リボ払いとは? ジャックスカードのリボ払いを解説
ジャックスカードには、全部で以下の4つの支払方法が用意されています。
- 1回払い
- ボーナス1回払い
- 回数指定分割払い
- リボ払い
「1回払い」では、毎月末日までの利用金額を翌月27日にまとめて支払います。「ボーナス1回払い」では、夏と冬に支払われるボーナス月にまとめて支払います。
「回数指定分割払い」では、予算に合わせて分割回数を指定して支払いますが、回数によっては分割払い手数料がかかるので注意が必要です。
「リボ払い」も回数指定分割払いのように数回に分けて支払いますが、回数指定分割払いとは何が違うのでしょうか? ここからは、リボ払いについて詳しく見ていきましょう。
ジャックスカードでは支払方式が2つ
リボ払いとは、利用金額や利用件数に関係なく、毎月の支払いを元金として手数料を支払う返済方法です。ジャックスカードには、以下の2種類のリボ払いが用意されています。
- 残高スライド方式
- 固定方式
「残高スライド方式」とは、リボ払いの利用残高によって月々の支払金額が増減する返済方法です。リボ払いの利用残高に応じた1回の支払金額は以下のように決められています。
利用残高 | 月々の支払金額 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
Aコース | Bコース | Cコース | Dコース | Eコース | Fコース | |
1円~ 30万円 |
5000円 | 1万円 | 2万円 | 3万円 | 4万円 | 5万円 |
30万超~ 50万円 |
1万円 | |||||
50万超~ 100万円 |
2万円 | 2万円 | 3万円 | 4万円 | 5万円 | 6万円 |
100万超~ 150万円 |
3万円 | 3万円 | 4万円 | 5万円 | 6万円 | 7万円 |
利用残高によって支払金額が変動するため、返済期間が短くなるのがメリットです。一方で、利用残高が増えると毎月の支払金額が増えて負担が大きくなるのがデメリットといえます。

「固定方式」とは、利用残高に関係なく毎月の支払金額が一定に設定されている返済方法です。利用残高が増えても支払金額が変わらないため、返済計画を立てやすいのがメリットです。一方で、利用残高が増えても支払金額が変わらないため、返済期間が長くなってしまうのがデメリットといえます。

