年収400万円の僕がマイルを貯めて親に海外旅行をプレゼントした話

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菊地 誠

飛んでいる飛行機

※価格の表記に関して、特に指定がないもの以外は税抜き表記となっています。

マイルがあることのメリット

マイルで行ける海外旅行先

『両親に海外旅行をプレゼントする』

昔のように海外旅行が特別なものではなくなった今も、そのハードルは高い。往復の航空券や宿泊費、飲食費など、どんなに安く見積もっても一人当たり10万円は超えるだろう。(両親にバックパッカーのような節約旅行を強いれば別だが……)

両親の旅費だけでも20万円以上、自身も同行するなら30万円はくだらない。これでは、なかなか手が出ないのは当然だ。

しかし僕は今年の夏、両親にタイ旅行をプレゼントするという念願の夢を叶えることができた。年収400万円の僕が、だ。

そのために特段、生活を切り詰めて節約したりお金を貯金したりしたわけではない。では、なぜできたのか。それは母と父2人分の航空券をたった3万5520円で購入できたからだ。

約1年で貯めたマイルを使って両親と海外旅行へ

マイルで航空券を入手した画面  

僕のやったことといえば、普段の買い物や家賃、光熱費などをJALやANAといった航空会社(提携)のクレジットカードで支払うようにしたことだけ。つまり、航空会社のクレジットカードを使うことで貯まるポイント「マイル」を利用して、航空券を格安で入手したのである。

そもそもマイルってなに?

マイルとは、大手航空会社が提供するポイントサービスのことで、航空券などに交換できるポイントだ。本来のマイルは、飛行機に乗った距離によって付与されるポイントだから、飛行機に乗らなくては貯めることのできない。しかし航空会社のクレジットカードを利用すれば、100円でポイントの代わりに1マイル貯めることができる。

そう聞くと、「要するに100円で1ポイント貯まる還元率1%のクレジットカードでしょ。航空券分を貯めるのに何年かかるんだよ……」と思う人もいるだろう。

たしかに、タイの往復航空券が10万円だとした場合、1%の還元率では、クレジットカードで1千万円も決済をしなくては貯まらない計算になる。しかし、これは1マイル=1円の価値だった場合の話だ。

マイルは使い方によって価値が変わる!

JALの飛行機

一般的なクレジットカードのポイントと航空会社のクレジットカードのポイント(マイル)の違いは、その価値にある。前者は『1ポイント=1円』に設定されているものが多いが、後者のマイルは使い方や使う時期によって価値が大きく変わるのだ。場合によっては、『1マイル=16円』となることだってある。

航空会社のクレジットカードで貯まるマイルに関していえば、還元率が10%を超えるケースだって珍しくはない。

航空券だけじゃない!マイルは高級家電や商品券とも交換できる!

マイルは、航空券のほかにもJALならユニバーサル・スタジオ・ジャパン®の1デイ・スタジオ・パスや高級バッグ、ANAなら時計や家電といったものにも交換できる。しかし、還元率は1%前後にとどまる場合が多く、旨味はあまりない。やはりオススメは航空券との交換だ。どれくらいお得なのか具体的にみていこう。

たとえば、JALで8月にハワイのホノルルへ行く場合、

JALでハワイのホノルルに行くときの航空料金

普通に現金で支払おうとすると片道だけでも14万円かかる。

しかし、この航空券をマイルと交換すると、

JALでハワイのホノルルに行く場合の必要マイル数

必要なのは48,000マイルと約1万9000円となる(税金はマイルで支払えないので、1万9000円はかかる)。つまりマイルを使って、東京からホノルルまでの航空券を入手する場合、1マイルあたり2.9円の価値となるのだ。

