dカードの特徴
dカードは、大手携帯電話会社であるNTTドコモが発行しているクレジットカード。「d」はドコモの頭文字です。まずは、この「dカード」の特徴を見ていきましょう。他のカードとは違う、dカードならではの点についてまとめました。
ポイント還元率が常時1%、特約店ならさらに還元
dカードのポイント還元率は1%で、ドコモがサービスを提供している「dポイント」が100円につき1ポイント貯まります。dポイントは「1ポイント=1円」で利用可能です。また、提携している「dカード特約店」で利用すると、さらにポイントの還元を受けられます。
例えばドラッグストアのマツモトキヨシでdカードを使えば100円(税込)につき2ポイントが貯まるため、還元率は3%になります。
ローソンで利用するとトータル5%還元
dカードの特徴の一つに、コンビニのローソンで「大きな還元を受けられる」ことがあります。
「ローソン」と名の付くカードに、「ローソンPontaカードVisa」があります。ローソンをよく使う方にはローソンPontaカードVisaの方がおトクなように思えるかもしれませんが、実はdカードの方がポイント還元率は高いのです。
ローソンPontaカードVisaを利用した場合、100円で2ポイントのPontaポイントがつきます。「1Pontaポイント=1円」なので、還元率は2%です。
一方のdカードは、合計5%相当のポイント還元が得られます(カード請求時に3%OFF+dカード決済で1%還元+dカード提示で1%還元)。実質還元率5%は、他のポイントサービスやクレジットカードと比較しても魅力的です。ローソンを頻繁に利用する方には魅力的なカードといえるでしょう。
店頭でdカード提示 | dカードで支払い | 利用代金請求時 |
---|---|---|
ポイント還元1% | ポイント還元1% | 3%OFF |
年会費が永年無料
dカードは初年度の年会費が無料、次の年からは1250円の年会費がかかっていました。しかし、2019年9月16日入会以降から、年会費が永年無料に変更になりました。2年目からの年会費がハードルになっていた方にとってはうれしい改変ですね。
dカードを持つメリット、デメリット
前の章では、dカードの特徴についてご紹介しました。続いて、dカードを持つメリットやデメリットをさらに細かく見ていきましょう。
dカードを持つメリット
dカードはドコモユーザーでもドコモユーザーでなくても、それぞれにメリットがあります。
ドコモユーザーでなくてもポイントUPモール、特約店でポイントが倍増
dポイントは、ドコモが提供しているポイントサービス「dポイントクラブ」に入会することで利用できます。使える店舗・施設・サービスは少しずつ増えてきており、近年ではハワイやグアムなど日本人がよく行く観光地でもポイントを貯めたり利用したりできます。
dカードのポイント還元率は常時1%。dポイントは、dカードが提携している「特約店」で利用すると、さらにポイントの還元率がアップします。特約店ではdカードの決済ポイントに加えて、利用額に応じて1%以上の特約店ポイントが貯まります。おトクにポイントが貯まるおもな特約店は以下のとおりです。
dカード特約店 | 特約店ポイント(還元率) |
---|---|
JTB | 100円で2ポイント(2%) |
JAL | 100円で1ポイント(1%) |
JALパック | 100円で1ポイント(1%) |
マツモトキヨシ | 100円で2ポイント(2%) |
コナカ | 100円で2ポイント(2%) |
伊勢丹 | 200円で1ポイント(0.5%) |
三越 | 200円で1ポイント(0.5%) |
スターバックス カード | 100円で3ポイント(3%) |
サカイ引越センター | 100円で3ポイント(3%) |
また、上記の店舗での買い物でもらえるdポイントに加え、「ポイントボーナスチケット」のサービスを利用すれば、さらにお得にポイントを貯められます。 サービス利用の手順は、スマートフォンで「商品のチケットを選択」をタップするだけです。店頭にてdカードを提示すればdポイントボーナスがもらえます。 ただし、ボーナスポイント進呈のdポイントは期間・用途限定ポイントとなります。
「dポイントクラブ」のステージアップで優待サービスが受けられる
dポイントクラブには5つのステージがあり、ステージの種類で受けられる優待サービスが異なるのが特徴です。
会員ステージは、ドコモ回線継続利用期間と6ヶ月間のdポイント獲得数に応じて毎月決定されます。継続利用期間とdポイント獲得数の両方のステージ判定基準を満たした場合は、どちらか上位となるステージが適用されます。
会員ステージ | 継続利用期間 | dポイント獲得数 |
---|---|---|
