プラチナプリファードはどのくらいポイントが貯めやすい?
三井住友プラチナプリファード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- ポイント特化型のプラチナカード
- プリファードストア(特約店)でポイント還元率+1~9%(「一休.comの利用で+6%」など)
- 毎年、前年100万円のご利用ごとに10000ポイントプレゼント(最大40000ポイント)
- ご入会月の3ヵ月後末までに40万円以上のご利用でプラス4000ポイントをプレゼント
プラチナプリファードの基本情報
まず、プラチナプリファードの基本情報を確認しておきましょう。年会費は3万円で、プラチナカードとしては決して高い水準ではありません。また、家族カードは無料なので、複数人で使えばお得です。
年会費 | 3万円(家族カードは無料) |
---|---|
還元率 | 100円(税込)につき1ポイント(1.0%) |
申込条件 | 原則として満20歳以上で、本人に安定継続収入がある |
申込方法 | インターネットのみ |
利用可能枠(総利用枠) | 原則150万円~ |
支払方法 | 1回/2回/ボーナス一括払い/リボ払い/分割払い |
支払日 | 15日締め翌月10日払い/月末締め翌月26日払い |
海外旅行傷害保険 | 最高5000万円 (うち4000万円は利用付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高5000万円 (うち4000万円は利用付帯) |
傷害・疾病治療費用 | 300万円 |
賠償責任 | 5000万円 |
救援者費用 | 500万円 |
携行品損害 | 50万円 (自己負担3000円) |
お買物安心保険 | 500万円※ |
Google Pay、Apple Pay、VISAのタッチ決済 | 対応 |
※ 自己負担3000円、購入日および購入日の翌日から200日間補償
ポイントを貯めるうえでのプラチナプリファードのメリット
ここではプラチナプリファードがポイントを貯めるうえでどう有利なのか、具体的に解説します。
還元率は他の三井住友カードの2倍
プラチナプリファードは、ショッピング100円(税込)につき1ポイントのVポイント(1ポイント=1円相当)が還元されます。
還元率にすると1.0%です。他の三井住友カードは0.5%なので、「ポイント特化型」をうたうカードならではの高水準に設定されています。
プリファードストア(特約店)で最大10%還元
プラチナプリファードには「プリファードストア」という特約店が多数、用意されています。
プリファードストアで買い物をすると通常ポイントに加えて1~9%のポイントがもらえるので、基本の還元とあわせると最大10%の還元を受けられることになります。
加算されるポイントはジャンルごとに異なります。宿泊予約サイトはかなり有利ですが、ポイントを貯めるうえでは総額で使う金額が多いお店が入っているかどうかが大事です。
ジャンル | 加算ポイント | 具体例 |
---|---|---|
宿泊予約サイト | 6~9% | Expedia:9% Hotels.com:9% 一休.com:6% |
交通 | 1~4% | 「JapanTaxi」アプリ経由でのタクシー乗車:4% ETC:2% ANA航空券:1% |
百貨店 | 2% | 阪神百貨店:2% 阪急百貨店:2% 大丸松坂屋:2% |
ライフスタイル | 2% | 蔦屋書店:2% |
コンビニエンスストア | 1~2% | セブン-イレブン:2% ファミリーマート:2% ローソン:2% |
カフェ・ファストフード | 1~2% | マクドナルド:2% エクセルシオールカフェ:1% すき家:1% |
スーパー | 1% | 西友:1% ライフ:1% 京王ストア:1% |
ドラッグストア | 1% | マツモトキヨシ:1% ココカラファイン:1% |
なお、加算ポイントをもらうためには特約店ごとに定められた条件を満たす必要があります。宿泊予約サイトの場合は会員専用サイト「For Platinum Preferred Members」を経由しないと、せっかくの高還元を受けられなくなるので注意してください。
前年100万円の利用ごとにボーナスポイント(継続特典)
プラチナプリファードは、前年1年間での利用金額100万円ごとに1万ポイント(最大4万ポイント)を、通常ポイントとは別にもらうことができます。
初年度については「新規入会&利用特典」として、入会月から3ヶ月後の末日までに40万円以上の利用があると4万ポイントをもらうことができます。継続特典より条件がゆるいので、入会するならぜひ達成しましょう。
なお、年間利用金額の計算において以下のものは対象外となりますので注意してください。
年間利用額対象外
- キャッシングリボ、海外キャッシュサービス、その他ローンの返済金
- リボ払い・分割払い手数料
- 年会費(クレジットカード、ETCカード、PiTaPaカード)
