ラグジュアリーカードってどんなカード?
ラグジュアリーカードは日本で初めて採用されたMastercardブランドの最上位クラス 「World Elite Mastercard」のクレジットカードで、ハイクラスな優待や特典が魅力です。エントリークラスの「チタン」でも年会費は5万円。まずは、ラグジュアリーカードがどんなカードなのか紹介していきます。
ラインナップは3種類、金属製のクレジットカード
ラグジュアリーカードには、「チタンカード」「ブラックカード」「ゴールドカード」の3種類があります。 最大の特徴は、3種類のカードともに100%金属製(裏面のカーボンを除く)のカードであること。最上位クラスの「ゴールドカード」は、オスカー像やNASA発注品を手掛ける製造会社によって24金コーティングが施されています。まさに“真のゴールドカード”というべき、圧倒的な重厚感と存在感です。

カード表面には、最新の小型ICチップを搭載し、セキュリティ対策も万全。Mastercardのロゴや名前、カード番号は1枚1枚丁寧に金属から削り出しています。また、完成したカードは以下の写真のように、箱に収められて、大切なギフトのように届きます。


日本で初めて認定されたMastercardの「World Elite」カード
国際ブランドのMastercardにはグレードがあり、「スタンダード」「ゴールド」「プラチナ」「world」「World Elite」の順でステータスが上がってきます。その最高峰ともいうべき「World Elite」のカードは、日本ではラグジュアリーカードと三井住友トラストクラブが発行する「TRUST CLUB ワールドエリートカード」の2種類のみ。

ラグジュアリーカードは3種類ともに「World Elite」であり、日本で初めて「World Elite」に採用されたクレジットカードです。「World Elite」であることが、ラグジュアリーカードが世界中で豪華な優待サービスを受けられる理由のひとつになっています。
3種類のカードのスペックを比較
ラグジュアリーカードのエントリークラスである「チタン」の年会費は5万円、「ブラック」が10万円、最上位クラスの「ゴールド」が20万円になっています。「チタン」と「ブラック」は誰でも申し込みが可能で、「ゴールド」は招待制のため(但し、法人決済カードは直接申し込みが可能)インビテーションが必要になります。
それぞれスペックが異なり、対象となるサービスや特典も違います。以下では3種類のカードを比較します。
Gold Card | Black Card | Titanium Card | |
---|---|---|---|
カードデザイン | ![]() |
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カード仕様 | 24金仕上げ金属製カード | マットブラック金属製カード | ブラッシュド加工金属製カード |
国際ブランド | Mastercard | Mastercard | Mastercard |
インビテーション | 必要 | 不要 | 不要 |
年会費 | 20万円 | 10万円 | 5万円 |
還元率(キャッシュバック) | 1.5% | 1.25% | 1.0% |
還元率(賞品交換) | 3.3% | 2.75% | 2.2% |
マイレージ移行 | ANA/JAL/Hawaiian/United | ANA/JAL/Hawaiian/United | ANA/JAL/Hawaiian/United |
コンシェルジュ | 24時間365日(メール可) | 24時間365日(メール可) | 24時間365日(メール不可) |
空港ラウンジ | ・日本国内主要空港ラウンジ同伴者1名無料 ・プライオリティ・パス無料付帯 |
・日本国内主要空港ラウンジ同伴者1名無料 ・プライオリティ・パス無料付帯 |
・日本国内主要空港ラウンジ同伴者1名無料 ・プライオリティ・パス無料付帯 |
グローバルホテル優待 | 〇 | 〇 | 〇 |
手荷物宅配 | ・自宅~国内空港間カード1枚につき3個まで無料 ・自宅~海外滞在先は優待価格 |
・自宅~国内空港間カード1枚につき3個まで無料 ・自宅~海外滞在先は優待価格 |
・自宅~国内空港間カード1枚につき3個まで無料 ・自宅~海外滞在先は優待価格 |
旅行傷害保険 | ・海外最高1.2億円(自動付帯) ・国内最高1億円(利用付帯) |
・海外最高1.2億円(自動付帯) ・国内最高1億円(利用付帯) |
・海外最高1.2億円(自動付帯) ・国内最高1億円(利用付帯) |
個人賠償責任保険 | 最大1億円まで補償 | ― | ― |
ラグジュアリーリムジン | 往路、復路いずれかの片道 | 往路の片道 | ― |
ラグジュアリーダイニング | 〇 | 〇 | 〇 |
ラグジュアリーソーシャルアワー | 〇 | 〇 | ― |
全国映画館優待 | 毎月最大3回無料 | 毎月最大2回無料 | 毎月1回無料 |
国立美術館 | 所蔵作品展・企画展の無料鑑賞 | 所蔵作品展・企画展の無料鑑賞 | 所蔵作品展の無料鑑賞 |
「ゴールド」では賞品に交換時最大3.3%の還元率を誇り、キャッシュバックでも最大1.5%となります。他社との大きな違いとして、公共料金、税金の支払いはポイント付与対象外または加算率が悪くなるカードも多い中、ラグジュアリーカードは各種納税でも、さらにはモバイルSuica チャージでもショッピングと同率のポイントが貯まります。
ラグジュアリーカードの創業の地であるアメリカでは、「ブラック」からのエントリーが多いといいます。日本では、当初「チタン」からエントリーする方が多かったそうですが、ラグジュアリーカードの広報によると、サービスの使える幅が多い「ブラック」の申し込みが増えているとのこと。

