クレジットカードとデビットカードの違いは?6つのポイントで徹底比較

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クレジットカードとデビットカード

最近、デビットカードのCMをよく見かけませんか? デビットカードもクレジットカードも持ったことがない人にとっては「クレジットカードとデビットカードって、何が違うの?」という疑問がわきますよね。

どちらも決済手段として利用できるものという点では同じですが、大きな違いがあります。この記事では、クレジットカードとデビットカードの違いやそれぞれが向いている人を解説します

※価格の表記に関して、特に指定がないもの以外は税抜き表記となっています。

クレジットカードとデビットカードの特徴まとめ

まずは、クレジットカードとデビットカードの特徴を表にまとめてみました。
詳細は後で詳しく説明しますね。

クレジットカード デビットカード
支払方法 1ヶ月分まとめて引き落とし 即時引き落とし
支払回数 1回払い、2回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス払い 1回払いのみ
利用限度額 利用限度額の範囲内
(審査により決定)
口座残高の範囲内、利用限度額の範囲内
キャッシング 利用可能 利用できない
利用できる場所 コンビニ、スーパー、ホテル、ネット通販、公共料金の支払いなど コンビニ、スーパー、ホテル、ネット通販(国際ブランド付きデビットカードの場合)など

クレジットカードとデビットカード、6つの違い

どちらもカードタイプであることや、名前は似ているように思えますがこの2つには多くの違いがあります。カードを作る際には、それぞれのサービス内容を知っておくことが大切です。上の表だけではわかりにくいと思いますので、これからクレジットカードとデビットカードの違いを詳しく解説していきます。

支払い方法

クレジットカードとデビットカードの支払い方法の違い

クレジットカードとデビットカードの大きな違いの1つは、支払い方法です。

クレジットカード

使った金額が1ヶ月分まとめて口座から引き落とされます。締め日や請求日はカードによって異なります。

例)月末締め、翌月27日払いの場合
8月の利用分は、8月31日に締められます。引き落としは9月27日

デビットカード

カードで支払いをしたときに、銀行口座から即時に引き落とされます

デビットカードは、基本的に口座残高以上は使えません。残高を限度額として使いすぎを防止するためです。引き落としできない場合は、引き落とし不能を知らせるメールが届くデビットカードもあるようです。引き落とし不能が続くと利用停止になるものもありますので、残高は確認しておきましょう。

なお、預金残高をお店で確認することはできません。窓口やATM、インターネット口座から自分で確認してください。

使えるお店や場所

2つ目の違いは、使えるお店や場所です。

クレジットカード

VISAやMastercard、JCBなどの国際ブランドと提携しているお店ならどこでも使えます。コンビニ、飲食店、ネット通販、公共料金や携帯電話の支払いなどにも利用可能です。

デビットカード

デビットカードには国際ブランドが付いたカードとJ-Debit(ジェイデビット)の2種類があります

国際ブランドのカードは国内外の多くの店舗やネット通販で利用可能です。J-Debitはインターネット上で運営状況を確認できる店舗のみが利用できるため、提携しているお店が少ないです。ネット通販では利用できるところが限られており、海外では利用できません。

国際ブランドが付いたカード
金融機関窓口やインターネット、郵送で申し込み可能です。キャッシカードを作るときに、キャッシュカードと一体型のデビットカードを申し込むことができます。クレジットカードの利用できるところなら使えます。海外でも利用可能です。
J-Debitカード
一般的なデビットカード。デビットカードの日本での呼び名がJ-Debitです。デビットカードというカードが発行されるわけではありません。銀行キャッシュカードを兼ねているため、申し込み手続きや会費などは不要です。J-Debitのマークがついているところでしか利用できません。

利用限度額

3つ目の違いは利用限度額です。利用限度額とは、そのクレジットカードで買い物できる上限額のこと。デビットカードは口座残高が利用限度額となります。

クレジットカード

利用限度額は審査で決まります。利用限度額は、通常の買い物に利用できるショッピング枠と、急な出費などがあったときにお金を借りられるキャッシング枠のそれぞれに設けられています。ショッピング枠の中にさらに、分割払いやリボ払いできる枠があります。

