細書よりもスマホアプリのほうが手軽で利用情報の反映も速く、郵送を待つ必要もありません。

例えばアメリカン・エキスプレスでは、会員向けに「アメリカン・エキスプレス・サービス・アプリ」を提供しています。このアプリではカード利用額や請求額などをタイムリーにチェックでき、貯めたポイント累計額やカード利用状況をプッシュ通知で知らせてくれる機能も。さらに、オンライントラベルもアプリから予約することができます。

また、JCBの「MyJCB」ではわずか数十秒で指定口座に現金が振り込まれる「キャッシング振り込みサービス」を申し込むことも可能。三井住友Visaカードの「Vpassアプリ」では、個人資産管理サービス「Moneytree」のアカウントとの連携によって口座残高をスマホで確認できたり、当月の収支や支出を管理できたりする機能が搭載されています。

他にも、カード会社のアプリを利用すると以下のようなメリットがあります。

<スマホアプリを使うその他のメリット>

  • 分割払いへの変更がスムーズに
  • 翌月分の支払いも確認できる
  • 貯まったポイントの確認も可能
  • 各種キャンペーンへの参加登録ができる

カード会社のアプリを利用すれば、スマホ1つでクレジットカードの利用状況の把握が可能に。結果的に、カードの無駄遣いを防いだり節約につながったりもするのでおすすめです。

複数のカードを所有して返済を管理しよう

クレジットカードを有効活用するには、複数のカードを使い分けるのもいいでしょう。締め日や支払い日をずらすことができ、カード利用料金の返済をコントロールしやすいからです。

例えばカード会社A(支払い日25日)とカード会社B(支払い日5日)のクレジットカードを1枚ずつもっている場合を想定します。
毎月の給料日が月末だとすると、カード会社Aの支払いは前月の給料で、カード会社Bの支払いは今月の給料で、と分けることができるのです。
またカードの返済をコントロールすること以外に、用途別にクレジットカードを使えばお金の管理がしやすくなるというメリットもあります。

海外旅行傷害保険といったオプションもカード枚数分利用できるので、クレジットカードは2~3枚持っておくことをおすすめします。

まとめ

  • クレジットカードはさまざまな理由で使えなくなり、利用限度額オーバーや支払い遅延には特に注意
  • 支払い遅延は特にリスクが大きく、繰り返すとさまざまなデメリットがある
  • 締め日や支払い日の異なるカードを複数もっておくと、返済をコントロールしやすいのでおすすめ