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クレジットカードで新幹線に安く乗る

新幹線は便利ですが、料金が高いのがネックですよね。家族で遠方の実家に帰省するようなときなら、往復の交通費だけで10万円を超えることも珍しくないでしょう。

新幹線の料金を安くしたいのであれば、JR各社が提供しているインターネットから予約可能なサイトを利用するのが基本ですが、これらを利用するためにはクレジットカードが必要です。

そこで、今回は9種類ある各新幹線を安く利用するための基礎知識と、それぞれに合ったおすすめのクレジットカードを紹介します。

※価格の表記に関して、特に指定がないもの以外は税抜き表記となっています。

新幹線に安く乗る方法5選

新幹線は、工夫次第で通常料金よりも安く利用することができます。

料金を安くするテクニックはたくさんあり、また、どの新幹線を利用するかによっても違ってくるのですが、まずは各社に共通しているポイントを理解しましょう。

  1. クレジットカードを利用する
  2. JR各社のインターネット予約サービスを利用する
  3. 新幹線とホテルのパック(セットプラン)で買う
  4. 回数券を利用する
  5. 金券ショップでバラ売りを購入する

(1)クレジットカードを利用する

新幹線のチケットをクレジットカードで購入すると、代金の0.5~1.5%程度のポイント還元を受けることができます。クレジットカードなら購入するときに高額な現金を用意しなくて良いので一石二鳥です。

また、インターネットを利用した予約サービスを利用するうえでクレジットカードは必須になるので、新幹線に安く乗りたいならクレジットカードを持つのがおすすめです。

(2)JR各社のインターネット予約サービスを利用する

新幹線のチケットはみどりの窓口や駅の券売機で買うこともできますが、JR各社ではインターネットから予約できるサービスを用意しています。

  • JR北海道・JR東日本:「えきねっと」
  • JR東海:「エクスプレス予約」
  • JR西日本:「e5489」(いいごよやく)
  • JR九州:「JR九州インターネット列車予約」

新幹線のチケットをなるべく安く購入したい場合は、これらのサービスに利用登録をするのが基本です。どのくらい安くなるのかという点ですが、どのサービスでどの割引プランを利用するかによって異なります。これについては後述します。

(3)新幹線とホテルのパック(セットプラン)で買う

新幹線の往復チケットと宿泊をセットで予約することで、普通に予約する場合と比べて料金が割引になる方法です。これは、JRではなく旅行代理店が用意しているプランになります。

同一区間の往復でないと利用できないことや、列車の変更に制限があるなどのデメリットもありますが、とにかく少しでも料金を安くしたい場合は検討する価値があります。

(4)回数券を利用する

何度も同じ区間を往復する予定があるなら、JR各社が販売する回数券を購入すると料金が安くなります。

枚数は新幹線の種類や区間によって決められており、2枚つづり・4枚つづり・6枚つづり、20枚つづりの4種類があります。6枚つづりで販売されている区間が多いです。

例えば、東京-仙台間の通常料金(はやぶさ、指定席)は乗車券・特急券の合計で1万1200円ですが、これを6枚つづりの回数券で購入すると6万4500円で、トータルでは2700円安くなります

(5)金券ショップで回数券のバラ売りを購入する

金券ショップでは、新幹線の回数券がバラ売りされています。

金券ショップで購入する場合の割引率はそれほど高くありませんが、タイミング次第では思いがけない価格で手に入ることもあるようです。

JR東日本・JR北海道の新幹線に安く乗る方法とおすすめのクレジットカード

JR東日本とJR北海道が管轄する以下の新幹線のチケットをネットで購入する場合は「えきねっと」を利用することになります。

  • 北海道新幹線
  • 東北新幹線
  • 秋田新幹線
  • 山形新幹線
  • 上越新幹線
  • 北陸新幹線(東京~上越妙高間)

JR東日本・JR北海道の新幹線におすすめのクレジットカード2選

JR東日本・JR北海道の新幹線と相性が良いのは、JR東日本グループの会社である株式会社ビューカードが発行するクレジットカードです。

ビックカメラSuicaカード

株式会社ビューカードは数多くの種類のクレジットカードを発行していますが、その中でもおすすめなのが「ビックカメラSuicaカード」です。

ビックカメラSuicaカード

ビックカメラSuicaカード
還元率 0.5%~1.5%※1
年会費 477円※2
発行スピード
国際ブランド
  • VISA
  • JCB
電子マネー
  • Suica
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード
  1. 1000円で5~15p、1p=1円
  2. 年1回の利用で次年度の年会費無料

