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オートチャージや駅ビルでの特典など電車利用でおトク!
ビューカードはJR東日本グループが発行しているSuica一体型のクレジットカードです。
そのためJRの駅ビルなどでの特典が充実している他、Suicaのオートチャージに対応している点が大きな特徴です。ビューカードの特徴は以下のとおりです。
- Suicaへのオートチャージに対応しているので残高を気にせず使える
- 毎日の通勤や通学でポイントが貯まる
- 定期券機能付きタイプは定期代もポイント還元対象
- Suicaが利用できる店舗やモバイルSuicaへのチャージでもポイントが貯まる
- 駅ビルやビックカメラでおトクに使えるカードもあり
ビューカードの選び方
ビューカードはさまざまなタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。どんな種類があるのかおもなカードを見てみましょう。
ビューカードは得意な利用場所によって2種類に大別

ビューカードはSuicaチャージ以外のポイント還元率ついては、カードや利用場所によって大きく変わります。還元率で大別すると「駅ビルで貯める」か、「ビックカメラでの高還元を選ぶ」かによって2種類に分けられます。さらに駅ビルでも、アトレなど加盟店での利用が多いのか、ルミネやNEWoManでお買い物が多いのかなどによっておすすめのカードは異なります。
年会費も実質無料で使えるカードもあれば、1万円のゴールドカードもあります。通勤・通学状況や駅ビルでのお買い物頻度など、ご自身のライフスタイルに合わせて選び分けましょう。
ポイント重視なら最大3.5%還元のJRE CARD
JRE CARD
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- 駅ビルのJRE CARD優待店での利用で最大3.5%
- 初年度無料
JRE POINT加盟店では通常1.5%の還元率が、「JRE CARD優待店」でこのカードを使ってお買い物をすれば3.5%となります。JR系列以外の店舗での基本還元率は0.5%なので、実に7倍もの還元率となります。アトレやアトレヴィなど駅ビルでのお買い物頻度が高い方は、ぜひ検討しておきたい一枚です。
なおJRE CARDは、以下の3タイプがあります。
- Suica機能なし・定期券なし
- Suica機能のみあり
- Suica機能あり・定期券付き
「別にSuicaを持っていて、それと紐付けたい」という場合は「Suica機能なし・定期券なし」のタイプを選びましょう。通勤通学で利用する人は「Suica機能あり・定期券付き」がおすすめです。年会費は初年度無料です。
家族カードが欲しい方は「ビュー・スイカ」カード
「ビュー・スイカ」カード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- JRE POINT加盟店の利用で1.5%相当
クレジットカード機能、Suica機能、定期券の3つを一体化できる点はJRE CARDと同じですが、Suica機能がないタイプはありません。また優待店の3.5%ポイント還元もありませんが、家族カードを発行できるのがおもな特徴です。配偶者や子どももオートチャージを利用できるので、利便性だけでなく、なるべく家計をまとめて管理したいという方にも向いています。
年会費について、JRE CARDは初年度無料なのに対して「ビュー・スイカ」カードは初年度から477円がかかり、家族カードも1人あたり477円と有料です。家族で利用する場合もJRE CARDをそれぞれ保有すれば年会費はかからないため、「利用明細を1つにまとめたい」などの限定された使い方以外は、JRE CARDの方を優先して検討しましょう。
また、年間利用額に応じてボーナスポイントがもらえるのも特徴ですが、Suicaチャージについては利用額にカウントされません。ボーナスポイントの還元率も、1段階目のステージである年間30万円利用時で還元率は約0.6%、最高ステージの年間150万円利用時でも還元率は約0.85%と、他のカードと比べて大きな魅力があるとはいえません。
高価な家電製品を買う予定があるならビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- 1000円で5~15p、1p=1円
- 初年度無料。年1回の利用で次年度の年会費無料
ビックカメラが発行する「ビックポイントカード」とビューカードが一体化したカードです。
定期券機能はありませんが、年会費は年1回のカード利用で翌年度は無料となる点は魅力です。最大のメリットは、ビックカメラでのお買い物は「チャージしてSuica払い」することで、Suicaチャージ1.5%とビックカメラ10%の合計11.5%の還元になること(モバイルSuicaは対象外)。
近くにビックカメラがあり、大型家電などを購入する予定のある人は魅力の大きい選択肢となるでしょう。基本還元率は1%と他のビューカードより高いですが、JR東日本以外での利用の場合は0.5%分のビックポイントと0.5%分のJRE POINTに分散する点は注意しておきましょう。
また貯まったビックポイントはSuicaにチャージすることが可能ですので、家電製品以外でのポイントの使い勝手もより高まります。
ルミネよく買い物するならルミネカード
ルミネカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- ルミネやNEWoManでのカード利用で常に5%OFF
- カードを持っているだけで海外傷害保険が付いている
- Suica定期券一体型クレジットカードでオートチャージ可能
ルミネやNEWoManでのお買い物が常時5%引きとなるカードです。ただし、年会費は2年目以降は953円かかり、JRE CARDなどと比べると高めです。
ビューカードに共通するメリット
ビューカードに共通するメリットをここで整理しておきましょう。