例えば、コンシェルジュサービスは「チタン」でも使えますが、メールでの問い合わせに対応しているのは「ブラック」と「ゴールド」のみ。コンシェルジュサービスのベネフィットを最大限に受けるには、このような違いも大きいといえそうです。
年会費以上の価値あり!豪華優待サービス
ラグジュアリーカードのポイントプラグラムは、賞品交換の場合2.2~3.3%、キャッシュバックの場合1~1.5%と高水準なものの、年会費が高額なこともありポイント還元でペイしようするのは難しいといえます。ラグジュアリーカードは豪華な優待サービスが最大の魅力。優待や付帯サービスを十分に活用すれば、年会費以上の「お金では買えない価値」を感じられるはずです。
ここからは、ラグジュアリーカードの「一度体験するとカードが手放せなくなる」、豪華な優待サービスを紹介します。
脅威のリピート率80%超! 24時間365日対応のコンシェルジュ
ラグジュアリーカードの優待の中でも会員からの人気が高く、圧倒的な支持を得ているのが24時間365日対応のコンシェルジュサービスです。
電話では自動音声応答のアナウンスは流れず直接コンセルジュにつながるのが、他のプラチナ以上のカードに付帯するコンシェルジュサービスとの最大の差別化ポイント。実際他社のコンシェルジュサービスでは、「自動音声で待たされてしまい、結局時間の有効活用ができなかった」というように、コンシェルジュにつながるまでに時間がかかることが多いのも事実です。

ラグジュアリーカードは、自動音声で待たせる時間もお客さんの大切な時間のひとつ、と捉えて「すぐにつながる=本当に使える」コンシェルジュであることに特化しています。また、「ブラック」と「ゴールド」はメールでの対応も可能なため、海外旅行やレストランの予約情報などを同伴者へ共有するのもスムーズに行えます。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスが秀逸なことは、リピート率80%超という数字が物語っています。以下に、コンシェルジュサービスを活用した会員の声を紹介します。


クレジットカードが使えない店舗の紹介や、カードとは全く関係ない案件でも垣根なくサポートしてくれるとあって、まさに自分だけの秘書を持ったような便利さが味わえます。コンシェルジュの利用料金はすべて年会費に含まれているので、使えば使うほどお得になります。
1ランク上のライフスタイルを実現してくれる体験型優待
ラグジュアリーカードでは会員を飽きさせない取り組みとして、キャッシュバックや割引優待だけにとどまらず、会員限定のオフラインイベントをはじめ、リムジン送迎サービス、国立美術館の企画展無料鑑賞、全国のTOHOシネマズでの映画無料鑑賞など、豪華な専用体験型優待が多数用意されています。
以下では、会員に人気の体験型優待を紹介します。
ラグジュアリーリムジン | ![]() |
全国の提携レストランでのディナーの予約で、指定の場所からレストランまでの片道送迎を無料提供 |
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ラグジュアリーカードラウンジ | ![]() |
銀座にある完全会員制バーラウンジVILLA FOCH GINZA をラグジュアリーカード会員に開放 |
ラグジュアリーソーシャルアワー | ![]() |
トップソムリエ厳選の希少ワインとフィンガーフードを楽しめる会員限定イベントを定期的に開催 |
ケンズカフェ東京優待 | ![]() |
通常受け取り数ヶ月待ちの「ケンズカフェ東京」のガトーショコラを会員様限定で1日5本取り置き |
ラグジュアリービール | ![]() |
レストランでしか味わえないビールブランド「ROCOCO Tokyo WHITE」が会員のみ直接購入可能 |
国立美術館無料鑑賞 | ![]() |
所蔵作品展を会員と同伴者1名まで無料鑑賞可能(ゴールド、ブラックは企画展も同伴者1名まで無料) |
全国映画館優待 | ![]() |
全国のTOHOシネマズで毎月最大3回無料で映画を鑑賞可能(ゴールド3回、ブラック2回、チタン1回) |
上記の中でも特に人気が高い優待が「ラグジュアリーリムジン」と「ラグジュアリーソーシャルアワー」の二つ。優待を体験した会員の声を紹介します。