Suicaにチャージしてビックカメラで買い物をする場合、Suicaにチャージすることでまず1.5%の還元が受けられ、買い物をすることでビックポイント10%がもらえるので、合計11.5%の還元となります。ビックポイントはビックカメラでの買い物だけでなく、Suicaのチャージにあてることもできます。

また、通常のショッピングでは1000円につき5ポイントのJRE POINTと5ポイントのビックポイントがもらえるので、合計で1%の還元となります。

新幹線のチケットの購入では還元率が1.5%になりますが、1.5%の還元を受けるにはJR東日本のみどりの窓口、びゅうプラザ、券売機で購入したものだけが対象なので注意してください。

リクルートカード

JR北海道・JR東日本の管轄にある新幹線に限りませんが、単純に還元率の高い一般的なカードを選んでも問題ありません。一例としてリクルートカードをご紹介します。

リクルートカード

リクルートカード
還元率 1.2%※1
年会費 無料※2
発行スピード 記載なし
国際ブランド
  • Mastercard
  • JCB
電子マネー
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード
  1. 期間限定ポイント、サイト限定ポイントあり
  2. 家族カード:無料

リクルートカードは株式会社リクルートが発行するクレジットカードです。還元率は1.2%で、一般的なクレジットカードと比べて高い還元率を誇っています

貯まったリクルートポイントはPontaポイントに交換すればコンビニのローソンで利用することができるので、ローソンが身近にあるなら使い道に困ることはないでしょう。

JR東日本・JR北海道の新幹線に安く乗る方法2選

「えきねっと」ではさまざまな割引プランが用意されています。以下ではそのうち2つを紹介します。

えきねっとトクだ値

「えきねっとトクだ値」は、えきねっとの会員限定で販売される列車・席数・区間限定の片道きっぷです。乗車日13日前の午前1時40分までに申し込むと「お先にトクだ値」が利用でき、さらに割引になります

たとえば東京から新青森までの料金は以下のようになります(乗車券+特急券(普通車指定席)、はやぶさ利用の場合)。

通常価格 お先にトクだ値25
1万7670円 1万3240円

モバイルSuica特急券(モバトク)

モバイルSuica特急券(モバトク)は在来線で利用するのと同じように、新幹線でもSuicaを利用できるサービスです。「モバトク」のほか、さらに割引率の高い「スーパーモバトク」があります。

たとえば東京-仙台間(普通車)の場合、料金は以下のようになります。安くなるだけでなくチケットレスで利用できるので便利ですね。

紙のきっぷ モバトク スーパーモバトク
1万890円 9970円 8960円

東海道新幹線に安く乗る方法とおすすめのクレジットカード

東海道新幹線に安く乗るための基本は、JR東海が運営する「エクスプレス予約」に登録することです。エクスプレス予約は東海道新幹線だけでなく、山陽新幹線の区間も対象です。

エクスプレス予約を利用するためにはクレジットカードの登録が必要となります。どのカードでも利用できますが、以下の2枚(または次の項で説明するJ-WESTカード エクスプレス)を利用するとプラスアルファの特典があります。

東海道新幹線におすすめのクレジットカード2選

東海道新幹線をエクスプレス予約で利用する場合におすすめのカードは以下の2つです。

JR東海エクスプレス・カード

株式会社セディナが発行する「JR東海エクスプレス・カード」には、「EX予約グリーンプログラム」と「ワンダフルプレゼント21」という2種類のポイントプログラムがあります。

JR東海エクスプレス・カード

JR東海エクスプレス・カード
還元率 0.5%
年会費 1000円
発行スピード
国際ブランド
  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
電子マネー
  • iD
  • QUICPay
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード

「EX予約グリーンプログラム」では、エクスプレス予約で東海道・山陽新幹線のチケットを購入して乗車すると、利用区間に応じたポイントをもらうことができます。たとえば東京-新大阪間は90ポイント、名古屋-博多間は130ポイント(いずれも片道)で、600ポイント貯まるとこだま号の利用にあたりグリーン車を利用することができます。

ワンダフルプレゼント21ではショッピング1000円につき1ポイントをもらうことができます。貯まったポイントはさまざまな商品と交換でき、nanacoポイントや楽天スーパーポイントに交換する場合は100ポイントを500ポイントに交換することができます。