このように、どちらの方式を選ぶかによって違いが生じるため、違いを理解してから利用を開始しましょう。
手数料の計算方法
カードの支払方法でリボ払いを選択すると手数料がかかります。リボ払いの手数料は利用残高に対して月利1.25%(実質年率15.00%)です。手数料の支払方法として、以下の2種類が挙げられます。
- 元金定額リボルビング払い
- 元利定額リボルビング払い
「元金定額リボルビング払い」では、リボ払いの支払いコース金額に対して手数料を加算して毎月支払います。例えば、月々の支払金額が1万円の場合には、1万円に手数料が加算されます。
「元利定額リボルビング払い」では、元金金額と手数料を合算した支払金額を毎月一定金額で支払うという違いがあるので注意が必要です。例えば、毎月1万円支払うという場合には、1万円の中に元金部分と手数料が含まれていることになります。
どの方式になっているのかわからない場合には、カード送付の案内やWeb会員サービス「インターコムクラブ」から確認できます。
1回払いとどれくらい差が出る? 返済シミュレーション
月利1.25%と聞くと、そこまで高くないと感じる人がいるかもしれませんが、実質年率で考えると「15.0%」であるため、キャッシング並みの高い金利が適用されます。
例えば、ショッピングで20万円利用して手数料を除いた月々の支払金額が1万円だった場合、支払総額は22万3759円、利息だけで2万3759円がかかる計算です。
1回払いより11.9%高い2万3759円を余分に支払わなくてはならないので注意しましょう。
リボ払いのリスク
リボ払いはクレジットカードを多く利用しすぎた場合でも、一括請求ではなく分割されて請求されるので支払いの負担を軽減できます。しかし、リボ払いには以下の2つのリスクを伴うので注意が必要です。
- 金銭感覚がまひしてしまう
- 信用情報に傷がつく可能性がある
残高スライド方式のリボ払いの場合は、利用残高に応じて支払金額が増えるため、カードの利用額が増えた実感が湧きやすいといえます。しかし、固定方式のリボ払いの場合は、利用残高が増えても支払金額は増えません。実感が湧きにくく、金銭感覚がまひしやすいので注意しなければなりません。
金銭感覚がまひすると、つい返済能力以上にクレジットカードを利用してしまい、滞納して信用情報に傷がつく可能性があります。信用情報に傷がついた場合、新規にローンの契約ができなくなります。
滞納が続くと財産の差し押さえに発展する可能性もあるため、リボ払いを利用する際には利用残高が大きくなり過ぎないように気をつけましょう。
支払方法の変更はできる?
ジャックスカードは、1回払いからリボ払いに変更したり、リボ払いの残高を一括返済したりすることも可能です。リボ払いに変更する際は、インターコムクラブかジャックス・カスタマーセンターから変更できます。
ジャックス・カスタマーセンターの電話番号は以下のとおりです。
ジャックス・カスタマーセンター
東京:0570-002277
大阪:0570-005599
札幌:011-271-1680
自動音声は24時間対応ですが、オペレーターは平日9:30~17:30までの対応なので注意が必要です。一括返済への変更もジャックス・カスタマーセンターで受け付けています。
また、リボ払いへの変更は、時期によって支払開始日が異なります。前月の支払日翌日から請求金額確定日までは請求金額確定月の27日です。
請求金額確定日以降当月の支払日前日までは翌月の27日となります。すでにリボ払いによる請求が確定している場合は、1回払いに変更できないので注意しましょう。
追加で返済することはできる?
リボ払いは一括返済だけでなく、追加で返済することも可能です。追加で返済する場合は、インターコムクラブのメニュー一覧から「リボ増額返済のお申し込み」をクリックして、増額返済する金額を1万円単位で入力します。
余裕のある月に追加で返済すれば、かかる手数料を減らして返済総額を減らすことができます。
滞納した場合はどうなる?
支払方法で1回払いを選択していて、残金不足で口座引き落としできなかった場合は、遅延損害金として年14.6%というキャッシング並みの利息を支払わなくてはなりません。
また、滞納が長期化すると、信用情報に傷が付いて新規にローンを契約できなくなります。
最終的には預金や給料といった財産の差し押さえに発展する可能性もあるので注意が必要です。
リボ払いは支払いが長期化する、利息によって支払いの負担が大きくなるといったリスクを伴うため、あまりおすすめしません。
しかし、リボ払いよりも滞納のリスクの方が大きいため、支払いが厳しいのであればリボ払いも選択肢の一つとして検討してみましょう。

支払いがすべてリボ払いになるサービス Jリボ
Jリボとは、Jリボサービスに登録することによって、買い物の際に1回払いを選択しても自動的にリボ払いになるサービスです。
Jリボに登録した場合の特典と登録方法および解除方法について詳しく見ていきましょう。
Jリボ登録で特典がついてくる
Jリボに登録した場合、初回登録の特典として1000円分のJデポがプレゼントされます。
Jデポとは、カードショッピングの利用金額から、Jデポ金額を差し引いて請求する値引きシステムです。
また、抽選口数が決まっているキャンペーンに参加する場合、全キャンペーンの抽選口数が2倍になるという特典もあります。
Jリボの登録方法と解除方法
Jリボは、インターコムクラブにログインし、Jリボサービスの登録を選択すれば簡単に登録できます。ジャックスカード増枠デスクからも登録することが可能です。カード増枠デスクの電話番号は以下のとおりです。
カード増枠デスク
0120-925-584
受付対応は平日9:30~17:30までとなっているので注意が必要です。Jリボは同様の方法で解除することも可能です。
解除の適用日は、インターコムクラブの場合には20:59までは翌日、21:00以降は翌々日に解除されます。電話は翌日解除されるといったように、申込方法と時間によっては解除日が異なる点に注意しましょう。
まとめ
ジャックスカードの支払方法には複数の種類がありますが、リボ払いを選ぶべきかどうか悩んでいる人も多いと思います。
リボ払いは1回払いと比べて支払負担を軽減できるため、気軽に買い物を楽しめるようになります。しかし、返済期間が長期になりやすく、支払総額が大きくなりがちなので注意が必要です。
リボ払いを利用する際は、リボ払いのリスクをよく理解したうえで計画的に利用しましょう。

編集部
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