クレジットカード更新に事前準備は必要?知っておきたい4つの注意点

更新

クレジットカードの更新

クレジットカードを持つと必ず更新時期がやってきます。初めてクレジットカードを持った人なら、

「更新時期に何をすればいいの?」
「そもそも自分は更新できるの?」

と不安になる人もいるのではないでしょうか。今回は、クレジットカードの更新について、更新の基礎知識と更新時の注意点、やっておくべきことをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

※価格の表記に関して、特に指定がないもの以外は税抜き表記となっています。

クレジットカードの更新手続きでやるべきことは?

クレジットカードはキャッシュカードなどとは違い、有効期限があります。有効期限がくれば、新しいカードが発行されます。このとき、利用者である私たちは何かするべきことがあるのでしょうか?

基本的にやることはない!

まず知っておいてほしいことは、クレジットカードが更新されるとき、基本的に利用者はやることはない、ということです。カード会社に連絡するなど、手続きも必要ありません。

新しいカードは送られてくる

新しいカードは、クレジットカードの有効期限が近づくとカード会社から送られてきます。送られてくる時期はカード会社によってまちまちですが、一般的に有効期限が切れる1ヶ月前ぐらいのことが多いです。新しいカードが届けばすぐに使うことができますし、受け取った後の手続きもありません。

解約するなら手続きが必要

基本的に更新時の手続きはいりませんが、カード自体を解約するのであれば、解約手続きをする必要があります。解約(退会ともいいます)は、基本的にいつでも可能です。

しかし、年会費がかかるカードであるのなら注意してください。解約するはずのクレジットカードの年会費を支払ってしまった場合、支払った年会費は戻らないことが多いです。もしクレジットカードを解約しようとしているのであれば、更新されるより前に手続きをしておくことをおすすめします。そうすれば、余計な出費を抑えることができます。

年会費の支払日についてはクレジットカード会社ごとに「カード年会費支払月・適用期間早見表」があります。こちらに照らし合わせて確認しておくと便利です。

解約しても支払義務は残る

クレジットカードを解約したからといって、支払義務がなくなるわけではありません
クレジットカード会社によっては、解約するときに支払いが済んでいないと、一括で返済を求めてくる場合もあります。このとき一括で請求されるのは、通常の利用分だけでなく、分割払い・ボーナス払い・リボ払いなどすべてが対象になります。

未払い金額が多いと、高額請求がくることがあるので、解約前には解約後の支払い方法と請求書を確認しておきましょう。

早めに更新できる場合がある

自動更新されたカードが届くのは、有効期限1ヶ月前が一般的であると紹介しました。しかし、個人のスケジュールや契約サービスの関係で、早めに新しいカードを必要とする場合があります。こういったときには、カード会社に事前に相談してみてください。可能な範囲内であれば、更新を前倒しにしてくれることがあります。

クレジットカード更新の注意点

自動的に更新するといっても、知っておいてほしい注意点が4点ありますので、1つずつ確認していきましょう。

更新時にも審査がある

クレジットカードの申し込みをしたとき、審査があったのを覚えていますか? あなたの信用力(お金を貸して返してくれるか人かどうか)を確認され、利用限度額の設定などが行われました。この審査はクレジットカードの更新のときにも実施されます

必ず更新されるわけではない

クレジットカードの更新は自動的に行われるわけですが、必ずしも更新できるわけではありません。更新時の審査結果によっては、更新されないこともありえます。

クレジットカードが更新されないケース

<更新されないのはこんなとき>

  • カードの利用実績がない
  • 延滞が多い
  • 他のクレジットカードで滞納がある
  • 債務整理している

カードの利用実績がない

カード会社はクレジットカードのデータ管理や明細書の作成など、会員に対するコストをかけています。こうしたコストはカード利用によって加盟店から得られる手数料や年会費、分割払いやリボ払いの手数料によって補われています。

しかし、カード利用がなければ、カード会社への収入はなく、会員を維持していくメリットがありません。そのため、カード利用がなければ更新は不要と判断され、更新カードが発行されないことがあります。

延滞が多い

一度支払いが滞るだけで、すぐに更新停止の判断がされるわけではありません。例えば、「短い期間に数回にわたって支払いの遅延があった」「延滞が長期にわたって続いている」、こうした場合には、更新時の審査でもすんなり通ることができなくなり、更新されない場合があります。

他のカードで延滞がある

支払いの延滞は、なにも自社のカードだけの問題ではありません。「個人信用情報」には、さまざまな会社との取引記録が載っており、他社のカードの取引についても参照することができます。そのため、自社では延滞していなけれど、他社では延滞が続いていると、自社に被るリスクを避けるために更新を拒否することがあります。
(信用情報とは:信用取引に関する契約内容や返済・支払状況などが記載されている資料)

債務整理している

ローンを踏み倒すことによる任意整理や自己破産などによる債務整理をした場合には、信用情報に傷がつくことになります。こうした傷がある状態では、カードを更新したとしても、支払いがなされないのではないかと判断され、カード会社が更新を見送る可能があります。

新しいカードの受け取りができなかった場合

新しいカードの受け取りについても、注意が必要です。送られてきたカードをすんなり受け取ることができればいいですが、タイミングによっては受け取りができない場合もありえます。

受け取ることができなかったからといって、焦る必要はありません。できるだけ早めに対処すれば、カードの利用停止になるのを防ぐことができます。

状況 対処方法
不在で受け取ることができなかった ・すぐに配達業者に連絡する
・カード会社によって配達業者が違うため、各社の保管期限を確認する
保管期限を過ぎていた ・カード会社に連絡する
・再送をお願いする
長期間放置してしまった ・カードが破棄されている場合もあるが、カード会社に連絡し相談する

各種支払いの更新が必要

クレジットカードの更新によって、有効期限も更新されます。公共料金の支払いや携帯電話の支払いについては、カードの更新による登録データの更新は必要ない場合が多いですが、クレジットカード払いにしているネットショッピングやインターネットの接続料などについては、有効期限の項目を新しいクレジットカードのものに変更する必要がある場合もあります。
どの支払いが自分で更新する必要があるのか、更新日が近づいたらチェックしておくと慌てることがありません。

<クレジットカード払いの可能性がある支払い>

  • 水道光熱費
  • 携帯電話料金
  • 新聞購読料
  • 雑誌などの定期購読料
  • NHK受信料
  • プロバイダー料金
  • 国民年金保険料
  • 生命保険料
  • 損害保険料
など

クレジットカードはなぜ更新するの?

