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ステータスの高いクレジットカードのメリット・デメリット
そもそも、ステータスの高いクレジットカードにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか? 表にまとめてみましたので、カードを作る前に一度確認しておきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
コンシェルジュサービスや空港ラウンジなど、一般カードにはない特典が利用可能 | 年会費が高め |
特徴ある見た目で周囲の注目を集めることも | サービスを利用する機会が少ないと十分なメリットを享受できない |
一般的に、ステータスの高いカードは一般カードよりも特典が豊富で、サービスの質も高くなっています。
例えば、お店の予約などを代行してくれるコンシェルジュサービスや、空港ラウンジなどの利用が可能です。また、特徴的な見た目をしているカードも多く、持っているだけで周囲の注目を集めることもあるでしょう。
一方で、ステータスの高いカードは基本的に年会費が高めという欠点もあります。ポイント還元だけで元を取ろうとすると高額な支払いが必要になるでしょう。

専門家
池田星太さん
付帯サービスを頻繁に使う方であれば年会費以上の価値を得られるかもしれませんが、利用機会が少ない方は十分なメリットを享受できない場合もあります。
ステータスの高いカードを選ぶ際は、その特典を使う機会がありそうか、一旦イメージしてみた方が無難です。
【専門家直伝】後悔しないクレジットカードの選び方
ここからは自分にあったステータスの高いカードの選び方を紹介します。
作ってから「いらない特典ばかりだった……」と後悔しないためにも、ここでしっかりチェックポイントを押さえておきましょう!

後悔しない! 自分にあったステータスカードを選ぶ時のポイント
- 使いたい特典があるかチェック
⇒グルメやトラベルなど、自分が使いたいジャンルに特化したカードを選ぶ - 年会費をチェック
⇒サービスの内容に見合った年会費のカードを選ぶ - ステータス性を感じるかどうかをチェック
⇒自分が持ちたいかどうかを基準に選ぶ
【ポイント1】使いたい特典があるかチェック
一つ目のポイントは自分が使いたい特典があるかどうかです。
ステータスカードは国際ブランドや発行会社によって特化しているサービスのジャンルが異なります。
例えば、世界的にステータスが高いとされている国際ブランドのうち、ダイナースクラブのカードは予約の難しいお店や料亭の席を確保してくれたり、コース料理を2名以上で予約すると1名分が無料になったりとグルメの特典が豊富です。
また、同様にステータスが高いと言われているアメリカン・エキスプレスのカードはトラベルサービスに強みがあり、世界中の空港ラウンジが使えるプライオリティ・パスの年会費が無料なほか、レストラン予約といった海外旅行先でのサポートも充実しています。
参考として、以下にプラチナカードの国際ブランドごとの特色をまとめました。
国際ブランド | JCB | アメリカン・エキスプレス | ダイナースクラブ |
---|---|---|---|
券面 | ![]() |
![]() |
![]() |
特徴 | 補償内容が充実! | トラベルサービスが豪華! | グルメの特典に強み! |
おもな特典 | 最高1億円の旅行傷害保険が自動付帯! | カード更新時に国内ホテルの無料ペア宿泊券プレゼント! | 予約が困難な高級料亭を代理で予約! |
なお、国際ブランドが自身で発行しているカードをプロパーカードと言います。表のカードはすべてプロパーカードです。
一方、表では紹介していないVisaやMastercardでは国際ブランドからライセンスを受けたクレジットカード会社が発行しています。そのため、前述の通り発行会社によって付帯サービスが変わります。

専門家
池田星太さん
接待や大切な人との食事などでサービスを利用したいならグルメに関する特典が充実したカードを、旅行の機会が多いならトラベルサービスに特化したカードなど、自分のライフスタイルや好みにあわせてカードを選ぶのが後悔しないコツです。
サービスを使う頻度が高ければ、その分年会費以上のメリットが享受できるでしょう。
【ポイント2】年会費をチェック
2つめのチェックポイントは年会費です。
ステータスの高いカードは基本的に年会費が高め。とくにリムジンでの送迎や手厚いコンシェルジュサービスなど他のカードにはない特別な特典を持つカードはその分年会費も高額になります。
家計を圧迫しないよう、ご自身の収入と相談しながら適切な年会費を決めるといいでしょう。