「そうだ京都、行こう。」エクスプレス・カード

「そうだ京都、行こう。」エクスプレス・カードも基本的な部分についてはJR東海エクスプレス・カードと同じです。ただし年会費は2倍で、国際ブランドもVISAしか選べません。

「そうだ京都、行こう。」エクスプレス・カード

そうだ京都行こうエクスプレスカード
還元率 0.5%
年会費 2000円
発行スピード
国際ブランド
  • VISA
電子マネー
  • iD
  • QUICPay
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード

「そうだ京都、行こう。」エクスプレス・カードの会員になると、会員限定のイベントに参加することができたり、神社や美術館など提携店で割引を受けることができたりする特典があります。

開催されるイベントの数も多いので、京都が好きな人にとっては年会費が1000円高くなっても選びたくなるカードと言えるでしょう。

東海道新幹線に安く乗る方法3選

エクスプレス予約を利用して東海道新幹線や山陽新幹線に安く乗る方法として、以下の3つを紹介します。

e特急券

e特急券はその名のとおり、新幹線の特急券のみのチケットです。乗車日当日まで予約でき、往復割引乗車券などと組み合わせて利用できます。

たとえば東京・品川-名古屋間の場合、普通車指定席・グリーン車のいずれも780円安くなります。名古屋-博多間では普通車指定席なら1890円、グリーン車なら2540円安くなります(「のぞみ」通常期との差額)。

EX早特

EX早特は乗車日の3日前までに予約することで、のぞみの長距離区間を割引価格で利用できるものです。土休日はさらに安くなります。

たとえば東京・品川-岡山間だと以下のようになります(大人1名片道あたり)。

普通車指定席 グリーン車
平日 1万4400円
(▲2940円)
2万360円
(▲2940円)
土休日 1万4000円
(▲3340円)
1万8700円
(▲4600円)

このほか、21日前までに予約するとさらに安くなる「EX早特21」、「EXグリーン早特」「EXのぞみファミリー早特」などもあります。

ぷらっとこだま

「ぷらっとこだま」はJR東海が販売しているきっぷではなく、「JR東海ツアーズ」という旅行会社が販売するツアー商品です。

通常料金と比べれば安くなりますが、利用できるこだま号の列車・区間が限定されている点や、途中下車ができないなどのデメリットもあるので注意が必要です。

山陽新幹線に安く乗る方法とおすすめのクレジットカード

JR西日本のエリアに住んでいて、主に山陽新幹線に乗車する場合は「e5489(いいごよやく)」を利用するのが基本です。

「e5489」を利用すると山陽新幹線だけでなく、九州新幹線や北陸新幹線、JR西日本・JR四国・JR九州エリアの特急列車などもネットから予約できます。

山陽新幹線におすすめのクレジットカード2選

e5489をおトクに利用するなら、JR西日本が発行するJ-WESTカードから選ぶのがおすすめです。以下、2種類のカードを紹介します。

J-WESTカード「ベーシック」

J-WESTカード「ベーシック」は、ショッピング1000円につき5ポイントのJ-WESTポイントが貯まります。貯まったポイントはSMART ICOCAのチャージに利用することができます。

J-WESTカード「ベーシック」

J-WESTカードベーシック
還元率 0.5%~1.5%
年会費 1000円※年間1回以上の利用で次年度無料
発行スピード
国際ブランド
  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
電子マネー
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード

J-WESTカードの会員になると「J-WESTプレミア・プログラム」に自動で登録されます。山陽新幹線・北陸新幹線を利用して一定の基準を満たすと優遇特典がランクアップし、博多駅と小倉駅にあるプレミアルームを利用できたり、優遇特典対象の会員限定イベントに参加できたりするなどのメリットがあります。

J-WESTポイント優待加盟店で利用するとポイントの倍率は2~10倍になるので、よく利用するお店があるならJ-WESTカードを作るとおトクに買い物ができます。

J-WESTカード「エクスプレス」

J-WESTカード「エクスプレス」と「ベーシック」の基本機能はおおむね同じですが、年会費についてはベーシックが実質的にずっと無料にできるのに対し、エクスプレスは有料です。

J-WESTカード「エクスプレス」

J‐WESTカード「エクスプレス」
還元率 0.5%※1000円で5p、1p=1円
年会費 1000円
発行スピード
国際ブランド
  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
電子マネー
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード

あと、エクスプレスはJR東海のエクスプレス予約を利用するにあたり「グリーンプログラム」の対象となりますが、ベーシックは対象になりません。

山陽新幹線から東海道新幹線をよく利用するのであれば、エクスプレスがおすすめです。

山陽新幹線に安く乗る方法3選

山陽新幹線に安く乗りたい場合は、以下のような方法を知っておきましょう。

eきっぷ

J-WESTカードの会員は、e5489から「eきっぷ」という特急券を購入することができます。紙のきっぷと比べて割引価格が適用されるのでおトクです。

eきっぷとして購入した特急券はみどりの窓口や券売機で受け取ることが必要です。きっぷの受け取り前であれば、当日でも予約の変更ができます。

e早特

eきっぷと同様に、J-WESTカードの会員は「e早特」という特急券を購入できます。eきっぷと違って3日前までに購入する必要があるので、その分だけ価格も安くなっています。

いずれも特急券なので別に乗車券を購入することが必要ですが、乗車券についてはe5489を利用せず、みどりの窓口や券売機で購入しても問題ありません。

バリ得こだま

「バリ得こだま」は、旅行代理店の日本旅行が販売しているツアー商品です。なお、こだま号だけでなくひかり号・つばめ号でも同じ商品があります。

たとえば新大阪-博多間の通常料金(大人1名)は1万5000円ですが、バリ得こだまなら7500円(2019年4月~9月の価格)と半額になります。利用にさまざまな制限はつきますが、とてもおトクなチケットです。

九州新幹線に安く乗る方法とおすすめのクレジットカード

九州新幹線に安く乗る基本は「JR九州インターネット列車予約」と「JQ CARD」の組み合わせです。JQ CARDの会員向けに割引価格で購入できる新幹線の料金プランも用意されています

九州新幹線におすすめのクレジットカード2選

JQ CARDにはたくさんの種類がありますが、その中でもおすすめのカードを2種類、紹介します。

JQ CARD エポス

JQ CARD エポス

JQ CARD エポス
還元率 1.0%※200円で1p、1p=1円
年会費 1250円※2年目以降は年に1回以上の利用があれば無料
発行スピード
国際ブランド
  • VISA
電子マネー
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード

JQ CARDエポスはアミュプラザでの買い物をはじめ、JQ CARDエポス会員優待店を割引価格で利用することができます。また、会員限定のポイントアップサイト「たまるマーケット」を経由すると、Amazonや楽天などのネットショップ利用でもらえるポイントが最大で30倍に増えます。

貯まったポイントはSUGOCA電子マネーに交換することができるので、使い道に困らないというメリットもあります。

JQ SUGOCA ANA

「JQ SUGOCA ANA」はクレジットカードと電子マネーSUGOCAが一体となったカードです。オートチャージもできるので、残高を気にしないで利用できるメリットもあります。

JQ SUGOCA ANA

JQ SUGOCA ANA
還元率 1.0%※200円で1p、1p=1円
年会費 1250円※年間1回以上の利用で次年度無料
発行スピード
国際ブランド
  • JCB
電子マネー
  • QUICPay
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード

カードの利用でJRキューポやマイルが貯まり、貯まったこれらのポイントは相互に交換が可能です。JRキューポはSUGOCAチャージに利用できるので、使うときも便利です。

九州新幹線に安く乗る方法2選

JR九州インターネット列車予約にはさまざまな割引プランが用意されています。ここではそのうちの2つを紹介します。

九州ネット限定きっぷ

JR九州の管轄内で移動する場合には4種類ある「九州ネット限定きっぷ」を利用するとかなり料金が安くなります。

たとえば博多-熊本間の料金は以下のように違います。「早特3」は3日前まで、「早特7」は7日前までの予約が必要です。

通常価格 九州ネットきっぷ 九州ネット早特3 九州ネット早特7 九州ネット早特7(つばめ限定)
5130円 3600円 3000円 2570円 2350円

新幹線往復割引きっぷ

設定された区間について往復で新幹線を利用する場合、その料金が通常料金よりも割引になるきっぷです。

たとえば「北九州市~鹿児島中央」までの料金(大人1名)は通常価格(指定席、小倉から)だと2万4980円ですが、往復割引きっぷなら2万2630円になります。

まとめ

  • 新幹線の料金を安くする基本は、JR各社のWebサービスとクレジットカードを活用すること
  • JR各社が用意している割引料金のプランは複雑かつ豊富なので、しっかり調べて利用すれば料金がかなり安くなることもある
  • クレジットカードはJR各社がそれぞれに合ったものを用意しているが、頻繁に乗らないなら単純に還元率の高いカードを使っても良い