ローソンで使いたいおすすめのクレジットカード4枚を比較
クレジットカードの中には、ローソン(ナチュラルローソンやローソンストア100を含む。以下同)で使うとお得になるものがあります。ローソンを利用する機会が多い方はこの機会にぜひ検討してみてください。
クレジットカードの選び方
ローソンをよく利用する方が店頭で使うクレジットカードを選ぶときは、還元率と貯まるポイント(の種類)の2点を意識しましょう。
キャンペーンの影響でもらえるポイントには大きな開きがあり、中には一定の条件がそろうと最大で12.0%もの還元が受けられるものもあります。また、もらえるポイントの種類を意識しておくと、ポイントが分散しないのでよく貯まり、使いやすくなります。

なお、ポイントはコード決済アプリで使えることが多いので、クレジットカードとうまく併用することを検討してみてください。
ローソンPontaカード、dカード、au PAY カードを比較
2020年6月時点において、ローソンをよく使う方が有力な候補として検討すべきクレジットカードは以下の4枚といって差し支えないでしょう。そこで、まずこれらのカードを紹介します。
ローソン Ponta プラス | ローソンPontaカードVisa | dカード | au PAY カード | |
---|---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料※3 |
ポイント | Pontaポイント | Pontaポイント | dポイント | Pontaポイント |
ローソンでの還元率 | 4.0%※1 | 2.0%※2 | 5.0% | 最大12.0% |
ローソン以外での還元率 | 0.5% | 0.5% | 1.0% | 1.0% |
国際ブランド | Mastercard | VISA | VISA/Mastercard | Mastercard |
※1 2020年6月末まで。7月以降については以下を参照
※2 Apple Payに設定して利用する場合は計算方法が変わります
※3 au PAY カードに登録しているau IDに紐付くau携帯電話などの契約がなく、かつ所定の基準日から1年間カード利用がない場合は1250円
ローソン Ponta プラス
ローソン銀行が発行する「ローソンPontaプラス」は、クレジット機能付きのローソンPontaカードです。年会費は無料で、リクルートのポイントプログラムである「Ponta」の会員証を兼ねています。
Mastercard加盟店ならどこでも利用でき、200円(税込)につき1ポイント(Pontaポイント)が付与されますが、ローソンで利用する場合は100円につき4ポイントになります。1ポイント=1円相当なので、還元率にすれば4.0%です。
ただし、付与されるポイントのルールは以下のスケジュールで変更されます。2020年11月以降は還元率が大きく下がるので注意してください。
- 2020年6月30日まで
100円につき4ポイント(4.0%) - 2020年7月1日~7月6日
100円につき2ポイント(2.0%) - 2020年7月7日~10月31日
200円につき8ポイント(4.0%) - 2020年11月1日以降
0時~15時59分までの利用分:200円につき2ポイント(1.0%)
16時~23時59分までの利用分:200円につき4ポイント(2.0%)
ローソンで利用する場合は「au PAY」の支払い元として設定すれば、その支払いについても200円につき1ポイントが付与されるのでさらに還元率が高まりますし、貯まったポイントもローソンで使うことができて便利です。
なお、ローソンでのポイントは1回の会計ごとに計算されます。そのため、100円(200円)未満の金額は毎回切り捨てられるので注意してください。ローソン以外での利用については前々月16日~前月15日までの利用分がまとめて計算されます。
ローソンPontaカードVisa
「ローソンPontaカードVisa」はクレディセゾンが発行するクレジットカードです。JMB(JALマイレージバンク)機能が搭載された「JMBローソンPontaプラス」もあり、いずれも年会費は無料です。
基本の還元率は1000円(税込)につき5ポイントなので0.5%ですが、ローソンでの利用についてはショッピング100円につき2ポイント(2.0%)がもらえます。もらえるポイントは永久不滅ポイントではなく、こちらもPontaポイントとなります。
ローソンで利用する場合、2020年11月以降はローソンPontaプラスよりこちらの方がやや還元率が高くなります(時間帯によるポイント付与の違いがないので)。その他は国際ブランドとJMB機能しか違いがありません。
dカード
dカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- 前年度一度でも利用することで年会費無料
- 特約店の利用で還元率アップ。スターバックス3倍、マツモトキヨシ2倍
【ご入会&各種設定&エントリー&ご利用で合計最大8,000dポイント(※期間・用途限定)】
- 毎月のドコモ料金をdカード払いにすると1000ポイント進呈
- 入会の翌々月までのショッピング利用で25%ポイント還元(最大5000ポイント)
