目次
ジャックスカードの海外旅行傷害保険のメリット
まずは、ジャックスカードに付帯している海外旅行傷害保険のメリットを見ていきましょう。メリットはおもに以下の4つがあります。
- 利用の有無に関係なく自動で保険適用になる
- 携行品が盗まれた場合の損害にも適用
- 1旅行あたりの適用期間は最長90日間
- もしものときは「アシスタンスサービス」が利用できる
利用の有無に関係なく自動で保険適用になる
通常、クレジットカードの保険には、自動付帯と利用付帯の2つがあります。

利用付帯は、旅行にかかる交通費や宿泊費をクレジットカードで支払う必要があり、クレジットカードで支払いがされていない場合は、保険が適用されません。
ジャックスカードの海外旅行傷害保険は、持っているだけで保険が適用される自動付帯です。
携行品が盗まれた場合の損害にも適用
ジャックスカードの海外旅行傷害保険は、病気やケガ以外にも、カメラや衣類などの携行品が盗まれたり、破損したりしたときにも、携行品損害について補償されます。
こうした事態に備えることができるのもメリットのひとつです。
1旅行あたりの適用期間は最長90日間
どれくらいの期間の旅行について、補償されるかもポイントです。ジャックスカードの海外旅行傷害保険であれば、1旅行(日本出発から帰国まで)あたり、最長90日間が補償期間となります。1ヶ月半の旅行分について補償対象となるので、海外に長めに滞在するときにも、利用することができます。
もしものときは「アシスタンスサービス」が利用できる
海外で突然ケガや病気になったときに、どうすればいいか途方に暮れてしまうこともあるかもしれません。
こんなときには、「アシスタンスサービス」を利用することができます。
AXAアシスタンス社が提供しているアシスタンスサービスでは、世界中どこからの問い合わせにも24時間体制で、医療施設への移送や現地に医師を派遣するといった手配をしてくれます。
ジャックスカードの海外旅行傷害保険の補償内容

以上のメリットを踏まえたうえで、ジャックスカードの海外旅行傷害保険の補償内容を確認しておきましょう。
補償内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡 | 最高2000万円 |
後遺障害 | 80~2000万円 |
傷害治療費用 | 最高200万円 |
疾病治療費用 | 最高200万円 |
賠償責任 | 最高2000万円 |
携行品損害 1旅行かつ1年間の限度額 |
最高20万円 (免責 3000円) |
救援者費用 1年間の限度額 |
最高200万円 |
傷害死亡
傷害死亡については、最高2000万円まで補償されます。
傷害死亡の補償対象範囲
偶然の事故やケガによって、その当日を含む180日以内に死亡した場合
後遺障害
後遺障害については、80~2000万円が補償されます。
後遺障害の補償対象範囲
偶然の事故やケガによって、その当日を含む180日以内に後遺障害が生じたとき
治療費用(傷害、疾病)
傷害治療費用については、最高200万円まで補償されます。
傷害治療費用の補償対象範囲
偶然の事故やケガによって、その当日を含む180日以内に医師の治療を受けたとき
疾病治療費用については、最高200万円まで補償されます。
疾病治療費用の補償対象範囲
疾病が原因となり、旅行期間終了後48時間以内に医師の治療を受けたとき、または特定の伝染病が原因で14日以内に医師の治療を開始した場合
賠償責任
賠償責任については、最高2000万円まで補償されます。
賠償責任の補償対象範囲
他人の身体の障害または他人の財物の破損または紛失について法律上の賠償責任を負ったとき
携行品損害
携帯品損害については、1旅行かつ1年間の限度額が最高20万円と設定されています。
ただし3000円までは免責(自己負担)となります。
携行品損害の補償対象範囲
携帯品が盗難、破損、火災などの偶然の事故にあって損害を受けたとき
救援者費用
救援者費用については、1年間の限度額が最高200万円と設定されています。
救援者費用の補償対象範囲
捜索救助などが必要になった場合
ジャックスカードの海外旅行傷害保険は家族も対象