世界3000以上のホテルで利用できるトラベルプログラム
ラグジュアリーカードには、ホテルステイをより快適にしてくれるトラベルプログラムがあり、国内外3000以上の一流ホテルで特典が受けられます。The Ritz-Carlton (ザ・リッツ・カールトン)、Mandarin Oriental (マンダリンオリエンタル)、The Peninsula (ザ・ペニンシュラ)などの一流ホテルで平均総額500ドル相当の特典を受けられるため、旅行や出張の機会が多い方にとってはすごく魅力的な優待です。
例えば、「ハイアット ホテルズ アンド リゾーツ」では、5つのハイアットブランドのホテルで以下の特典が受けられます。
- 朝食無料(毎日2名まで)
- ウェルカムアメニティ
- 最大100米ドル相当のホテルクレジット(1滞在につき)
- 部屋の1ランクアップブレード(空室状況による)
- アーリーチェックインおよびレイトチェックアウト(空室状況による)
- コネクティングルーム優先リクエスト

期間限定で提供されるシーズナル優待
ラグジュアリーカードでは、これまでに紹介してきた豪華な優待とは別に、月6~7本ペースで追加される期間限定のシーズナル優待があります。
シーズナル優待は、カード会員のライフスタイルを考えて臨機応変に開発されています。例えば、2020年4月には、新型コロナウイルス感染拡大の影響により自宅で過ごす「おうち時間」が格段に増えたことを受け、dTV見放題、米国有数のオンラインヨガサイト「YogaToday」全レッスンの無料開放、プレミアムワインセットの提供、などのシーズナル優待が追加されました。

また、過去には以下のようなイベントも提供されています。
- 鮨さいとうプロデュースの「鮨つぼみ」での貸し切りディナー
- 松山英樹を担当したプロキャディーなどとラウンドができるイベント
- 閉館後の美術館を貸し切って、学芸員が解説するナイトミュージアムの開催
- ボッテガ・ヴェネタ創業一族がはじめた日本未入荷のオリーブオイルの先行販売 など
どんな人が持てる? 審査難易度はどのくらい
これまで紹介してきた数々の豪華優待を知って、ラグジュアリーカードを持ちたいと考えている人も多いのでないでしょうか。

ラグジュアリーカードの入会条件や審査の内容などは他のカードと同様に公表されていません。以下で紹介するラグジュアリーカード保有者のプロフィールデータから、どんな人が持てるのか、参考にしてみてください。
<カード保有者のプロフィールデータ>
- 平均年収:約1700万円(数百万から億以上と幅広い)
- 職業:6割近くは、経営者、役員、自営業
- 男女比:女性比率は現在約1割であるものの、年々増加傾向
- 年入会者年齢:日本の会員数での躍進を支える約半数近くはミレニアル世代
- 分布:全国47都道府県にホルダー

まとめ
- ラグジュアリーカードは豪華な優待サービスが魅力
- 「チタンカード」「ブラックカード」「ゴールドカード」の3種類
- 「チタン」の年会費は5万円、「ブラック」が10万円、最上位クラスの「ゴールド」が20万円
- Mastercardブランドの最上位クラス 「World Elite Mastercard」のクレジットカード
- 圧倒的な支持を得ているのが24時間365日対応の「つながる」コンシェルジュサービス
- リムジン送迎など、豪華な専用体験型優待が多数用意されている
- ホテルステイをより快適にしてくれるトラベルプログラムがある
- 月6~7本ペースで追加される期間限定のシーズナル優待がある
ラグジュアリーカードは、クレジットカードの枠を超えてプライベート・ビジネス双方をラグジュアリーにサポートしてくれる魅力的なクレジットカードです。 会員になれば、専用スマホアプリで続々と登場する最新の優待サービスをチェックでき、 予約もアプリからそのままリンク先へ飛ぶことで気軽にできます。また、優待チケットもアプリ上から入手して、お店で見せるだけ。スタイリッシュかつラグジュアリーな使い心地の導線も確保してくれます。