専門家
池田星太さん
ステータスカードといっても年会費は1〜10万円など幅があります。年会費が見合っているかどうかをチェックする際は付帯サービスを基準にするといいでしょう。
例えば、10万円も年会費を払っているのに必要性の感じない無駄なサービスばかりなら、年会費は高すぎといえます。
【ポイント3】ステータス性を感じるかどうかをチェック
最後のポイントはそのカードに対して、自分がステータス性を感じるかどうかという点です。
ステータスカードのなかには特徴的なデザインをしているカードも多く、所有欲を満たしてくれたり、持っているだけで周囲の注目を集めたりします。そのような特典以外の部分にメリットやカードを持つ意味を感じるかどうかも、カード選びのポイントの一つです。

専門家
池田星太さん
ステータスカードは一般カードと違い、年会費の元を取ることだけを考えると難しい場合もあります。
しかし、ステータスカードの価値は特典だけではありません。大人な気分を味わいたいから、周囲に格好良いと思われたいからというように、自分が持ちたいと思う気持ちも基準の一つとなります。
高い年会費を払ってでも欲しいと思えるか、デザインの格好良さや所持したことによる達成感など、そのカードを持っている自分をイメージしてみるといいでしょう。
【ランク別】定番ステータスカードランキング!
ステータスカードの選び方を確認したところで、ここからは専門家おすすめの定番ステータスカードの順位を3位まで、ランク別に発表します!
なお、この記事で取り扱うカードのランクとはカードごとの格付けのこと。
ランクは大きく4種類あり、ステータスが低いとされている方から順に一般カード、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードとなっています。
このうち、一般的にステータスカードと考えられているのはゴールドカードからです。
では、順番に定番カードを見ていきましょう!
ランク | カード券面 | 年会費 | 詳細 |
---|---|---|---|
ゴールド | アメリカン・エキスプレス・ゴールド![]() |
2万9000円 | 詳細 |
dカードGOLD![]() |
1万円 | 詳細 | |
楽天ゴールド![]() |
2000円 | 詳細 | |
プラチナ | JCBプラチナ![]() |
2万5000円 | 詳細 |
三井住友カードプラチナ![]() |
5万円 | 詳細 | |
アメリカン・エキスプレス・プラチナ![]() |
13万円 | 詳細 | |
ブラック | JCB THE CLASS![]() |
5万円 | 詳細 |
Mastercard Gold Card![]() |
20万円 | 詳細 | |
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン ― |
35万円(推定) | 非公開 |
【初心者向け】定番ゴールドカードベスト3
ゴールドカードはステータスカードのなかでも年会費が低めに設定されている場合が多く、ブラックカードと違い自分で発行の申し込みができます。
上位ランクのなかでは比較的作りやすいランクといえるため、20代の方や社会人になって2、3年目の方などステータスカードの入門編に向いています。
それでは、専門家オススメの定番のゴールドカードを紹介します。
1位:アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- ボーナスポイント・パートナーズを利用すると還元率が最大10%(100円=10P)
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは世界的にステータス性が高いとされている国際ブランドのアメリカン・エキスプレスが発行するゴールドカードです。
先述した、世界各国1300ヵ所の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスの年会費が無料になるほか、通常32米ドルかかるラウンジ利用料が年2回まで無料になります。ほかにも海外旅行の際、空港や自宅まで無料で手荷物を宅配できるサービスや最高1億円の旅行傷害保険など、トラベルサービスの手厚さが特徴です。
また、旅行以外にも国内外約200のレストランにて、2名以上でコース料理を予約すると1名分が無料になる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」といった特典もあります。

専門家
池田星太さん
ステータスカードの中でも、世間的に最もイメージのよいカードがこのアメックス・ゴールドカードです。とくにトラベルサービスの充実が強み。
海外旅行の際にはレストランの予約や医療機関の紹介を24時間日本語でサポートしてくれたり、急な病気やケガで旅行に行けなくなった場合はキャンセル補償があったりと、旅行が多い方は持っておくと安心の1枚といえます。
2位:dカードGOLD
dカード GOLD
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
【ご入会&各種設定&エントリー&ご利用で合計最大16,000dポイント(※期間・用途限定)】
- 毎月のドコモご利用料金をdカード払いにすると1,000ポイント進呈
- 入会後のショッピング利用で25%ポイント(最大13,000ポイント)
- 「こえたらリボ」「キャッシングリボ」の設定で2,000ポイント進呈
- 毎月のドコモのケータイ/「ドコモ光」ご利用料金1,000円(税抜)ごとに10%還元(ご利用料金1000円(税抜)につき100ポイント)
- 家族カード1枚目は無料、2枚目以降1000円/枚
dカード GOLDはNTTドコモが発行するゴールドカードです。
通常の還元率は1%ですが、dカード GOLDでドコモ料金を支払っているとiD払いの還元率が1%加算。さらにdポイントを貯めた回数やネットショップでの購入金額といった条件達成で最大7%までアップするため、ドコモのサービスを利用する方ほどメリットがあるカードといえます。
また、この還元率アップはd払いにも適応されるので、スマホ決済を利用している方も高還元率が実現できます。
ほかにも、国内の主要空港やハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジが無料で使えたり、最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯したりするなど、ゴールドカードならではの特典が充実しているのもポイントです。

