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クレジットカードの個人賠償責任保険のメリット・注意点
個人賠償責任保険とは、日常生活で相手にケガをさせてしまったり、他人のモノを壊してしまったりしたときに支払わなければならない費用を補償してもらえる保険です。
起きないことに越したことはないですが、万が一事故を起こして加害者になった場合には、相手に対して損害賠償の支払いの義務が生じる場合があります。
払える金額ならいいのですが、ケガの程度や壊したものによっては、数百万から数千万円以上請求されることもありえます。
火災保険や傷害保険などのオプションとなっている場合もあるので、すでに加入している人もいるかもしれません。
では、まだ個人賠償責任保険(補償)に入っていない人が、クレジットカードの個人賠償責任保険を選ぶ場合のメリットは何でしょうか。以下3点が挙げられます。
- 保険会社が提供している商品に比べて割安
- 面倒な手続きが不要
- 自分が必要な補償だけ自分で選んでセットにできる
一般的に保険会社が提供している商品よりも保険料が割安になっていることがポイントでしょう。クレジットカードのホームページから簡単に申し込みできるのもメリットになります。
なお、クレジットカードの個人賠償責任保険を選ぶ際の注意点には以下の3点が挙げられます。
- 保険料に対して補償金額がどれくらいになるのか
- 家族も補償対象に入れるのかどうか
- 相手とのやり取りを代行してくれる示談交渉があるかどうか
特に、補償金額についてはしっかりと確認しておきましょう。
加入したのはいいけれど、いざ支払いが発生したら補償が足りないといったことにならないように、ある程度補償金額に目安をつけて、補償内容を選ぶ必要があります。
この後、補償額や補償内容を詳しく解説していきます。
エポスカード個人賠償責任保険は自由設計コースがおすすめ
エポスカードで加入できる個人賠償責任保険「エポラク傷害保険」は保険料が比較的安く、自由設計コースを選べば、自分が必要と考えている補償内容をカスタマイズできます。
コストパフォーマンスがいいエポラク傷害保険の特徴を以下にまとめてみました。
<特徴>
- 月々40円からスタートし自由に補償をカスタマイズできる
- 商品は、「基本トレイ」+「オプション」で申し込む
- 基本トレイは、「傷害死亡・後遺障害」「傷害入院・傷害通院」「傷害入院のみ補償」があり、いずれかに必ず申し込む必要がある
- オプションで個人賠償責任補償(日常生活賠償)のみを付けた場合の保険料は月々190円
- 個人賠償責任補償は1億円、2億円、3億円の3パターンがある
- エポラク傷害保険はエポスカードを所持している人のみ加入可
保険会社が提供する火災保険や傷害保険でも当てはまることですが、エポラク傷害保険で個人賠償責任保険に加入するには、基本トレイにオプションという形でカスタマイズする必要があります。
また、保険料が安いと紹介されているクレジットカードは年会費がかかるクレジットカードやリボ払い専用カードであることが多いですが、エポスカードは年会費無料で個人賠償責任保険を利用することができます。
自転車保険でもっとも重視される個人賠償責任補償のみを申し込める
自転車保険でもっとも重視されるのは、個人賠償責任補償の日常生活賠償です。
この補償のみをオプションとした場合は、特徴にも挙げたように、保険料は毎月190円となります。
エポスカードの「エポラク傷害保険」自由設計コースで日常生活賠償を付ける場合、補償額は賠償金最高事例の1~3億円まで選択可能することができます。
保険金額 | 保険料 |
---|---|
1億円 | 190円 |
2億円 | 190円 |
3億円 | 190円 |
※基本トレイとして、傷害入院・傷害通院を選択している場合を想定。
過去、自転車による事故で賠償責任が発生し支払わなければならなくなった賠償金の最高額は、神戸地方裁判所で判決が出された、9521万円です。
つまり、自転車による損害賠償の最高額は現状だと1億円以下ですので、もともとの設定金額である最低限補償額でカバーできる可能性は高いです。
しかし、2億円なら200円、3億円なら210円と、10~20円を上乗せして支払うことで補償は倍になるため、コストに対するパフォーマンスが高いといえるでしょう。