普段利用限度額を気にすることはないと思いますが、海外旅行や結婚式の披露宴の費用など高額な支払いをクレジットカードでする予定のある人は事前に確認しておくと安心です。

利用限度額は、請求書やクレジットカードの会員ページで確認できますが高額な出費を予定している場合はあらかじめコールセンターに電話して知らせておきましょう。

ポイント

クレジットカードとデビットカードとでは、ポイントの仕組みも異なります。

クレジットカード

利用金額に応じてポイントが貯まります(一部のカードではポイント制ではなくキャシュバック式のものもあり)。
貯まったポイントは買い物やギフトカードへの交換などに利用可能です。ただし、利用額に応じてもらえるポイントの還元率はカードによって異なります。

デビットカード

一部のカードでは利用金額に応じてポイントが付くものもありますが、クレジットカードに比べて還元率は低めです。

審査基準

5つ目の違いは、審査基準です。なぜ審査基準が違うかというと、仕組みが違うからです。クレジットカードは手持ちの資金がなくても、その人の信用を元に金融機関が一時的に立て替えてくれるものです。一方、デビットカードは預金残高から即時に引き落とされるもの。具体的に審査基準を見てみましょう。

クレジットカード

カードの種類によりますが、年収や年齢によって支払い能力があるかどうかを審査します。入会金や年会費無料のカードなら、安定収入のある、18歳以上(高校生を除く)の人なら作れることが多いです。

デビットカード

預金残高の範囲内でしか利用できないため、年収による審査はありません。15歳以上であれば高校生でも作れます。

申し込み方法

最後に紹介する違いは、発行元と申込みの方法です。

クレジットカード

クレジットカードの発行主体はさまざまです。銀行、信販会社、流通会社など多くの会社が発行元となっています。
インターネットや店頭、郵送、電話での申し込みが可能で、申込み時には収入や年齢、職業などを元に、申し込んだ人の支払い能力を審査します。審査に通過すると、1週間〜10日ほどでカードが郵送されてきます。

デビットカード

デビットカードの発行主体は基本的に銀行です。銀行口座と紐付けられているデビットカードは、一般的にキャッシュカードを兼ねています。以下に、デビットカードを発行可能な代表的な銀行を例として挙げました。

都市銀行
みずほ銀行
三井住友銀行
三菱東京UFJ銀行
りそな銀行

信託銀行
三井住友信託銀行(J-Debit)
三菱UFJ信託銀行(J-Debit)
GMOあおぞら信託銀行

地方銀行
北海道銀行
横浜銀行(J-Debit)
京都銀行
琉球銀行

ネット銀行
ジャパンネット銀行
住信SBIネット銀行
セブン銀行
楽天銀行

クレジットカード・デビットカードのメリットとデメリット

クレジットカードとデビットカードの違いは、それぞれのメリットとデメリットにも結びつくものです。クレジットカードとデビットカードはどのような人に向いているのか、注意点もふまえて解説します。

クレジットカードのメリット・デメリット

まず、クレジットカードのメリットとデメリットから見ていきましょう。

<メリット>

  • 口座に現金がなくても買い物ができる
  • 分割払いやリボ払いなど、支払い方法が選べる
  • ポイントやマイルが貯まる

<デメリット>

  • 手持ちの現金がなくても使えるので、使い過ぎてしまう可能性がある
  • カードの種類によっては年会費がかかる
  • リボ払いや分割払い、キャッシングを利用すると手数料や金利がかかる

1ヶ月分の利用額が後日まとまって引き落とされるクレジットカードは、支払いのタイミングをコントロールできるのが大きなメリットです。手持ち資金はないけれど、今すぐに必要なものがあるときや、旅行の計画があるときなどはクレジットカードの利用がおすすめです。

例えば、冬休みに海外旅行に行きたいけれど今は手持ち資金に余裕がないというシチュエーションを想像してみてください。そのようなときは、先にホテルや飛行機の予約をしておき支払いはボーナス払いや分割払い(手数料不要の2回払い)にしましょう。

手持ち資金が入ってから予約をしたのでは予約が取れないこともありますし、何よりホテルも飛行機もハイシーズン料金になっている可能性もあります。クレジットカードを利用すれば、安い時期に予約ができるのです。クレジットカードの性質を上手に利用すれば、タイミングを逃すことなく必要なときに買い物ができます。