専門家
池田星太さん
ドコモユーザーにとくにおすすめしたいゴールドカードがこのカードです。ドコモケータイやドコモ光の利用料の10%がポイント還元されるため、毎月の支払いが8000円を超える方であれば1万円(税込)の年会費の元が取れます。
さらにドコモで契約中の携帯には紛失、盗難、修理などに対して10万円までの補償がつくなど、サービス面も手厚くなっています。
3位:楽天ゴールドカード
楽天ゴールドカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- 楽天グループのサービスでの利用で2倍〜最大16倍※SPU(スーパーポイントアッププログラム)により、さまざまな条件あり
- 家族カード年会費:500円 / 1枚につき
楽天ゴールドカードはゴールドカードのなかでは年会費が安いといえるカードです。
楽天市場でポイントが貯まりやすく、貯まったポイントは2ポイントあたり1マイルでANAのマイルに交換できます。
また、最高2000万円の海外旅行傷害保険が付帯するほか、国内空港ラウンジも年2回まで無料で利用可能。アメリカやヨーロッパなど世界38拠点の現地デスクがレストランやツアーの予約、緊急時の案内を行ってくれるトラベルデスクもあるなど、トラベルサービスも豊富な1枚です。

専門家
池田星太さん
ステータス性よりも特典のおトクさでステータスの高いカードを選ぶなら、楽天ゴールドカードが選択肢の一つとなります。
年会費わずか2200円(税込)で持てるうえ、楽天市場での買い物で常にポイントが5倍と、楽天会員であればコスパに優れたカードといえます。
【慣れてきた方向け】定番プラチナカードベスト3
ゴールドカードよりステータス性が高いとされているのがプラチナカードです。一般的にゴールドカードよりも年会費は高めですが、その分質の高いサービスを利用することができます。30代や40代の方など、カードの使用に慣れてた方などはプラチナカードの作成も選択肢に入れて良いでしょう。
ここからは定番のプラチナカードを3つ、ご紹介します。
1位:JCBプラチナ
JCBプラチナ
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- 24時間365日利用可能な「プラチナ・コンシェルジュデスク」で旅行やレストランの予約、手配が簡単に
- 有名レストランで1名分が無料になる優待サービスや、世界中の空港ラウンジを無料で楽しめるプライオリティ・パス付き
- JCBゴールドのサービスも利用できる
- JCBスターメンバーズにより、利用金額に応じて、翌年のOki Dokiポイントが最大70%アップ。
日本発の国際ブランド、JCBが発行するプラチナカードがJCBプラチナです。
旅の手配やホテルの予約、チケットやレストランの手配などを24時間365日体制で専任スタッフが対応してくれる「プラチナ・コンシェルジュデスク」をはじめ、国内の厳選レストランで所定のコースメニューが1名分無料になる「グルメ・ベネフィット」、ホテルや旅館に会員限定価格で宿泊できる「JCBプレミアムステイプラン」など特典が充実。
さらに国内・海外ともに最高1億円の旅行傷害保険が自動付帯するほか、カードで購入した商品に対して最高500万円の補償がつくなど、サポートが手厚いのも特徴です。

専門家
池田星太さん
グルメ、トラベル、コンシェルジュなど、インビテーションでしか発行できないJCBの最上位カードであるJCB THE CLASSとほとんど遜色ないレベルのサービスを受けられるカードです。
黒い券面に「JCB PLATINUM」の文字が浮かび上がる見た目も、高級感を感じさせてくれます。カードのデザインにもこだわりたい方はこちらも選択肢の一つです。
2位:三井住友カード プラチナ
三井住友カード プラチナ
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
新規ご入会&Vpassアプリログインで利用金額の20%キャッシュバック【最大12000円】
国際ブランドのなかでもシェアが高いとされているVisaブランドでもおなじみの、三井住友カードが発行するプラチナカードです。
国際ブランドにはVisaのほかにもJCBやMastarcardなどの種類がありますが、お店によってはいずれかの国際ブランドのカードが使えない場合も。その点、Visaは比較的多くの場所で使えるので安心と言えます。
こちらのカードは元宝塚歌劇団トップスターとのクルージングディナーやプロゴルファーとのプレーなど、通常では体験できない会員限定のイベントに参加できる「プラチナオファー」が魅力。さらにヘリクルーズやユニバーサル・スタジオ・ジャパンでの優待などレジャーで使える特典が豊富。
東京・大阪などの約100店舗の一流レストランで2名以上のコース料理が1名分が無料になる「プラチナグルメクーポン」とやプロが厳選したワインの特別販売など、グルメ関連の特典も充実しています。