- 国民年金保険料
- 交通系を含む電子マネーへのチャージ
- 提携会社からの収納事務を委託された一部の保険料
海外での外貨決済で2%の上乗せ(外貨ショッピング利用特典)
プラチナプリファードは、海外のVISA加盟店(実店舗・インターネット取引とも)にて外貨で決済した金額について、通常ポイントに加えて100円(税込)につき2ポイントをもらうことができます。

海外では現地通貨決済に
海外では日本円で決済するか現地通貨で決済するかを尋ねられることがありますが、この場合は現地通貨で決済した分のみが対象です。 日本円での決済を希望すると、そのお店が決めたレートで換算されて不利になるおそれがあるので、その点からも現地通貨での決済がおすすめです。
ポイントUPモールを経由するとポイントが最大10倍に
三井住友カードで決済する場合、オンラインモール「ポイントUPモール」を経由して買い物をすると、ポイントが最大で20倍になります。
ただし、20倍というのは還元率0.5%のカードを基準とした場合です。プラチナプリファードは通常の還元率が1.0%なので、ポイントUPモールを経由して得られるメリットは実質半分ということになります。

(例)ポイント4倍の店舗で1万円の買い物をした場合にもらえるポイント
- ポイントUPモールを経由した場合:1万円÷200円×4=200ポイント
- 直接、その店舗で買い物をした場合:1万円÷100円=100ポイント
倍率が2倍の店舗ではポイントUPモールを経由するメリットがありませんが、3倍以上ならメリットがあります。よく使うお店がある場合は利用を検討してみましょう。
どのくらい使えば年会費の元を取れる? シミュレーションで検証
プリファードストアやポイントUPモールなど、ポイントの加算がある店舗を全く使わなかったと仮定し、いくら使うと合計でどのくらいポイントが得られるか計算してみました。
年間利用金額 | 通常ポイント | 継続特典ポイント | 合計 |
---|---|---|---|
100万円 | 100万円×1.0%=1万ポイント | 1万ポイント | 2万ポイント |
150万円 | 150万円×1.0%=1万5000ポイント | 1万ポイント | 2万5000ポイント |
180万円 | 180万円×1.0%=1万8000ポイント | 1万ポイント | 2万8000ポイント |
200万円 | 200万円×1.0%=2万ポイント | 2万ポイント | 4万ポイント |
プラチナプリファードの年会費は税込みで3万3000円です。年間の利用金額が200万円(約16.7万円/月)以上になれば問題なく元が取れますが、180万円(15万円/月)ではポイントの加算がないと3万3000円相当のポイントは得られません。
仮に年間の利用金額が180万円で、そのうちプリファードストアに登録されているスーパー(加算されるポイントは1.0%)で年間60万円の利用があるとすると、60万円÷100円=6000ポイントの加算を受けることができ、年間の合計ポイントは2万8000+6000=3万4000ポイントとなります。
どのお店で使うとポイントがどのくらい加算されるのかを意識するのが面倒な方は、年間で200万円以上の利用を目安にするのがおすすめです。
三井住友プラチナプリファード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- ポイント特化型のプラチナカード
- プリファードストア(特約店)でポイント還元率+1~9%(「一休.comの利用で+6%」など)
- 毎年、前年100万円のご利用ごとに10000ポイントプレゼント(最大40000ポイント)
- ご入会月の3ヵ月後末までに40万円以上のご利用でプラス4000ポイントをプレゼント
プラチナプリファードのデメリット
プラチナプリファードはポイントが貯まりやすいというのが特徴なので、一般的なプラチナカードと比べてデメリットもあります。入会を検討する場合はあらかじめ理解しておいてください。
一般的なプラチナカードより付帯サービスが劣る
プラチナプリファードは、一般的なプラチナカードであれば付帯していることが多い以下のサービスを利用できません
付帯していないサービス
- コンシェルジュサービス
- 海外空港ラウンジ
プラチナカードの場合、海外の空港ラウンジ(一部、国内もあります)を利用できる「プライオリティ・パス」や「ラウンジ・キー」に無料で入会できるものが多いです。
しかし、プラチナプリファードにはこの特典が付帯されていません。これらのサービスを利用する機会がほとんどないという方にとっては問題ないでしょう。
国際ブランドはVISAしか選べない
プラチナプリファードは国際ブランドとしてVISAしか選べません。
といっても、VISAは加盟店が多いので、国内はもちろん海外で利用するときもあまり問題にならないでしょう。
プラチナプリファードは三井住友ゴールド、プラチナと比較するとどう?