しかし、ボーナスをあてにして大きな買い物をしてしまうことにはリスクもあります。「使いすぎが心配」という人には、デビットカードの方が向いているかもしれません。

デビットカードのメリット・デメリット

次にデビットカードのメリットとデメリットを押さえておきましょう。

<メリット>

  • 使い過ぎて後で払えなくなるというリスクがなく、家計の管理がしやすい
  • 国際ブランドが付いたデビットカードなら、クレジットカードと同じようにお店やネット通販で使える
  • クレジットカードとは異なり、年齢や年収などによる審査がない

<デメリット>

  • 口座の残高以上の買い物ができない
  • 国際ブランドが付いている場合でも利用できない場所がある(例:高速道路や飛行機の機内販売、ガソリンスタンドなど)
  • ポイントが付くデビットカードもあるが、還元率が低くポイントが貯まりにくい

クレジットカード・デビットカードが向いている人

ここからは、これまでの内容をふまえて、クレジットカードとデビットカードはどんな人に向いているかを解説していきます。

クレジットカードがおすすめの人

クレジットカードは手持ち資金よりも大きな買い物ができるだけでなく、支払いのタイミングをコントロールできるなど、使い勝手のよいアイテムです。日常の買い物をクレジットカードで支払えば、ポイントが貯まるので上手く利用すれば家計にもプラスになります。一方で、しっかりと管理しないと使いすぎてしまう心配もあります。どんな人におすすめなのか、まとめてみました。

  • お金の管理をしっかりできる人
  • ポイントやマイルを貯めたい人
  • 手元に資金はないけれど、高額な買い物をする予定がある人(ボーナス払い、分割払い、リボ払いなどを利用したい人)

デビットカードがおすすめの人

デビットカードは銀行口座からの即時引き落としなので、現金感覚で利用できます。使い過ぎの心配はありません。その一方、口座残高以上の支払いはできないことや支払いのタイミングなどの利便性は劣ります。デビットカードがおすすめの人をまとめてみました。

  • クレジットカードを作ることができない人
  • お金の管理に自信がない人
  • キャッシュレス決済の手段を増やしたい人
  • ATM手数料や振込手数料を節約したい人

おすすめのクレジットカード・デビットカード

これからクレジットカードやデビットカードを作るなら、年会費無料でポイントやキャッシュバック還元があるカードがおすすめです。ここでは、クレジットカードとデビットカードを3つずつ紹介します。

なお、デビットカードはキャッシュカードを兼ねているので、デビットカードだけを作ることはできません。デビットカードを発行したい場合は、銀行のサービスを比較した上で、口座開設をしてくださいね。

高還元のクレジットカード「Orico Card THE POINT」

Orico Card THE POINT(Mastercard)

オリコカード
還元率 1.0%~2.0%
年会費 無料
発行スピード 最短8営業日
国際ブランド
  • Mastercard
  • JCB
電子マネー
  • iD
  • QUICPay
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード

1つ目に紹介するのは、オリコが発行するクレジットカード「Orico Card THE POINT」です。Orico Card THE POINTをおすすめするのは、年会費無料なのにポイント還元率が1%以上だからです。

Orico Card THE POINT では、100円につき1円相当のポイントが貯まります。年会費無料で還元率が1%以上なら、クレジットカードを利用するだけでお得です。さらにオリコのショッピングモール「オリコモール」を経由して買い物をすれば、0.5%のポイントが上乗せになります。クレジットカードにポイント還元率の高さを求める人におすすめのカードです。

楽天ポイントが貯まるクレジットカード「楽天カード」

楽天カード

楽天カード
還元率 1.0%※1
年会費 無料※2
発行スピード 1週間〜10日
国際ブランド
  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
電子マネー
  • 楽天Edy
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード
お得なキャンペーン情報
  1. 入会と「楽天e-NAVI」への登録で、2000ポイント
  2. カード申込翌月末までに1回以上の利用で、3000ポイント
  1. 楽天グループのサービスでの利用で2倍〜最大16倍※SPU(スーパーポイントアッププログラム)により、さまざまな条件あり
  2. 家族年会費:無料

