ANAマイルとは?使い方などの基本情報やオススメの貯め方を解説

更新

※価格の表記に関して、特に指定がないもの以外は税抜き表記となっています。

ANAマイルとは?マイルに関する基本的な情報を確認

この記事ではANAマイルとはそもそも何か、貯めることでどのようなメリットがあるのかについて見ていきましょう。

マイルとは?マイルを貯めるには?

マイルとは、飛行機に乗ったり買い物をしたりすることで貯まる、ポイントの一種と考えるとわかりやすいでしょう。一定数のポイントが貯まったら、特典と交換するイメージです。

ポイントといえば楽天ポイント・Tポイントなどが有名ですが、貯めた分をさまざまな使い道でお得に利用できるという点で、マイルもこれらのポイントと同様です。

似たような言葉にマイレージという言葉がありますが、違いはご存知でしょうか?

マイレージ
ポイントプログラムのことを指す
マイル
ポイントそのもの

ANAの場合、「ANAマイレージクラブ」がポイントプログラムにあたり、貯まるポイントがANAマイルです。

マイルを飛行機の利用で貯める場合、

区間基本マイレージ×予約クラス(エコノミー・ビジネス・ファースト)の積算率

によって決まります。

例えばANAの東京―ホノルルの区間基本マイレージは3831マイル、往復で7672マイルです。ファーストクラスは積算率150%のため往復1万1508マイル、エコノミークラス(予約クラスL・Kの場合)は積算率30%のため2302マイルとなります(2019年9月現在)。

一般的に、区間が長距離になるほど、予約クラスが上のクラスになるほど、付与されるマイルは多くなります。

マイルに関する費用について

ポイントプログラムに入会するだけなら、入会費・年会費は不要なことがほとんど。ANAマイレージクラブでも、クレジット機能のない会員証であるANAマイレージクラブカードは、無料で発行してもらえます

しかしマイルをより多く貯めていくなら、クレジット機能のついたカードを利用するのが有利。なぜならマイレージに関する独自の特典があるためです。

例えば、ANAカードでANA便を利用すると割増ボーナスマイルがもらえます。区間基本マイレージ・クラス・運賃倍率に応じたフライトマイルとは別に、ANAカードで支払った方が限定でもらえるマイルです。割増ボーナスマイルはANAカードのランクによって、以下のように定められています。

ANA一般カード 区間基本マイレージ・クラス・運賃倍率の10%
ANAワイドカード 区間基本マイレージ・クラス・運賃倍率の25%
ANAゴールドカード 区間基本マイレージ・クラス・運賃倍率の25%
ANAカードプレミアム 区間基本マイレージ・クラス・運賃倍率の50%

よって、多くのマイラー(マイルを貯める取り組みをしている人のこと)は、クレジット機能のあるANAカードなどを利用するというわけです。クレジットカードの場合は年会費がかかるため、自分に合うカードを選ぶことが大切です。

ANAマイルの基本的な情報

ANAマイルの交換先は特典航空券だけに限られず、さまざまな特典に交換できるのもメリット。交換先のひとつに、ANA SKYコインがあります。

1マイル=1コインで交換でき、航空券・パッケージツアーの支払いに充当することができます。少額のポイントでも支払いに利用できるため、使い勝手の良さがメリットです。

また楽天スーパーポイント・nanacoポイントなど、他社のポイントに交換することもできます。おすすめの交換先の詳細はのちほど解説します。

ANAマイルの有効期限は、付与から3年間と決まっています。新たなマイルを取得しても、古いマイルの有効期間は上書きされずそのままです。期限切れになる前に有効に活用しましょう。マイル残高・有効期限については、ANAの会員ページにログインすれば確認できます。

ANAマイルと他のマイルを比較|ANAマイルは「貯めやすく」「使いやすい」

ANAマイルと同じくらい有名なマイルといえばJALマイルです。似たような存在と思う方もいるかもしれませんが、いくつかの違いがあります。総合的に見るとANAマイルのほうが貯めやすく、使うのにも便利です。ここでは、ANAマイルが貯めやすく使いやすい理由を紹介していきます。

ANAマイルの特徴

アライアンスの比較ではANAのほうが加盟社数は多い

ANAをはじめとしたほとんどの航空会社は「アライアンス」という同盟に加入しており、同じアライアンスに加入している別の航空会社を利用することでも、マイルを貯めることができます。
ANAは「スターアライアンス」に加盟しているため、スターアライアンスに加盟している航空会社を利用することでもANAマイルを貯めることができます。スターアライアンスに加盟している航空会社の数は28社です。

一方でJALは「ワンワールド」に加盟していますが、航空会社の数は13とスターアライアンスの半分ほど。ANAマイルのほうが航空会社の選択肢が多く、貯めやすくなっています。