ホノルルにマイルで行く場合の1マイルあたりの価値

100円で1マイル貯まるから、クレジットカードとしての還元率は2.9%程度。悪くはないがマイルの還元率としてはかなり低い。

今度は、行き先を変えてパリでシミュレーションしてみよう。

日本からパリ、ハワイへの移動時間

移動時間も12時間を超えるので、贅沢をしてファーストクラスで行ってみる。

JALでパリに行く場合の料金

席をグレードアップして移動距離も伸びた分、片道130万円ちかくと高額になった。とてもじゃないが、年収400万の僕では手が届かない。

では、これをマイルで入手しようとした場合どうなるだろう。

JALでパリに行く場合の必要マイル数

マイルなら、80,000マイルと2万1370円(税金など)で行くことができる。

パリにマイルで行く場合の1マイルあたりの価値

そして1マイルあたり16円の価値となることもわかった。クレジットカードの還元率でいえば16%となる。これは驚異的な数字といえるだろう。

マイルを貯めるのは難しいことじゃない!

「マイルの価値と航空券に交換した方が得なのはわかったけど、貯めるのに時間がかかるんじゃないの?」

もっともな疑問だと思う。しかし、計算してみると意外と時間はかからない。下の図は、家賃や光熱費、買い物の支払いを全てJALカードを使った場合のシミュレーションだ。

1か月あたりのマイル貯まり方

これら全てを航空会社系のカードで支払った場合、1ヶ月で1,900マイル、1年なら22,800マイル、3年で68,400マイルと貯まっていく。ホノルルまでの航空券ならおよそ2年、東京から沖縄までの航空券なら3ヶ月半で貯めることが可能だ。

この期間を長いと感じるかどうかは人それぞれだ。しかし、節約するわけでもなく普段通りの生活を続けながら、支払いを航空会社のクレジットカードにするだけで親孝行ができる。そう考えれば、一考の余地はあるのではないか。もちろん両親に限らず、恋人や友人、我が子へのプレゼントだって良いだろう。

ここでは、マイルを貯めることを、ただポイントを貯めることではなく、大切な人と思い出をシェアするキッカケ作りと捉えると決して高いハードルではないはずだ。

大切な人との思い出作りのキッカケにマイルを貯めてみる

  マイル旅行の思い出

実際、僕が両親に海外旅行をプレゼントしようと思ったのも、マイルが貯まっていたからだった。

高所得とはいえない著者にとって、なんの用意もなく両親に旅行をプレゼントするのはハードルが高い。ましては海外旅行なんて夢のまた夢だったであろう。

そもそもマイルを貯めていなかったら、両親に旅行をプレゼントしようなんて考えなかったかもしれない。

たしかに、ほかのクレジットカードの方が使い勝手も良く、日常生活のなかでお得に活用できるかもしれない。でも一生の思い出にはならないはずだ。お得に家電製品が買えた喜びは、数年後には忘れてしまうだろう。でもマイルを貯めて行った旅行の思い出は、一生記憶に残る貴重な体験となるだろう。

大人になった今、我々には両親と過ごす時間は限られている。「仕事が忙しい」「帰省する時間なんかない」と、両親と顔を合わせることはおろか、どこかへ一緒に出かける機会も少ない。マイルでも貯めなければ、家族旅行へ行くキッカケはそうそう訪れないのではないだろうか。

最後に

繰り返しになるが、あなたは自分がクレジットカードのポイントで得をした瞬間を覚えているだろうか。覚えていてもせいぜい数回程度だろう。しかし、大切な人と旅をした思い出は、一生記憶に残る。言葉の通り、生涯の宝物となるのだ。

この記事を読んだあなたも、これを機にマイルを貯めてみるのはいかがだろうか。近い将来、マイルを貯めててよかったと思える日が、あなたにも来るかもしれない。

JALでマイルをためて親孝行する

この記事を書いた人

菊地 誠Webライター

自社メディア事業を手がける西新宿のデジタルマーケティング企業、株式会社キュービックのPR担当。支払いはほとんどクレジットカード。タイでドリアン畑をやってます。