- 「こえたらリボ」「キャッシングリボ」の設定で2000ポイント進呈
- 街のお店でも1ポイント=1円相当として使用可能
- 2019年10月(9/16入会)よりdカード年会費が永年無料に変更
dカードはNTTドコモが発行するクレジットカードで、基本の還元率は1.0%です。年会費は永年無料となっています。
dカードをローソンで利用すると、以下の還元を受けることができます。合計で5.0%になります。
- dカード決済で3%オフ
- dカード決済で100円(税込)につき1ポイント(1.0%)還元
- dカード・dポイントカード提示で100円につき1ポイント(1.0%)還元(ローソンストア100では200円につき1ポイント)
貯まるポイントはPontaポイントではなくdポイントになりますが、Pontaポイントにも等価で交換できますし、カードの請求金額に充てたり「d払い」で利用したりするなどさまざまな方法で使えます。
ローソンPontaカードと比べた場合、ローソン以外で利用する場合はこちらの方が還元率が高いので、他の場所でのカード利用が多いならdカードの方が有利になることもあるでしょう。
au PAY カード(旧au WALLET クレジットカード)
au PAY カード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- au IDが無効となったときなど一部ケースで年会費1250円がかかる
2020年6月1日より、ローソンでの買い物についてKDDIの発行するクレジットカード「au PAY カード」で支払うと、最大で12.0%の還元が受けられるキャンペーン(生活応援企画)が行われています(終了時期は未定)。
受けられる還元はカードの利用日とau利用者なのかどうかによって、以下のように異なります。すべての条件がそろうと最大で12.0%となります。
au利用の有無 | 利用日の違い | キャンペーンによる還元 | Pontaカード提示 | au PAY カードによる支払い | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
au利用者 | 通常日 | 4.0% | 1.0% | 1.0% | 6.0% |
三太郎の日※ | 10.0% | 12.0% | |||
au利用者以外 | 通常日 | 4.0% | 6.0% | ||
三太郎の日※ | 7.0% | 9.0% |
※ 毎月3日、13、23日のこと
なお、au PAY カードがなくてもコード決済アプリである「au PAY」を使えば、Pontaカード提示によるポイントとあわせて5.0~8.0%の還元が受けられます。
au PAY カードは、au PAY カードに登録しているau IDに紐付くau携帯電話などの契約がなく、かつ所定の基準日から1年間カード利用がない場合は1250円の年会費がかかるので、付帯サービスなど他の点も総合的に考慮して入会するかどうかを決めるのがおすすめです。
その他、ローソンでおすすめのクレジットカード
以上の他にも、ローソンで利用するともらえるポイントがアップするカードがあります。以下ではそうしたカードを3枚、紹介します。
リクルートカード | 三井住友カード | エポスカード | |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 1250円※1 | 無料 |
もらえるポイント | リクルートポイント | Vポイント | エポスポイント |
ローソンでの還元率 | 1.2% | 2.5% | 1.5%※2 |
ローソン以外での還元率 | 1.2% | 0.5% | 0.5% |
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB | VISA/Mastercard | VISA |
※1 ネット申込で初年度無料
※2 「選べるポイントアップショップ」にローソンを指定した場合
リクルートカード
リクルートカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- 新規入会で4000円分のポイントプレゼント
- 初めてのカード利用で2000円分のポイントプレゼント
- 携帯電話料金の支払いで4000円分のポイントプレゼント
- 期間限定ポイント、サイト限定ポイントあり
- 家族カード年会費:無料
リクルートカードは株式会社リクルートが発行するカードです。還元率は年会費無料のカードの中では高水準の1.2%に設定されています。
リクルートカードの利用で貯まるポイントはPontaポイントなので、ローソンで使いやすいです。ローソンで使うとポイントがアップする特典はありませんが、基本の還元率が高いので、ローソンをよく利用するけれども他での利用も多いという方は、どこで使っても同じように還元率が高いリクルートカードのようなカードの方が向いているかもしれません。
オンラインモール「ポンパレモール」を利用した買い物は3.0%が加算されて還元率は4.2%となりますし、じゃらんでの宿泊予約は3.2%が還元されます。これらのサービスを上手に使えば、ポイントをたくさん貯めることができるでしょう。
三井住友カード
三井住友カード(旧クラシックカード)