1st | 4年未満 | and 600pt未満 |
2nd | 4年以上 | or 600pt以上 |
3rd | 8年以上 | or 1800pt以上 |
4th | 10年以上 | or 3000pt以上 |
プラチナ | 15年以上 | or 1万pt以上 |
例えば、上位会員ステージのプラチナや4thで受けられるサービスは以下のとおりです。
プラチナステージ限定 (プラチナクーポン) |
ホテル宿泊やJALのおもてなし空間、テーマパークの優待券などの特典を抽選で無料プレゼント |
---|---|
プラチナ・4thステージ限定 (スペシャルクーポン) |
映画や遊園地、スポーツクラブなどを優待価格で利用可能 |
「dカード GOLD」ならドコモ携帯料金の10%がポイント還元
dカードのシリーズには「dカード GOLD」というゴールドカードがあります。dカード GOLDにランクアップすると、毎月のドコモの携帯電話および「ドコモ光」の利用料金の10%がポイント還元されます。この特典は、ドコモユーザーにとってかなり大きなメリット。
例えばこれらの通信料を月9000円支払っている場合、年間で1万800円相当のポイントが付与されます。dカード GOLDの年会費は1万円なので、年会費以上のポイントを獲得できるのです。dカードにも同様のポイントバック特典がありますが、こちらは料金の1%。ドコモユーザーならゴールドカードに格上げすることで、メリットは10倍になります。
さらにdカード GOLDなら、国内空港のラウンジサービスなどを利用することもできます。
dカードを持つデメリット
dカードの代表的なデメリットは、「dポイントをメインで貯めている方でないと、あまりメリットを感じない」という点です。
貯まったdポイントは、ドコモの利用料金などに充てることができます。そのため「たくさんdポイントを貯め、月々の高額な利用料金に充てて安く済ませる」という使い方も可能ですが、こういった使い方ができるのはドコモ利用者だけ。auやソフトバンクの利用料金には充てることができません。
dポイントをおトクに利用できるお店の一つ「マクドナルド」は楽天スーパーポイントなど他のポイントも貯めることができます。このように複数のポイントに対応している店舗・サービスの場合は、「別にdカードでなくても…」となる可能性もあるでしょう。
dカードの種類、一覧
dカードには、いわゆる普通カードといわれる「dカード」とゴールドカードにあたる「dカード GOLD」の2種類があります。
dカード
dカードは年会費が永年無料のクレジットカードです。
dカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- 前年度一度でも利用することで年会費無料
- 特約店の利用で還元率アップ。スターバックス3倍、マツモトキヨシ2倍
【ご入会&各種設定&エントリー&ご利用で合計最大8,000dポイント(※期間・用途限定)】
- 毎月のドコモ料金をdカード払いにすると1000ポイント進呈
- 入会の翌々月までのショッピング利用で25%ポイント還元(最大5000ポイント)
- 「こえたらリボ」「キャッシングリボ」の設定で2000ポイント進呈
- 街のお店でも1ポイント=1円相当として使用可能
- 2019年10月(9/16入会)よりdカード年会費が永年無料に変更
還元率は常時1%と、年会費無料カードの中でもおトクなカードです。国際ブランドとしてMastercardかVISAのどちらかを選ぶことができ、海外でも利用に困りません。
電子マネーiDやETCカードも利用できます。ETCカードは家族会員ごとに別のカードを発行してもらえるので、複数台車を所有している方、個別でETCカードを持ちたい方に最適です。ETCカードも年会費(500円)がかかりますが、こちらも年に1回でも利用すれば無料になります。
dカード GOLD
dカードのゴールドカード版である「dカード GOLD」は、使い方によって非常に大きなメリットが得られるクレジットカードです。ドコモ携帯の利用料金が10%還元というメリットがあるので、ドコモユーザーなら検討したいカードです。
dカード GOLD
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
【ご入会&各種設定&エントリー&ご利用で合計最大16,000dポイント(※期間・用途限定)】
- 毎月のドコモご利用料金をdカード払いにすると1,000ポイント進呈
- 入会後のショッピング利用で25%ポイント(最大13,000ポイント)
- 「こえたらリボ」「キャッシングリボ」の設定で2,000ポイント進呈
- 毎月のドコモのケータイ/「ドコモ光」ご利用料金1,000円(税抜)ごとに10%還元(ご利用料金1000円(税抜)につき100ポイント)