補償対象は本人・夫婦・家族の3タイプに対応
例えば、子供が自転車で事故を起こして相手にケガを負わせた場合、賠償責任はどうなるのでしょうか。
基本的に子供の年齢が14歳未満なら責任能力がないと判断され、親が賠償責任を負う必要があります。
それ以上の年齢であった場合は、子供に賠償責任が発生する可能性が高くなります。
たとえ自分が自転車に乗らなかったとしても、こうした場合に備えて、保護者が家族全員の補償ができる「自転車損害賠償保険」などに加入しておくことが大切です。
エポスカード個人賠償責任保険は、適用があるのが契約者本人だけか、配偶者なども含むかによって、本人型、夫婦型、家族型の3タイプを選ぶことができます。
しかし「本人型」を選んだとしても、個人賠償責任保険の適用範囲は、同居の親族、別居の未婚の子となっています。
家族型を選ばなくても、同居の親族や未婚の子は補償対象となります。
示談交渉代行も重視するなら自転車コース(月々520円〜)
個人賠償責任補償だけでなく示談代行サービスも希望する場合は、エポラク傷害保険の自転車コースを選ぶのもおすすめです。
これは、自転車での突然のアクシデントを細かくサポートしてくれるコースです。
自転車コースは、基本トレイとして、傷害死亡・後遺障害(保険金額100万円)と傷害入院・通院(入院1日1000円・通院1日500円)の補償がセットされています。
相手への支払い以外にも、自分がケガや死亡してしまった場合についても補償されているのがポイントです。
また、事故を起こしてしまったときに、自分で相手や相手の保険会社の交渉するのは、時間や労力もかかりますし、事故を起こした後では、なかなか冷静な判断ができないこともありえます。
こうした交渉事を、保険会社にお願いすることができる示談交渉代行サービスがオプションとして付いているのも自由設計コースとの違いです。
日常生活の保障を充実させるなら日常生活賠償重視コース(月額520円〜)
「買い物中に商品を壊してしまった」
「自宅で水漏れして階下の部屋を水浸しにした」
「ベランダからものを落として他人の車を傷つけた」
など、日常生活で起こりうるさまざまな個人賠償責任補償をカバーできる保険を希望する場合、エポラク傷害保険の日常生活賠償重視コースもあります。
日常生活賠償重視コースでは、個人賠償責任の補償額が2億円と設定されています。
自転車事故だけでなく、日常生活で起きうる事故などに幅広く対応できるようになっています。
また、自分がケガをしてしまい入院や通院する場合についても、入院1日1500円、通院1日750円まで補償してもらえます。
こちらも、示談交渉を代行してもらえるサービスがセットになっています。
保険料の試算・申込方法
自分が申し込みたいコースの保険料がいくらか、カスタマイズしたら金額がどれくらい上がるのかをチェックするなら、エポスカードの保険のホームページから保険料の試算をしてみましょう。
- お好みのコースを選択する
- 加入タイプを選択する
- 基本トレイを選び、保険金額を選択する
- 自分が必要なオプションを選び、保険金額を選択する
- 月々の保険料が試算される
保険料に問題なければ、エポラク傷害保険のページから、「コースを選んで申し込み」から申し込みの手続きを行いましょう。
なお、申し込みは、エポスカード会員であることが加入条件となっています。
まとめ
今回は、エポスカードの個人賠償責任保険について以下のポイントを中心に解説しました。
- クレジットカードの個人賠償責任補償付きの保険は、保険会社よりも安め
- 個人賠償責任補償(家族含む)のみなら保険料は190円~
- 示談代行サービスも希望するなら自転車コース(月々520円〜)がおすすめ
- 日常全般の個人賠償責任をカバーしたいなら日常生活賠償重視コース(月額520円〜)
- エポスカードの本会員が保険に申し込むと、家族も補償対象になる
- 申し込むにはエポスカード会員でなければならない
エポラク傷害保険は、自分が必要な補償を選んでオプションとしてつけることができるので、余計な補償で保険料が高くなるのを抑えることができます。
また、本会員が保険に加入すれば、家族も補償の対象になるので、自分だけでなく家族にどんな補償が必要なのかも考えて申し込みましょう。

編集部
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