プラチナプリファードは「三井住友カード プラチナ」と「三井住友カード ゴールド」の中間に位置付けられるカードです。そこで、両者と比較してみました。
三井住友カード プラチナ | 三井住友カード プラチナプリファード | 三井住友カード ゴールド | |
---|---|---|---|
年会費 | 5万円 | 3万円 | 1万円 |
家族会員年会費 | 無料 | 無料 | 1人目:無料 2人目以降:1000円 |
年会費の割引 | 1000円 (WEB明細割引) |
なし | 最大6000円※4 |
還元率 | 0.5% | 1.0% | 0.5% |
ポイントUPモール | 利用可 | 利用可 (ただし倍率は200円につき1ポイントで計算) |
利用可 |
ココイコ!※1 | 利用可 | 利用可 (ただし倍率は200円につき1ポイントで計算) |
利用可 |
「対象店舗でポイント5倍」※2 | 利用可 | - | 利用可 |
「選んだお店でポイント2倍」※3 | 利用可 | - | 利用可 |
利用枠 | 原則300万円~ | 原則150万円~ | 原則50~200万円 |
国際ブランド | VISA/Mastercard | VISA | VISA/Mastercard |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 (自動付帯) |
最高5000万円 (うち4000万円は利用付帯) |
最高5000万円 (うち4000万円は利用付帯) |
傷害・疾病治療費用 | 500万円 | 300万円 | 300万円 |
賠償責任 | 5000万円 | 5000万円 | 5000万円 |
救援者費用 | 1000万円 | 500万円 | 500万円 |
携行品損害 | 100万円 (自己負担3000円) |
50万円 (自己負担3000円) |
50万円 (自己負担3000円) |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円 (自動付帯) |
最高5000万円 (うち4000万円は利用付帯) |
最高5000万円 (うち4000万円は利用付帯) |
お買物安心保険 | 500万円※5 | 500万円※5 | 年間300万円 |
国内空港ラウンジ | 利用可 (同伴者1名無料) |
利用可 | 利用可 |
海外空港ラウンジ | 利用可(プライオリティ・パス) | - | - |
コンシェルジュサービス | 利用可 | - | - |
※1 エントリー後に買い物をするとポイントが加算されるサービス
※2 セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドの利用金額についてポイントが5倍になるサービス
※3 よく行くお店をあらかじめ登録しておくと、そのお店での利用分についてポイントが2倍になるサービス
※4 マイ・ペイすリボ割引または前年の利用金額に応じた割引のうち割引率の高い方(最大50%=5000円)とWEB明細割引(1000円)の合計
※5 自己負担3000円、購入日および購入日の翌日から200日間補償
このように比較すると、付帯サービスについてはゴールドカードとそれほど変わらないので、どちらにするか迷う方がいるかもしれません。
ゴールドカードは年会費について最大で6000円の割引を受けられますが、基本の還元率は0.5%ですし、6000円の割引を受けるためには前年に300万円以上の利用が必要です。
また、前年の利用金額に応じたボーナスもないので、カードをたくさん利用する前提ならプラチナプリファードの方が有利になりやすいでしょう。
仮にカードを年間で200万円利用した場合(ポイントUPモールなどの利用はなし)、それぞれの単純計算による損得は以下のようになります。
ポイント | 年会費(割引後、税込) | 差し引き | |
---|---|---|---|
プラチナ | 1万円(相当) | 5万3900円※1 | -4万6100円 |
プラチナプリファード | 4万円(相当) | 3万3000円 | +7000円 |
ゴールド | 1万円(相当) | 7700円※2 | +2300円 |
※1 WEB明細割引1100円(税込)の適用後
※2 年間の利用金額が100万円以上300万円未満の場合の20%引きとWEB明細割引1100円(税込)の適用後
以上はあくまでシミュレーションであり、ポイントUPモールなどのポイントが加算されるサービスや、他の付帯サービスの利用度合いなどによって個人レベルでの損得は変わります。入会するカードを選ぶときはこれらも加味して判断してください。
プラチナプリファードは他社プラチナカードと比較するとどう?
プラチナプリファードのポイントの貯めやすさを検討するため、年会費が同程度の他社プラチナカードと比較してみました。
プラチナプリファード | JCBプラチナ | エポスプラチナカード | |
---|---|---|---|
年会費 | 3万円 | 2万5000円 | 3万円(税込) |
還元率 | 1.0% | 0.5% | 0.5% |
国際ブランド | VISA | JCB | VISA |
海外旅行傷害保険 | 最高5000万円 (うち4000万円は利用付帯) |
最高1億円 (自動付帯) |
最高1億円 (自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高5000万円 (うち4000万円は利用付帯) |
最高1億円 (自動付帯) |
最高1億円 (利用付帯) |
コンシェルジュサービス | - | 利用可 | 利用可 |
国内空港ラウンジ | 利用可 | 利用可 | 利用可 (同伴者1名まで無料) |
海外空港ラウンジ | - | 利用可 (プライオリティ・パス) |
利用可 (プライオリティ・パス) |
JCBプラチナには「Oki Dokiランド」(オンラインモール)や「JCBオリジナルシリーズ」(特約店)がありますし、キャンペーンが豊富というメリットがあります。
ただし、基本の還元率がプラチナプリファードより劣るので、ポイントの貯めやすさという視点で考えればプラチナプリファードのほうが得になる方が多いかもしれません。
エポスプラチナカードは「たまるマーケット」(オンラインモール)が利用できますし、年間の利用金額に応じたボーナスポイントももらえます。基本の還元率が低いのでポイントを貯めるうえではその点がネックになりますが、プライオリティ・パスやコンシェルジュサービスが利用できる点に違いがあります。
まとめ
- プラチナプリファードはポイントを貯めやすくするための仕組みがたくさん用意されている
- プラチナプリファードはポイント特化型カードなので、一般的なプラチナカードと比べて付帯サービスで劣る点がある
- 年会費の元を取る年間利用金額の目安は200万円