Suicaチャージでポイント3倍
定期券や新幹線乗車券および特急券の購入、Suicaへのチャージは1000円(税込)につき15ポイントが貯まり、通常の3倍のポイントが付与されます。ポイント還元率は1.5%です。電車を利用する方だけでなく、街中でSuicaを使ってお買い物をするユーザーにとっても大きなメリットがあります。なおチャージ限度額は2万円です。
オートチャージが圧倒的に便利
ビューカードは自動改札機でのオートチャージに対応しているので、JRを日常的に利用する方なら残額を気にせずSuicaを使えます。またモバイルSuicaでオートチャージが可能なのはビューカードだけ。鉄道利用との相性はやはりピカイチです。
汎用性が高くポイントを消化しやすい
貯まったJRE POINTはSuicaにチャージして、1ポイント1円として利用できます。利用場所が多く汎用性が高いSuicaに等価交換できる、このポイントの消化のしやすさもメリットのひとつです。
Web明細で年間600ポイントもらえる
ご利用代金明細書の郵送を止めてスマホなどで見られるWeb明細を選ぶことで、明細書発行のたびにJRE POINTが50ポイント貯まります。
後からボーナス払いも選べる
お買い物をしていると、1回払いで決済してしまったものの、家計の事情で後から「分割払いやボーナス払いにしておけばよかった」と考え直すケースもあるでしょう。ビューカードは「後から1回払いをボーナス払いに変更」できるのも特徴です。また通常のボーナス払いと同様にその場合も手数料は0円です。
ビューカードに共通するデメリット
ビューカードを申し込む前に押さえておきたい注意点もいくつかあります。しっかりチェックしておきましょう。

年会費がかかる
ビックカメラSuicaカードは「年1回のカード利用で翌年度の年会費無料」と実質無料で利用できますが、ビューカードは2年目以降どれも基本的に年会費がかかります(リボカード除く)。サブカードとして選ぶ場合は利用頻度なども踏まえて検討しておきたいところです。
JR系列店以外は還元率が地味
JRの駅ビルや駅チカの系列店以外では、クレジットカードでのお買い物は0.5%の還元率となっています。JR系列店以外で利用する機会が多い方は、クレジット払いよりもチャージ1.5%還元を経てSuicaでの支払いを優先した方がおトクです。
スマホ決済との相性は?
ビューカードはApple Payに登録可能で、QUICPay対応の店舗で利用できます。またiPhoneのWalletアプリに登録したSuicaにもいつでも気軽にチャージでき(Visaブランド除く)、その場合のチャージも還元率は通常の3倍の1.5%となるので安心です。
ただし登録できるSuicaはビューカードに付帯しているSuicaではなく、別に用意する必要があります。少々手順が複雑ですが、Suicaのアプリでバーチャル型のものをすぐに発行できるので、実際はそちらのSuicaを利用することになります。
またFeliCa搭載のAndroidでもSuicaアプリをインストールしておけば、自動改札機でのオートチャージも可能です。
よく比較されるカードはコチラ
同じ交通系カードで比較すると、PASMOチャージで1%のポイント還元があるTOKYU CARD ClubQ JMB PASMOも魅力です。
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- 東急百貨店では最大10%
- 初年度無料
東急系列の店舗で最大10%のポイント還元も可能な他、10ポイントから10円単位で気軽にPASMOにチャージできるのもうれしい利点です。マイル機能(JMB)もあり、JALグループの飛行機搭乗でマイルを貯めることもできます。
自動改札でのオートチャージは東京メトロや東武、西武、小田急などはもちろん、JR東日本のSuicaエリアも対応しているのも特徴です。
そして、このカードのもうひとつ大きな特徴として注目したいのが定期購入時の還元率です。1・3・6ヶ月なら1.0%、1年なら3.0%という非常に高い還元率となっており、この水準はビューカードにはない利点です。
年会費は初年度無料、2年目以降は1000円がかかりますが、長期間の定期購入を前提とすればこのデメリットを上回る魅力があります。
まとめ
- ビューカードはSuicaチャージでいつでもポイント3倍
- モバイルSuicaでもオートチャージが可能
- JR系列店でポイント高還元や割引など特典が満載