それぞれのアライアンスに加盟している航空会社を、以下でご紹介します。

スターアライアンス加盟航空会社名 ワンワールド加盟航空会社名
ルフトハンザドイツ航空(ドイツ) アメリカン航空(アメリカ)
エア・カナダ(カナダ) ブリティッシュ・エアウェイズ(イギリス)
ユナイテッド航空(アメリカ) キャセイパシフィック航空(香港)
タイ国際航空(タイ) フィンエアー(フィンランド)
中国国際航空(中国) イベリア航空(スペイン)
アシアナ航空(韓国) LATAM航空(チリ・ブラジル)
シンガポール航空(シンガポール) マレーシア航空(マレーシア)
スカンジナビア航空(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー) カンタス航空(オーストラリア)
ニュージーランド航空(ニュージーランド) カタール航空(カタール)
オーストラリア航空(オーストラリア) ロイヤルヨルダン航空(ヨルダン)
LOTポーランド航空(ポーランド) S7航空(ロシア)
アドリア航空(スロベニア) スリランカ航空(スリランカ)
クロアチア航空(クロアチア) JAL(日本)
TAPポルトガル航空(ポルトガル)
南アフリカ航空(南アフリカ共和国)
スイス インターナショナル エアラインズ(スイス)
ターキッシュ エアラインズ(トルコ)
エジプト航空(エジプト)
ブリュッセル航空(ベルギー)
エーゲ航空(ギリシア)
エチオピア航空(エチオピア)
アビアンカ航空(コロンビア)
コパ航空(パナマ)
深圳航空(中国)
エバー航空(台湾)
エア・インディア(インド)
ANA(日本)

他のポイントをANAマイルに交換しやすい

ANAマイルの貯め方はいくつかあり、大きく分けるとフライトで貯める方法・買い物で貯めたポイントをANAマイルに交換する方法の2種類です。

ANAマイルへ交換する方法は豊富なため、ほとんどのポイントは最終的にANAマイルに交換することができます。使い道が特に決まっていないポイントも、うまく交換していくことでANAマイルに活用することが可能です。

ANAマイルに直接交換できるポイントとして、以下の例があります。

  • 楽天スーパーポイント
  • Tポイント
  • メトロポイント
  • TOKYU POINT
  • nimocaポイント
  • nanacoポイント

ANAマイルは有効期限を延長するのが簡単

ANAマイルが使いやすい理由として、マイル期限を延長するのが比較的簡単という点が挙げられます。ポイントプログラムで、有効期限が迫っているのに特に使い道がないため失効した・不本意な使い方をしたという方もいるのではないでしょうか。有効期限を延長しやすいとなれば、自分の好きなタイミングで利用しやすいですね。

JALマイルの場合、JMB会員・JGCプレミア会員などになることで、保有マイルを無期限にすることが可能です。しかしこれらは上級会員であり、入会するには年間に多くの搭乗回数が必要です。多くの方にとって必ずしも簡単な方法ではないでしょう。

上級会員以外では、eJALポイントという、ANAでのANA SKYコインに該当するようなポイントに変更して延長することもできます。eJALポイントにすれば、1年間延長可能です。

ANAマイル延長方法としては、以下の2つが代表的です。

  • ANA SKY コインに交換(1年間延長)
  • 他社ポイントに交換してからANAマイルに戻す

もっとも手軽なのはANA SKYコインへの交換で、1年間の延長が可能です。マイルと違って1コインから利用できるので、細かいポイントも有効活用できます。ただし、コインからマイルに再び戻すことは不可能です。

他社ポイントから再びANAマイルに交換する方法では、新たなマイル期限が付与されるので3年間延長できます。ただしマイルに戻すときにポイントが大幅に目減りするのが悩みどころ。楽天スーパーポイント・Tポイントなどにも交換できますが、再びANAマイルに戻すときに半減してしまいます。

<ANAマイルに交換する際のレートの代表例>

楽天スーパーポイント 2ポイント→1マイル
(50ポイント以上・2ポイント単位)
Tポイント 500ポイント→250マイル
(500ポイント以上・500ポイント単位)
nanacoポイント 500ポイント→250マイル
(500ポイント以上・500ポイント単位)

他社ポイントへの移行でもっともおすすめなのは、ソラチカカードを保有しながらメトロポイントに移行すること。ANAマイル→メトロポイントは、1マイル→1ポイントで等価交換可能です。

メトロポイント→ANAマイルに戻すときにソラチカカードがあれば、メトロポイントからANAマイルへ90%のレートで交換できます

10%分は目減りすることになりますが、他のポイントと比べれば非常に有利なレートです。またメトロポイントは2年間貯めておけるため、マイルの3年間とあわせれば合計5年間延長できます。