- 家族カード1枚目は無料、2枚目以降1000円/枚
こちらのカードは以下の専門家がオススメしています
dカード GOLDは、ドコモの利用料金の10%がポイント還元されるという、ドコモユーザーにとって魅力的な特徴があります。さらに、ドコモユーザーが契約しやすいインターネットプロバイダー「ドコモ光」の利用料金も10%還元の対象です。ただしdカード GOLDの年会費は1万円で、初年度無料ではなく、“お試し”でカードを作っておトクかどうか確かめるという使い方ができないので、きちんと検討する必要があるでしょう。
さらに、dカード GOLDには「dカードケータイ補償」というサービスが付いています。補償対象の機種購入から3年間に偶然の事故などによって紛失・盗難・破損などがあった場合、新たに同一機種を最大10万円まで補償してもらえるサービスです。dカードにも同様の補償サービスがついていますが、補償は購入後1年間で最大1万円。近年のスマホは高額化しているので、dカード GOLDの方が安心かもしれません。
それ以外にも、海外旅行保険が自動付帯されています。ゴールドカードの基本サービスともいえる、国内やハワイの空港ラウンジ利用も可能。ETCカードは、利用条件なく年会費無料です。
似た特徴をもったカードとの比較
dカード GOLDに似た特徴をもつカードに、au PAY ゴールドカードがあります。dカード GOLD同様に、auの携帯やスマートフォンの利用料金をau PAY ゴールドカードで支払うとおトクにポイントが貯められる特典があります。
au PAY ゴールドカード
au PAY ゴールドカードは、KDDI フィナンシャルサービスが発行しているクレジットカードです。au PAY ゴールドカードも年会費1万円という高額ながら、auユーザーにとってはメリットの大きなクレジットカードといえます。
auのデータ定額プラン(料金プラン)に応じて毎月1000円ごとに100ポイントが付与され、dカード GOLDと同じく月額料金が9000円を超える場合は、ポイント還元によって年会費が実質無料です。
年間利用ボーナスは100万円で500ポイント、150万円で1500ポイント、200万円で4000ポイントとなっています。
au PAY ゴールドカードも、海外旅行保険が自動付帯となっています。auを利用している方は、dカード GOLDよりau PAY ゴールドカードの方がおトクに利用できるでしょう。
dカードの申し込み方法、審査基準
続いて、dカードの申し込み方法や審査基準をご紹介します。
申し込み方法
dカードの申し込み方法は、以下の3つの選択肢があります。
- dカードサイトで申し込む
- ドコモショップで申し込む
- 入会申込書を記載し郵送する
dカードサイトで申し込むと最短5分で審査が完了するので、できるだけ早くカードを使いたいという方におすすめです。
ドコモショップで申し込む場合には、機種の価格が割引になる、プレゼントがもらえるなど、入会時におトクなキャンペーンを実施している場合があります。例えば、「ドコモ光」と同時に契約するとポイントが進呈される、dカードの申し込みでポイントが進呈される、といった形です。ただし、いつ実施しているのかやどのような特典になるのかは、実際に店頭に足を運んで確かめる必要があります。
入会申込書を郵送する場合は、初めにdカードのWebサイトの「資料請求」のページで申請し、入会申込書を取り寄せましょう。名前、住所などの必要事項を記載したら、申込書が自宅に届きます。
審査基準
どこのクレジットカード会社も同じですが、審査基準は公表されていません。
dカードは、三井住友カードが審査業務を行っています。三井住友カードは「銀行系カード」のため審査が厳しいといわれており、「dカードも審査が厳しいのでは?」と不安になるかもしれません。
しかし、dカードはもともとドコモユーザーに使ってもらうことを想定して設計されているクレジットカード。ドコモの利用者はアルバイトをしている学生から年金を受給しているシニア層まで幅広く存在しており、dカードも「満18歳以上であること(高校生を除く)」の条件をクリアしていれば申し込むことができます。
dカードの基本情報
dカードを作るかどうかを検討する前に、年会費やポイント還元率をはじめとしたカードの詳細情報をしっかり押さえておきましょう。
年会費
dカードの年会費は永年無料です。
dカード GOLDの場合は、1万円が初年度から必要となります。しかしこちらは、ドコモの利用料金や「ドコモ光」のプロバイダー利用料の支払いに使うと10%のポイントが還元される仕組みになっているため、ドコモの携帯電話やドコモ光の利用料金が月9000円を超える場合は年会費が事実上無料になります。