次に紹介するのは、楽天グループが発行する「楽天カード」。このカードもポイント還元立の高さが魅力のカードとして知られています。

どこで買い物してもポイント還元率は1%。これだけでも優秀なカードですが、楽天市場での買い物なら3%以上になるところがすごいところです。楽天モバイルや楽天銀行など、楽天グループのサービスを利用すれば、さらに還元率が高くなります。楽天のサービスをよく利用する人におすすめですよ。

優待施設で割引が受けられるクレジットカード「エポスカード」

エポスカード

エポスカード
還元率 0.5%※1
年会費 無料
発行スピード 最短当日〜約1週間
国際ブランド
  • VISA
電子マネー
  • 楽天Edy
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード
  1. ネットショッピングで2〜30倍(「たまるマーケット」経由)

年会費無料カードの中ではエポスカードもおすすめのカードです。提携する施設で利用すれば割引料金や優待価格で利用できます。優待施設はレストラン、居酒屋、カフェ、美容院、カラオケ、遊園地など全国に1万店舗以上。詳細はエポスカードの会員メニューから確認してみてください。

また、エポスカード会員専用の会員サイトを経由してAmazonや楽天、ベルメゾンなどのネット通販を利用すると、通常のカード利用額にプラスしたポイントが付くのもうれしいポイント。貯まったポイントはプリペイドカードや商品券、他社のポイントなどに交換できます。

GMOあおぞら銀行Visaデビット付キャッシュカード

ここからはデビットカードをみていきましょう。「GMOあおぞら銀行Visaデビット付キャッシュカード」は、GMOとあおぞら銀行の提携で誕生したデビットカードです。国際ブランドの「VISA」が付いているので、国内外の多くの店舗やネット通販で利用できるのが魅力です。

先にデビットカードのポイント還元率は低いと解説しましたが、このカードはキャッシュバック率が常時0.6%以上あります。預金残高やカードの利用額などの条件を満たせば、キャッシュバック率は最大1.5%まで上がるので、クレジットカードの還元率を上回ることも夢ではありません。

住信SBIネット銀行ミライノ デビット

2枚目のデビットカードは「住信SBIネット銀行ミライノ デビット」。住信SBIネット銀行が発行するデビットカードで、国際ブランド「Matercard」か「VISA」が選べます。VISAのポイント還元率は0.6%ですが、Matercardの場合は0.8%。デビットカードとしてはポイント還元率が高いカードです。貯めたポイントはJALマイルへの交換ができます(還元率0.32%)。なお、住信SBI銀行は利用状況に応じてATMや振込手数料が最大15回分無料になるサービスがあります。手数料がお得な銀行を探している方にはおすすめの銀行です。

Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)

最後に紹介するのは、ソニー銀行が発行する「Sony Bank WALLET」。国際ブランド「VISA」が付帯されているので、世界中の国や地域で利用できる便利なカードです。利用した金額に応じて0.5%のキャッシュバックがありますが、外貨預金や投資信託の取引がある人は残高に応じて、キャッシュバック率が最大2.0%まで上がります。

ソニーバンクがユニークなのは、米ドルやユーロ、ポンドなど10の通貨で預金ができ、海外ATMから直接現地通貨を引き出せること。両替の必要がないので、手数料を抑えられます。海外留学や海外転勤を控えている人におすすめの銀行といえるでしょう。

まとめ

  • クレジットカードとデビットカードは、支払い方法が大きく異なる。クレジットカードはまとめて後払い、デビットカードは即時引き落とし
  • ポイント還元率はクレジットカードのほうが高い傾向があるが、デビットカードも種類によっては還元率が高い
  • クレジットカードは「支払時期をコントロールしたい」「効率的にポイントを貯めたい」「さまざまな支払い方法をしたい」人におすすめ
  • デビットカードは「使いすぎが心配な人」「クレジットカードを作れない人」「キャッシュレス決済の選択肢を増やしたい」人におすすめ

なお、銀行口座と紐付いているデビットカードはキャッシュカードを兼ねています。基本的に、発行元の銀行での口座開設が必要になる点も押さえておいてくださいね。クレジットカードとデビットカードそれぞれの特徴を知って、上手に使いこなしましょう。