専門家
池田星太さん
年会費は5万5000円(税込)ですが、本カードと同等のサービスが利用できる家族カードが無料なのが魅力。
家族会員はプラチナオファーやプラチナグルメクーポンなどをはじめ、コンシェルジュサービスもすべて利用できるので、家族みんなでカードを持ちたい方にもおすすめです。
3位:アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- ボーナスポイント・パートナーズを利用すると還元率が最大10%(100円=10P)
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは先述したアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの上位のカードです。
以前はインビテーションのみで持てるカードでしたが、現在では直接申し込みが可能なカードとなっています。
トラベルサービスが充実しているのはゴールドカードと同じですが、サービス内容はランクアップ。世界中から厳選された1100ヵ所以上のホテルでアーリーチェックインや部屋のアップグレードといった優待が受けられる「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」や世界1200ヵ所以上の空港ラウンジが利用できる「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション」、毎年カード更新時に国内の対象ホテルの無料ペア宿泊券がもらえる「フリー・ステイ・ギフト」などが魅力です。
さらに、通常は年間登録料や一定の宿泊数が必要になるホテルグループの上級会員資格が無条件で獲得できます。

専門家
池田星太さん
プライオリティ・パス・ラウンジやデルタ スカイクラブなど各社が提供する空港ラウンジを利用できるのが特徴です。
なかでも世界にあるセンチュリオン・ラウンジを利用できるのが大きな魅力。センチュリオン・ラウンジではカクテルや受賞歴のあるシェフの料理などを楽しむこともできます。
カードはメタル製で、支払い時にカード出したときに響く金属音がかなりの高級感を感じさせてくれるのも所有欲を満たしてくれるポイントです。
【上級者向け】鉄板ブラックカードベスト3
クレジットカードのランクのなかでも最上位にあるのがブラックカードです。原則としてカード会社からのインビテーション(招待)がなければ作ることができず、またカードの存在や特典内容が公表されていない場合もあります。
クレジットカードのなかでも最高級の特典を利用できるとされ、その特別感から憧れを持つ方も多いでしょう。
ここからは専門家がおすすめする、いつかは手に入れたい鉄板ブラックカードを紹介します。
1位:JCB THE CLASS
JCB THE CLASSは国際ブランドJCBが発行する最上位のステータスカードです。
特典の詳しい内容については非公開となっておりますが、旅の予約や手配、ゴルフ場の案内などさまざまなリクエストに応えてくれるザ・クラス・コンシェルジュデスクや、所定のコースを2名で予約すると1名無料になるグルメ・ベネフィットなどサービスなどが利用できるとされています。

専門家
池田星太さん
インビテーションのみでしか持つことができないことから、ステータス性は高いといえるカードでしょう。
また、インビテーションが届く詳細な条件は公表されていませんが、原則としてJCBのプロパーカードで利用実績を積むことが必要と言われています。年に1回好きな商品を選んでもらえる「メンバーズ・セレクション」も魅力的な特典のひとつです。
2位:Mastercard Gold Card
Mastercard Gold CardはLUXURY CARDのゴールドカードです。LUXURY CARDにはチタンカード、ブラックカード、ゴールドカードの3種類のランクがあり、このうちゴールドカードが一番上のランクとされています。
Mastercard Gold Cardは個人決済用で発行する場合インビテーションが必要となるため、一般的なブラックカードの立ち位置にあるカードと言えるでしょう。
1.5%の還元率やザ・リッツ・カールトンをはじめとする高級ホテルでの客室アップグレードや無料の朝食サービスといった優待が利用できます。
また、一個下のランクからの特典ではありますが、メールからでもコンシェルジュサービスが利用できる点は魅力。いつでも気軽にコンシェルジュにお店の予約などを頼むことができます。