さらにdカード GOLDの場合は、年間利用額特典もあります。これは、1年間にdカード GOLDを利用した金額が100万円以上になった場合に受けられるサービスです。具体的には、100万円以上の利用で1万800円相当のケータイ購入割引クーポンなどがもらえます。これを利用すれば「1万800円のキャッシュバックがあった」のと同じことなので、実質的に年会費分が無料になったと考えられます。
<dカードの年会費>
- dカード:永年無料
- dカード GOLD:1万円
ポイント還元率
dカードのポイント還元率は1%。おトクなクレジットカード還元率の基準とされるのが「1%」なので、「ポイントを貯めたい方に適したカード」といえるでしょう。さらにdカード特約店の場合は、合計で2%以上のポイント還元が得られます(還元率はお店によって異なります)。特筆すべきはローソン。通常ポイントや割引などと合わせると、5%相当の高い還元率となっています。
<ポイント還元率>
- 通常:1%
- dカード特約店:2~5%
- ローソン:5%相当
dカード GOLDの場合は、ドコモの携帯やドコモ光の利用料金について10%の還元があり、ドコモユーザーやドコモ光を契約しようとしている方は、ぜひ持っておきたいカードといえます。ただし、dカード GOLDの場合は年会費1万円がかかりますので、還元ポイントと年会費の比較でおトクになるかどうかをじっくり検討してみてください。
家族カード
dカードの家族カードはインターネットから、または「家族カード入会申込書(郵送)」を郵送して申込めます。
支払い口座を1つにまとめて管理できたり、家族で使うことで家族カード利用分もポイントが貯まったりメリットが大きいといえます。公式サイトで記載される申し込み条件は、「dカードおよびdカード GOLD会員と生計を共にする満18歳以上(高校生は除く)の配偶者、お子様、およびご両親で、本会員が学生の場合は家族会員は配偶者に限る」とのことです。
ポイント、キャッシュバックキャンペーン情報
dカードの入会キャンペーンは公式サイトで実施されている他、ドコモショップなどでも実施されています。情報を定期的にチェックし、おトクなキャンペーンに申し込んでみましょう。
2020年1月時点で実施されているキャンペーンを公式サイトで見てみると、dカード(通常カード)に入会するだけで1000円分、dカード GOLDに入会するだけで2000円分のiDキャッシュバックがもれなく付いてきます。さらに、どちらのカードの場合も新規申し込み時にドコモのケータイ料金を「dカード払い」に設定すれば+1000円のiDキャッシュバックがあります。
エントリーのうえ、入会翌月末までに2万円(税込)以上利用すれば、dカード(通常カード)で+4000円、dカード GOLDなら+8000円分のiDキャッシュバックがゲットできます。
iDキャッシュバックなので、他の入会キャンペーンのようなポイント還元と違う点には注意が必要です。ただし、iDはコンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店など、Apple Payを利用できる店舗なら使うことができます。家具や家電といった「大きな買い物」があるような場合は、簡単にキャッシュバック分を利用できるでしょう。
<新規入会キャンペーン>
- dカード:最大6000円分のiDキャッシュバック
- dカード GOLD:最大1万1000円分のiDキャッシュバック
おトクなキャンペーン情報は、公式サイトでご確認ください。
国内・海外旅行保険
保険の種類・範囲はカードによって異なります。普通カードであるdカードには保険が付いていません。dカード GOLDの場合、海外旅行保険は自動付帯、国内旅行保険は利用付帯となっています。
「利用付帯」とは、そのクレジットカードで航空券やホテル料金、ツアー料金などの支払いをすることを条件に保険が利用できるという形態です。そのため、利用付帯で保険が付いているクレジットカードを持っていたとしても、「同行する家族や友人が代表して支払った」という場合には保険の対象とならないので、別途保険を契約しなくてはなりません。
しかし、自動付帯の場合はカードを持っているだけで旅行保険の対象となります。そのため、同行する家族や友人が旅行代金を支払っていたとしても、旅行保険の補償を受けることができます。
<カードに付いている保険>
カード名 | 海外旅行保険 | 国内旅行保険 |
---|---|---|
dカード | なし | なし |
dカード GOLD | 自動付帯 | 利用付帯 |
支払い方法(一括・分割・ボーナス・リボ)
支払い方法は、1回払い、2回払い、ボーナス払い、リボ払い、分割払いから選ぶことができます。