ジャックスカードでは、本会員だけでなく、その家族でも保険対象にすることができます。詳しく見ていきましょう。
家族も対象にするなら家族カード発行が必要
家族も海外旅行傷害保険の対象にするには、家族カードの発行が必要になります。
家族カードとは、クレジットカードの本会員に安定した収入があれば発行できる、その家族も本会員のクレジットカードと同等のサービスを受けることができるカードです。
この家族カードを発行しておけば、家族会員となり、家族についても海外旅行傷害保険の対象にすることができます。
ジャックスカードゴールドやプラチナ会員である場合には、家族カードがなくても保険が自動付帯されます。
(※本会員の配偶者、または満19歳未満の家族で本会員と生計を共にする同居もしくは別居の未婚の子どものみ。)
家族カードの年会費と対象となる家族
ジャックスカードの家族カードは、年会費400円がかかります。また、家族カードに申し込みができる家族とは、以下の条件に当てはまる人を指します。
- 配偶者
- 高校生を除く18歳以上の子ども
- 両親
※いずれも、カード会員本人と生計を共にする同居かつ同姓の人に限る。
家族カードの申込方法
家族カードは、Webもしくは電話で申し込むことができます。
発行できる枚数は、最大3枚までとなっています。
Webの場合
- Web会員サービス「インターコムクラブ」にログイン(事前に会員登録が必要)
- メニュー一覧より「家族カードのお申し込み」を選択
- 申し込みボタンを押す
電話の場合
- 本会員がジャックス・カスタマーセンターに電話する
- 自動音声に従って、サービスコード「32」を押す
- オペレーターの案内にしたがって、申し込みをする
家族カードの発行には、一般的に申込後10日~2週間ほどかかります。
ゴールデンウィーク・年末年始などは、2週間~3週間ほどかかるので、急に家族カードの発行が必要になった場合は注意しましょう。
ジャックスカードの海外旅行傷害保険を利用する際の注意点
海外旅行傷害保険にはメリットも多いですが、注意すべき点もあります。
もしものときに補償が受けられなかったり補償額が足りなかったりすることがないよう、しっかり確認しておきましょう。
カードの種類によっては適用対象外になることがある
ジャックスが発行するカードには、用途に合わせてさまざまなカードを選ぶことができます。
自分のライフスタイルにぴったりなカードを探せることはメリットですが、選んだカードによっては、海外旅行傷害保険が付帯していないカードもあります。
海外旅行傷害保険が付帯していないカード
- JACCS CARD ADVANCE(ジャックスカードアドバンス)
- インヴァストカード
- アルプス・ジャックスカード
- Shonan Card(ショウナンカード)など
海外旅行傷害保険の付帯が必要なら、申し込む前に確認しておきましょう。
複数のクレジットカードに加入している場合、死亡・後遺障害以外の保険金額は合算される
海外旅行傷害保険が付帯しているのは、ジャックスカードに限りません。
複数のクレジットカードをもっていた場合には、保険金を合算した範囲内で補償を受けることができます。
例として、ジャックスカードと、Aカードという海外旅行傷害保険が付帯したクレジットカードを持っていたとしましょう。Aカードの補償額は300万円とします。
海外旅行でケガをした場合の補償額
ジャックスカードの補償額200万円+Aカードの補償額300万円=500万円
一方、死亡・後遺障害の場合は、補償額が高い方が適用されます。
ジャックスカードが2000万円、Aカードが1000万円だった場合は、ジャックスカードの補償額である2000万円が適用されることになります。
死亡・後遺障害については合算ではなく、「保有しているクレジットカードのもっとも保険金額が高いカードの補償額が適用される」と覚えておきましょう。
ジャックスカードの補償だけでは、足りないこともある
海外の医療費は日本と比べ高いということを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
国内であれば、健康保険証を提示することで、自己負担は1~3割となりますが、海外では保険証を使うことはできません。

また、海外では救急車を利用するだけでもお金がかかりますし、入院時の部屋代についても、倍以上かかることもあります。
ジャックスカードの補償はケガや病気で治療を受けた場合には、最高200万円が補償されていますが、入院が長引いたり、緊急手術が必要になったりすると、この額では足りなくなることも考えられます。
200万円だけでは不安という人は、別の海外旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードをもつことや、一般的にクレジットカードの付帯保険よりも補償が手厚い単体の海外旅行保険に入ることも検討してみましょう。
補償を受けるための手順
あまり経験したくはありませんが、海外旅行でケガをして病院を利用したり、携行品が盗難にあってしまったりしたときに、補償を受け取るためにはどういった手続きをする必要があるか確認しておきましょう。
旅行前に準備すること
上述しましたが、ジャックスカードの海外旅行傷害保険は自動付帯なので特に旅行前に手続きの必要はありません。
また、ジャックスカードを携行していない場合でも海外旅行傷害保険の対象となります。ただし、万が一病院の手配などが必要になったときカード番号がわからないと手続きが進まなくなってしまう可能性があるため、なるべく携帯しておくようにしてください。
実際に保障を受ける際の手続き方法
ケガや病気、盗難にあったときにはトラブル発生の日から30日以内に手続きを行い、保険金を請求する必要があります。
保険金請求の窓口は「ジャックスカード海外旅行傷害保険デスク」です。
また、保険金請求の際には、医師の診断書や損害品証明書などの書類の提出が求められます。
海外で手配しなくてはいけない書類もあるので、海外旅行傷害保険(保険金の請求手続き)のページを事前にチェックしておきましょう。
まとめ
今回はジャックスカードの海外旅行傷害保険について、以下のポイントを中心に解説しました。
- 保険は自動付帯する
- 携行品が盗まれた場合にも補償してくれる
- もしものときは「アシスタンスサービス」に連絡する
- 家族カードを発行すれば、家族も保険の対象になる
- カードの種類によっては、海外旅行傷害保険がない場合もある
- 保険が付帯するカードを複数もっていたら、死亡・後遺障害以外の保険金額は合算される
- ジャックスカードの補償だけで足りない場合がある
万が一のトラブルに備えるために、海外旅行傷害保険が付帯しているジャックスカードをもっておくと安心できます。
まずはジャックスカードの補償を確認して、足りないようなら他の海外旅行保険もあわせて検討してみましょう。