結論として、ANAマイルはJALマイルと比較して、アライアンスの数が多くて貯めやすく、期限を延長するのも簡単です。さまざまなエアラインを利用する方、マイルを3年以上など長期間貯めて好きなタイミングで使いたい方なら、ANAマイルがおすすめです。

ANAマイルの使い方|交換先の一覧や必要マイル数

ANAマイルにはさまざまな使い道があります。おすすめの交換先や、必要なマイル数について見ていきましょう。

ANAマイルの交換先一覧

貯めたマイルの主な交換先は以下のとおりです。

  • 特典航空券
  • 座席のアップグレード
  • ANA SKY コイン
  • ANA利用券
  • 現金に交換
  • 他社ポイント・電子マネーへ交換
  • マイルで投資

ANA利用券は、航空券・宿泊・機内販売などで利用できるギフトカードです。1万マイル=1万円相当のANA利用券に交換できます。色々な支払いに使えるのは便利ですが、1万マイルとまとまった単位でないと交換できないのがデメリットです。

現金交換は直接できるわけではなく、他社のポイントに変えてから現金にする方法となります。具体的にはTポイントに交換し、その後ジャパンネット銀行に振り込む手順です。ANAマイルをTポイントにする際に半減し、さらにジャパンネット銀行への振り込みでは、15%相当のTポイントが手数料として取られます。交換レートが不利なので、あまりおすすめの方法ではありません。

他社ポイントはTポイント以外に、nanacoポイント・楽天スーパーポイントに交換できます。また、スターバックスカードなどの電子マネーも選べます。他社ポイント・電子マネーは、1万マイル単位での交換となり、等価交換に制限があることに注意が必要です。等価交換できるのは年間2万マイルまでで、3万マイル以降は50%のレートになります。

このルールは各社共通です。例えば1万マイルをTポイント、1万マイルをnanacoポイントに交換したら、次の1万マイルは交換先がどこであっても50%になってしまいます。等価交換をするには、次の年度を待たなくてはなりません。

またANAはマイルで投資するサービスを、日本で初めてスタートしました。具体的には、「トラノコ」というアプリを利用することで、ひと月あたり1000マイルを投資することができます。交換レートは50%なので、1000マイルが500円分として投資されます。

このように、ANAマイルには複数の交換先がありますが、交換レートが不利であったり制限があったりすることも。

ここからは多くの方が利用する、特典航空券や座席アップグレードの必要マイル数について解説します。

特典航空券の必要マイル数

ANAの特典航空券は、区間・利用シーズン・利用クラスによって変動します。遠距離になるほど、ハイシーズン(観光が盛んで人気の時期)に利用するほど、上の座席クラスになるほど必要なマイル数が増える仕組みです。

国際線

具体的な例として、東京―ハワイ間のレギュラーシーズン(通常時期)で見ていきましょう。座席クラスによって、必要なマイル数は以下のとおりです。

エコノミー 4万マイル
プレミアムエコノミー 5万8000マイル
ビジネス 6万5000マイル
ファースト 12万マイル

いずれも1人分・往復でのマイル数です。エコノミーでも、数万マイルが必要となることがわかります。ファーストクラスになると10万マイルを超えます。

ハワイよりも遠距離のニューヨーク・パリ・フランクフルトなどは、より多くのマイルが必要となります。総合すると、国際線の特典航空券に交換するには、数万~10万マイル以上が必要です。

国内線

上記と同じくレギュラーシーズンの場合、東京―札幌路線では片道7500マイル、東京―沖縄では9000マイルが必要です。これより短い路線ならその分必要マイル数は少なくなります。

国内線は国際線より距離が短い分、片道数千マイルほどで特典航空券に交換できます。ある程度まとまったマイル数が必要とはいえ、国際線に比べればやや利用しやすいでしょう。

座席のアップグレード

東京―ハワイ路線でのアップグレードに必要マイル数は、エコノミー・プレミアムエコノミー→ビジネスクラスでは2万マイル、ビジネス→ファーストでは3万5000マイルです。

座席のアップグレードは特典航空券よりも必要なマイル数が少なく、片道から使えるのもメリット。ただし航空券自体は料金を支払って入手しておく必要があります。

なおアップグレードに関して、エコノミーやプレミアムエコノミーからファーストクラスにすることはできません。

ANAマイルは効率的に貯めることが大切

ご覧いただいたように、特典航空券や座席のアップグレードのためには、大量のマイルが必要となります。よって効率的に貯めていかないと、いつまで経っても交換できない状態になってしまうことも。