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
おすすめ高還元率情報
- 新規ご入会&Vpassアプリログインで利用金額の20%キャッシュバック【最大12000円】
- With Cashless キャンペーン第2弾(2020/10/1~2020/12/31)
- 【セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドでのご利用】ポイント5倍
- インターネット入会で初年度年会費無料
三井住友カード株式会社の発行するもっともベーシックなカードが「三井住友カード」です。
基本の還元率は0.5%とやや低めですが、ローソン・セブン-イレブン・ファミリーマート・マクドナルドでの利用はいつでもポイントが5倍(2.5%)になります。
三井住友カードの利用で貯まるポイントは「Vポイント(旧ワールドプレゼントのポイント)」で、Pontaに交換することが可能です。ただし、Pontaポイントに交換する場合のレートは1ポイント=0.8Pontaポイントなので、還元率は2.0%に下がります。他の商品やサービスに交換する方が有利なこともありますので注意してください。
エポスカード
エポスカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- ネットショッピングで2〜30倍(「たまるマーケット」経由)
エポスカードの還元率は0.5%とやや低めですが、年会費無料なのに付帯サービスが充実している点が特徴です。
エポスカードには「選べるポイントアップショップ」という仕組みがあり、300以上もあるショップから好きなところを選んで登録すると(3つまで)、登録した日からもらえるポイントが最大で3倍(1.5%)になります。そのショップの中にローソンの他、セブン-イレブンやファミリーマート、セイコーマートなどのコンビニが含まれています。
エポスカードはポイントでの還元を受けられるだけでなく、全国の飲食店や遊園地、カラオケなどの店舗でも割引を受けられるところが多数あります。トータルでお得なカードを選びたいのであれば検討すべきカードといえるでしょう。
ローソンでクレジットカードを使うにあたり知っておきたいこと
ローソンで積極的にクレジットカードを使うなら知っておきたいことがいくつかあります。カードで支払うことができないものもあるので、あらかじめ把握しておきましょう。
ローソンで買い物をするとポイントが貯まる「Ponta」とは?
ローソンでは、株式会社リクルートが運営する「PontaWeb」の会員になり、買い物のときに会員証を提示すると、ショッピング100円につき1ポイント(Pontaポイント)が付与されます。

そのため、店頭で会員証を提示し、クレジットカードで支払うと2重にポイントをもらえます。Ponta以外のポイントが貯まるカードを使う場合は、Pontaポイントとそのカードのポイントが別々に貯まりますが、ポイントはまとまった方が便利なので、ローソンを積極的に使うならポイントをPontaに交換しても良いでしょう。
ローソンで使えるクレジットカードとは?
ローソン公式サイトには、以下に掲げるすべての国際ブランドが利用可能と説明されています。そのため、クレジットカードが破損していたり利用限度額を超えたりしていない限り、すべてのクレジットカードが支払いに利用できます。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
- 銀聯(ぎんれん)
- DISCOVER
ただし、以下のものをクレジットカードで支払うことはできませんので注意してください。
- テレホンカード類
- バスカード・各種乗車券・回数券
- 各種商品券
- QUOカード
- 切手・ハガキ・印紙
- 一部のLoppi取次サービス
- 公共料金・収納代行票での支払い
ローソンでクレジットカードを使ううえでの注意点
ローソンでクレジットカードを利用するうえでは以下の3点に注意してください。ただ、コンビニでの買い物は少額であることが大半なので、実際にこれらが問題になることはほとんどないでしょう。
- 支払回数は1回のみ
- 1万円以上の買い物ではサインまたは暗証番号の入力が必要
- 複数のクレジットカードを併用することはできない
ローソン店頭でのクレジットカードの使い方
ローソンでカード払いをするときは店員さんに「(クレジット)カードで」と告げ、レジにある端末に差し込むか(ICチップ搭載カードの場合)、カードをスライドさせて(磁気カードの場合)支払います。
また、Apple PayやGoogle Payに登録したカードも使うことができます。iPhoneやApple Watchでは、WalletにPontaカードが追加されている場合は「Apple Payで」と伝えて1度タッチするだけで、ポイントの付与と支払いが完了します。
まとめ
- ローソンPontaプラスの還元率は高いが、2020年11月以降は低下する
- dカードやau PAY カードもローソンでの還元率が高いので、還元率重視ならおすすめ。ただし、ローソン以外でのカード利用も含めて検討すべき
- ローソンではすべてのクレジットカードが使えるが、クレジットカードで支払うことができないものもあるので注意が必要