なお1回払い、2回払い、ボーナス払いは手数料がかかりません。
締め日・引き落とし日
締め日は毎月15日になっています。引き落としは翌月の10日で休業日の場合は翌日に設定されています。
締め日 | 引き落とし日 |
---|---|
毎月15日 | 翌月10日 |
キャッシング利用
dカードのキャッシングサービスは、国内・海外で利用可能です。
国内のキャッシングは全国の提携金融機関、コンビニなどであらかじめ設定した利用枠の範囲内で繰り返し利用できます。返済はリボ払いになっており、毎月元金一定額と利息をショッピング利用代金と合わせて、毎月10日に登録口座から自動で引き落とされる仕組みになっています。
海外キャッシングは、別途海外キャッシング専用枠の設定が必要です。ATMでの引き出し以外に、提携金融機関の窓口でもdカードと暗証番号でキャッシュサービスが受けられます。返済方式は一括ですが、キャッシングリボ(毎月一定額返済)への変更も可能となっています。
限度額
dカードの限度額は、申込者の収入や他の借り入れ状況などにより、審査のうえで決定されます。自分の利用可能枠は、dカードのサイト内にある会員ページの「ご利用可能額照会」から確認できます。
ETC利用
ETCカードは初年度無料で発行してもらうことができ、年に1度以上の利用で次年度以降も年会費がかかりません。利用がなければ、500円が必要となります。
dカード GOLDのユーザーは、ETCカードを利用しなくても年会費はかかりません。
dカードの利用方法
最後に、dカードを作った後の利用方法について見ていきましょう。
会員専用サイトとログイン方法
dカードが手元に届いたら、dカードのサイト内にある会員ページにログインしましょう。
「dアカウント」を発行することでログインが可能になります。dアカウントはドコモユーザーならもともと持っているので、ドコモの各種サイトにログインする場合と共通です。dポイントも同様で、1つのアカウントでさまざまなサービスを利用できるため面倒がありません。
なお、dアカウントはドコモユーザーでなくても発行することができます。
問い合わせ方法
dカードに関する問い合わせは、専用電話番号が用意されています。dカードセンターもdカード ゴールドデスクも、どちらもフリーダイヤルになっています。
受付時間は午前10時から午後8時まで。年中無休になっているので、休日に問い合わせたいという方も便利です。
さらに、ドコモショップでも相談することができます。クレジットカードカウンターを用意していないカード会社や用意していても少ないというケースが多い中、ドコモショップという全国展開している店舗で気軽に相談できるのは安心ですね。
口座変更
口座変更は、Web上で簡単にできます。指定の銀行なら申し込みの場合と同様、即座に手続きを完了させることができます。
なお、郵送による変更も可能です。所定の申込書を請求し必要事項を記載して返送します。
利用明細の確認方法
利用明細はdカードの会員専用ページの他、dカードアプリでも確認できるようになっています。郵送による明細確認も可能ですが、郵送の場合は発行手数料が必要になります。
紛失・盗難・不正利用時の対応
紛失や盗難、不正利用時の対応としては、24時間年中無休で電話受付の窓口が設置されています。フリーダイヤルで、携帯電話やPHSからも利用可能です。
海外から利用する場合にはユニバーサルナンバーが用意されており、こちらも24時間年中無休で受け付けています。そのため、紛失や盗難などが発覚した際には即座に利用停止にしてもらうようにしましょう。
解約方法
dカードの退会は電話で行うことができます。Web上ではできません。本人確認をしたうえで解約の申し出を行い、その後の手続きなどを行うことで完了します。スマホなどで手続きすることがある場合などは、指示に従って行うようにしましょう。
DCMXカードについて
DCMXのカードとはdカードの前に発行されていたカードであり、現在、新規発行を終了しています。
dカードは、DCMXのクレジットカード機能、電子マネー機能はそのままに、新たにdポイントカード機能が搭載されたカードです。DCMXカードは有効期限がきた場合もこれまでどおり、携帯料金の支払いや、買い物で使えます。ただしdポイントクラブのdカード GOLD 10%ポイント還元、dカードケータイ補償などのサービス開始やカードでポイントを貯めたり、dポイントを加盟店で使ったりするためには公式サイトでの手続きが必要です。
まとめ
- dカードは常時1%の還元率、ローソンでは5%相当の還元が得られるドコモユーザー&dポイントユーザーにおトクなカードです
- ドコモの利用料金が月9000円を超える方は、年会費が事実上無料になるdカード GOLDがおすすめ