おすすめなのは、クレジットカードをうまく活用する方法です。次の章で詳しく解説します。

ANAマイルの貯め方|おすすめのクレジットカードや貯める方法

ANAマイルを効率的に貯めていくには、クレジットカードの利用が不可欠です。ここでは、ANAマイルを貯めるのに向いているおすすめのクレジットカードや、利用するコツを解説します。

クレジットカードの選び方

ANAマイルを貯めるのに適したクレジットカードは、やはりANAカードです。他社クレジットカードのポイントをANAマイルに交換する方法もありますが、ANAマイルに交換するレートが不利なことが多いです。

ワールドプレゼント(三井住友カード) 1000円=1ポイント→3マイル
Oki Dokiポイント(JCB) 1000円=1ポイント→3マイル

三井住友やJCBの場合、およそ333円の支払いで1マイル獲得という計算であり、マイル還元率は0.3%です。これに比べてANAカードであれば、最低でも0.5%で、1%以上にすることもできます。

なおアメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブカードなどのポイントは、等価交換できますが、年会費がかなり高額になります。

JALカードと違い、ANAカードでのショッピングに関してはまずポイントとして貯まることは覚えておきましょう。1000円ごとに1ポイントが貯まります。

ポイントからマイルにするには、主に5マイルコースと10マイルコースがあります。10マイルコースのほうが交換レートは有利ですが、移行手数料として5000~6000円かかることに注意が必要です。

コース種類 交換レート 移行手数料
5マイルコース 1ポイント→5マイル 無料
10マイルコース 1ポイント→10マイル 5000~6000円

ANAマイルを貯めるのにおすすめのクレジットカード

ANAマイルを貯めやすい、おすすめのカードを2つご紹介します。

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)

ANA To Me CARD PASMO JCB
還元率 0.5%
年会費 2000円
発行スピード 記載なし
国際ブランド
  • JCB
電子マネー
  • PASMO
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード
入会ボーナスマイル 1000マイル
継続ボーナスマイル 1000マイル
フライトボーナスマイル 区間の基本マイレージ・クラスの10%相当
海外旅行傷害保険 最高1000万円(自動付帯)
国内旅行傷害保険 最高1000万円(自動付帯)
その他の特典
  • メトロポイントを90%のレートでANAマイルに交換可能
  • 東京メトロに乗車するとポイントが貯まる
  • PASMO定期券機能を搭載できる

ソラチカカードは、ANAカードにPASMOの機能が加わったカードです。年会費が安めで、初年度は無料のため、お試しに持つのにもおすすめです。

ソラチカカードの最大の特徴は、メトロポイントからANAマイルへ、90%もの高レートで移行できることです。他のポイントでは半減することが多く、ここまでの高レートは見当たりません。

ところで、フライトではなくショッピングなどでマイルを獲得する人を「陸マイラー」と呼びますが、陸マイラーからの人気が高いのがこちらのカードです。なぜこのカードを愛用するかというと、さまざまなところで集めたポイントをメトロポイントへ集約し、最終的にANAマイルへ交換するのにレートが有利だからです。

ポイントサイトやアンケートサイトなどを活用してポイントを集め、年間で20万マイル以上を獲得する陸マイラーも少なくありません。もちろんショッピングで貯めたポイントもANAマイルに交換可能です。陸でANAマイルを貯めるのに活躍するカード、ぜひチェックしてみてください。

ANAカード(ワイドゴールドカード)

ANAカード(ワイドゴールドカード)

ANAカード(ワイドゴールドカード)
還元率 1.0%
年会費 1万4000円
発行スピード 記載なし
国際ブランド
  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
電子マネー
  • iD
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード
入会ボーナスマイル 2000マイル
継続ボーナスマイル 2000マイル
フライトボーナスマイル 区間の基本マイレージ・クラスの25%相当
海外旅行傷害保険 最高5000万円(自動付帯)
国内旅行傷害保険 最高5000万円(自動付帯)
その他の特典
  • 空港ラウンジの無料利用
  • ビジネスクラス・チェックイン
  • マイル移行手数料が無料

陸でも空でも積極的にマイルを貯めたい方に向いている、ゴールドランクのANAカードです。一般ランクに比べて入会・継続ボーナスマイルやフライトボーナスマイルの条件が有利で、よりマイルを多く貯めることができます。

ゴールドカードであるため、空港ラウンジ無料利用などの特典も充実。ショッピングでもフライトでも多くのマイルが欲しい方におすすめです。

まとめ

  • ANAマイルは他のマイルより貯めやすく使いやすいのが特徴
  • 特典航空券などに交換するには多くのマイルが必要
  • フライトマイルだけでなくANAマイルを貯めやすいクレジットカードの活用も必要
  • 日常での支払いもクレジットカードで行うなど、陸マイラーとしての貯め方もおすすめ