ここまでクレジットカードの更新手続きと注意点をみてきましたが、そもそもなぜクレジットカードは更新されるのでしょうか?

更新する理由は「老朽化対策」と「防犯対策」

クレジットカードの有効期限の長さはカード会社、カードの種類によっても違っています。有効期限が近づくとクレジットカードは更新されるわけですが、この更新には大きく分けて2つの理由があります。1つめは「老朽化対策」、もう1つは「防犯対策」です
1つずつ見ていきましょう。

「老朽化対策」ってなに?

クレジットカードは、いつでも利用できるように持ち歩いていることが一般的です。財布にいれたりカードケースにいれたりしていることが多いのではないでしょうか。

クレジットカードはある程度硬度があるとはいえ、プラスチック製のものがほとんどです。そのため、長期間使用していると傷や汚れによって劣化してしまい、最悪破損してしまうこともありえます。また特に大事なのが、カード情報を識別している磁気部分やICチップの部分です。ここが傷ついてしまうと、正常利用ができなくなってしまいます。

こういったリスクを減らすために有効期限が定められており、定期的に新しいカードに切り替えが行われることになっています。

「防犯対策」ってなに?

クレジットカードに関わる犯罪については、ニュースなどで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。こうした犯罪の手口は年々巧妙化しており、クレジットカードのセキュリティーを無効にする技術も作られています。そのため、現在持っているクレジットカードの防犯対策が数十年先まで有効であるとはいえません。

そこで、定期的に更新することによって、最新の防犯機能が付いたクレジットカードに交換し、セキュリティーを強化していきます。一定期間たつごとに防犯設定が見直されることで、不正利用の防止にもつながります。

クレジットカードの有効期限の確認方法

クレジットカードの更新時期は、有効期限を確認してください。クレジットカードを手元に持ってきていただくと、表面に「09/22」や「09-22」といった数字があります。だいたい、会員番号の下あたりにあることが多いです。この数字が有効期限を指します。

先ほどの例ですと、「2022年9月末まで利用できる」という意味になります。表記が月→年数という順番でわかりにくいと思う人もいると思いますが、この順番は国際規格なので知っておくと便利です。更新について考えるのであれば、この日にちの1ヶ月前ぐらいに新しいカードが手元に届くことになりますね。

新しいカードが届いたらやっておくべきこと

最後に、無事に更新できて新しいカードが届いたときにやっておくといいことを紹介します。

カードの利用条件を確認しておく

まずカードが届いたら、カードの利用条件を確認しておきましょう。利用限度額やカードの締め日・支払日などに変更がないかをチェックします。また、支払い方法をリボ払いに設定しているのであれば、金利も見ておきましょう。

クレジットカードの更新時にも審査があることをお伝えしましたが、審査の結果によっては、利用限度額や金利が変わっていることもありえますので忘れずに確認しておきます。また、クレジットカード自体に傷や汚れなどがないかも合わせてチェックしておきましょう。

カード裏面の署名は忘れずに

クレジットカードは、自分が署名することで利用可能になります。
署名がないクレジットカードは、拾ったり盗んだりした人が勝手に署名を書いて利用することができてしまいます。そのため、万が一盗難などで不正利用されたとき、署名が無いカードは持ち主に責任ありと判断され補償されません。不正利用された分の支払い責任が発生することもありえます。

署名については文字や言語に決まり事はありませんから、常識の範囲内であれば、漢字でもローマ字でも大丈夫です。消えないように油性ペンで書き込みましょう。もし間違えたり、汚してしまったりした場合には、速やかにクレジットカード会社に連絡し、再発行の手続きをしてもらってください。

使わないカードは処分する

新しいカードが届いたら、古いカードは処分しましょう。ハサミやシュレッダーを使って裁断するのがおすすめです。特に磁気テープ(磁気ストライプともいいます)やICチップは個人情報などの重要なデータが保存されている部分なので、必ず裁断してください。捨て方については、各自治体によって違いがありますので、自分の地域の分別方法を確認してから捨ててください。
さらにしっかり処分したい方は、以下の項目を切るようにして数回に分けて捨てれば安心です。

<切っておくと安心な項目>

  • 名前
  • 会員番号
  • 有効期限
  • 磁気テープ(磁気ストライプ)
  • ICチップ
  • セキュリティーコード
  • 署名欄

まとめ

  • 基本的にやらなくてはいけない手続きはない
  • 解約には手続きが必要
  • 更新にも審査があり、更新されないことや利用条件が変更されることがある
  • 新しいカードを受け取れなかったらすぐに対処する
  • クレジットカードの更新理由は「老朽化対策」と「防犯対策」
  • 古いカードはしっかり処分しておく

クレジットカードの更新は基本的に手続き不要ですし、こちらが準備することもないので、有効期限が近づいてきても心配はいりません。ですが、これからも安心してカードを利用するために、更新したカードが届いたあとには、利用条件の確認や各種支払いの更新、カードへの署名や古いカードの処分などを忘れずしておきましょう。