専門家
池田星太さん
Mastercard Gold Cardは「ワールドエリート」と呼ばれる、マスターカードの最上位ステータスを持ったクレジットカードです。
ワールドエリートの特典の一つである「ラウンジアワー」では、会員制ラウンジや高級ホテルのラウンジが利用できるほか、限定メニューを楽しむことも可能です。カード自体も純度の高い24金でできており、見た目の高級感も抜群の1枚と言えるでしょう。
3位:アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードは公式では公表されていませんが、アメックスブランドのブラックカードに位置するといわれているカードです。
専任のコンシェルジュデスクがつくほか、ブランドショップで営業時間外や貸し切りでの買い物ができるなど、超VIPの扱いを受けることができるとされています。

専門家
池田星太さん
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードは幻のカードといわれています。インビテーションの条件もかなり厳しく、億円単位の利用が必要になるとの噂も。ステータスカードの中でも間違いなく最上位に位置するカードといえるでしょう。
【入門編】プロが選ぶ最初に持っておきたいステータスの高いカード
ここまで定番のステータスカードを紹介してきましたが、やはりどれを選べば良いかわからないという方もいるかと思います。
そこで、最後にクレジットカードにあまり詳しくない方やステータスカードを使いこなせるか不安に思っている方でも安心して使える、プロが厳選した入門編の1枚をご紹介。まずはこの1枚を持ってステータスカードの使い方に慣れていきましょう。
TRUST CLUB プラチナマスターカード
TRUST CLUB プラチナマスターカードは年会費3300円(税込)で持てるプラチナカードです。
Mastercardの特別優待プログラムである「Mastercard Taste of Premium」も利用可能。海外用のWi-Fiを通常の半額でレンタルできるほか、全国200の有名レストランのおすすめコースが1名分無料になる「ダイニング by 招待日和」や利用できるなど、年会費は低めながらプラチナカードならではの特典がしっかり付帯しています。
また、全国の主要32空港、45ヵ所のラウンジも無料で利用可能。旅費などのカード決済で最高3000万円の旅行傷害保険も付帯するため、旅行好きな方にもメリットがある1枚といえます。

専門家
池田星太さん
年会費はプラチナカードのなかでも低価格ですが特典が充実しているため、年会費以上のメリットを享受することができます。
見た目も高級感があるため、デートやビジネスシーンでもスマートに利用できる点もおすすめポイントの一つです。
ステータスカードのよくある質問
最後に、ステータスカードに関するよくある質問について、池田さんに聞きました。
そもそもステータスって何ですか?

専門家
池田星太さん
ステータスについて一言で説明することは難しいですが、年会費の高さ、補償やサービスの充実度、印象の良さがステータスといえそうです。
一般的なイメージではゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードなどがステータスカードとされています。
これらのカードは年会費が高く、コンシェルジュなどのサービスや旅行傷害保険などの補償が充実しています。
また、アメックス・ゴールドのような世間的な印象が良いカードがステータスカードとされています。これらの共通点から年会費やサービス、世間的な印象がステータスを決める要素といえそうです。
インビテーションをもらうにはどうすれば良いのですか?

専門家
池田星太さん
まず、今使っているカードが上位カードへのインビテーション対象カードであるかどうかを確認しましょう。
プラチナカードやブラックカードのインビテーションを受けるためには、そのカードと同じ発行会社のカードを使い続けている必要があります。また、特定のカードを使っていないとインビテーションが届かない場合もあるようです。
例えばJCB THE CLASSの招待を受けるには同じJCBブランドでも、JCBプラチナなどのJCBオリジナルシリーズのカードを使用している必要があります。また、1年から3年程度そのカードで多額の決済を行わなければならない場合もあり、根気がいる作業となります。
しかし、インビテーションまでの苦労が多い分、ステータス性が高まる側面もあるでしょう。以上のことから、インビテーションをもらうにはメインカードとして一定期間、支払いを集中させて使うのが基本的な待ち方といえそうです。
まとめ
この記事のまとめ
- ステータスカードを持つメリット・デメリット
- ステータスの高いカードは年会費が高めだが一般カードにはない付帯サービスが充実している
- ステータスカードは付帯サービスやカードの強みで選ぶ
- ステータスカードを選ぶときはそれぞれのカードが強みとしているサービスに注目する
クレジットカード・キャッシュレス専門家池田星太さん
監修者プロフィール
一般カードからゴールドカード、ブラックカードまで幅広く利用し、取材などを通じて、利用者に役立つ情報をメディア・雑誌で発信中。