目次
エポスカードのキャッシング枠とは
エポスカードにはキャッシング機能と呼ばれる現金を引き出す機能が付いており、キャッシング枠を設定していればその範囲内でお金を借りることが可能です。
エポスカードのキャッシング枠の利用限度額と金利手数料
エポスカードのキャッシング枠の利用限度額、金利手数料といった基本情報をまとめると以下のとおりです。
金利 | 実質年率18.0% |
---|---|
限度額 | 1~50万円 |
貸付条件 | 20歳以上 |
返済方式 | 1回払い・リボ払い |
遅延損害金 | 実質年率20.0% |
利息の計算方法は「元金残高×18.0%×据置日数÷365日(うるう年は366日)」となっています。
例えば、5万円を借りて10日後の給料日に返済する場合の利息は
「5万円×18.0%×10日÷365日=246円」です。
キャッシング枠をいくら利用できるのか知りたい場合には、以下の方法で確認することが可能です。
- エポス公式アプリにログインする
- 支払い紹介をタッチする
- 利用可能額照会をタッチする
利用可能額照会をタッチすれば、ショッピングとキャッシングの両方の利用可能額を確認できます。
エポスカードでキャッシング枠を利用できる人とできない人の違い
エポスカードでお金を借りたいと思っても、エポスカードのキャッシング枠は誰しもが利用できるというわけではありません。
そのため、エポスカードのキャッシング枠を利用できるかどうか事前に確認することが重要です。エポスカードでキャッシング枠を利用できない人にはどんな特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
エポスカードでキャッシング枠を利用できない人の特徴
エポスカードでキャッシング枠を利用できない人の特徴としては、以下のようなものがあります。
- カードの所有者が20歳未満である
- ショッピング枠の利用が限度額に達している
- 支払いに遅延がある
エポスカードは18歳以上(高校生を除く)であれば申し込み可能ですが、キャッシングは20歳以上の人しか利用できません。20歳を迎えるまではキャッシング枠を利用できないので注意が必要です。
また、クレジットカードのキャッシング枠はショッピング枠との合算なので、ショッピング枠を利用しすぎている場合はキャッシング枠を利用できません。
加えて、その他のカードローンを利用している場合、年収の3分の1以上の借り入れを制限する「総量規制」と呼ばれるルールに抵触すると、キャッシング枠を利用できなくなります。
また、ショッピング枠の支払いで遅延が発生すると信頼が低下してしまいます。こうなるとショッピング枠が利用停止になるだけでなく、キャッシング枠の利用も停止されてしまう可能性があるので注意しましょう。
エポスカードでキャッシング枠を利用する方法
エポスカードでキャッシング枠を利用する方法には、以下の4つが挙げられます。
- ATMキャッシング
- Netキャッシング
- 電話キャッシング
- 海外キャッシング
それぞれの利用方法について詳しく見ていきましょう。
ATMキャッシング
ATMキャッシングとは、近くに設置されているエポスATMや提携ATMなどでエポスカードを利用し、お金を借りる方法です。ATMキャッシングの利用方法は以下のとおりです。
- ATMにカードを挿入する
- 「ご融資」・「お借入」などを選択して暗証番号と金額を入力する
- 現金とお客様控えを受け取る
近くにエポスATMや提携ATMがある場合は、すぐにお金を借りることができます。しかし、これらの機械が近くにない場合はすぐに借りることができない点は、デメリットといえるでしょう。
Netキャッシング
Neyキャッシングとは、エポスNetから申し込み、口座振込でお金を借りる方法です。Netキャッシングの利用方法は以下のとおりです。
- エポスNetにログインする
- Netキャッシングで申し込みを行う
- 指定した口座にお金が振り込まれる
特に不備がなければ、最短数十秒で指定した口座にお金が振り込まれる点がメリットです。また、スマホやPCで申し込むことができるので、原則24時間365日即日振込を受けられることも魅力です。
しかし現金が必要な場合、振り込んだ口座からお金を引き出さなくてはならないので注意が必要です。
電話キャッシング
電話キャッシングとは、電話(自動音声)で申し込み、口座振込にてお金を借りる方法です。電話キャッシングの利用方法は以下のとおりです。
- エポス電話キャッシング専用フリーダイヤル(0120-0101-25)に電話をかける
- 自動音声に従ってカード番号や暗証番号、金額を入力する
- 指定した口座にお金が振り込まれる
電話キャッシングは24時間いつでも申し込み可能ですが、申し込んだ時間や曜日によって、以下のように振込時間が異なります。
申込時間 | 振込時間 |
---|---|
0:00~8:59 | 当日9:00以降 |
9:00~14:29 | 最短数十秒 |
14:30~23:59 | 翌金融機関営業日の9:00以降 |
申込時間 | 振込時間 |
---|---|
0:00~23:59 | 翌金融機関営業日の9:00以降 |
必ずしもすぐに借りられるわけではないので、注意が必要です。
海外キャッシング
海外キャッシングとは、指定した口座にお金が振り込まれる海外旅行などの際、現地に設置されている「Visa」や「PLUS」のマークの付いたATMでお金を借りる方法です。海外キャッシングの利用方法は以下のとおりです。
- 暗証番号を入力する
- 取引内容を選択する
- 口座を選択する
- 金額を選択または入力する
空港や駅、繁華街などに設置されているATMで最長24時間、現地通貨を必要な分だけ利用可能です。日本の銀行や空港で両替するよりも手数料が安いというメリットがあります。
しかし、利用金額が1万円以下の場合は100円、1万円超の場合は200円の手数料がかかるので注意が必要です。
海外旅行に便利! エポスカードの海外キャッシング機能

海外旅行をする際は、銀行や空港で事前に現地の通貨を用意してから向かう人も多いのではないでしょうか。そのような人には、エポスカードの海外キャッシング機能の利用をおすすめします。
エポスカードの海外キャッシング機能には、以下のようなメリットがあります。
- 手数料が基本的に安い
- ATMで最長24時間利用できる
- 必要な分だけ利用できる
- 大金を持ち歩かずに済む
- 事前に通貨を用意する手間を省ける
日本で両替する場合は通貨を手配しなければならないため、両替手数料が多くかかるというデメリットがあります。
しかしエポスカードの海外キャッシング機能では、両替手数料が比較的低く設定されているのが一般的です。
また、ATMから最長24時間利用可能で、必要な分だけお金を用意できるため、大金を持ち歩かずに済み安全といえます。
現地通貨を事前に用意する手間を省けるため、スムーズに海外旅行に向かえるのが大きなメリットといえるでしょう。
エポスカードでキャッシング枠を利用した場合の返済方法
エポスカードのキャッシング枠を利用した場合は、以下の2つの方法から自分に合うものを選んで返済します。
- 1回払い
- リボ払い
それぞれの返済方法について詳しく見ていきましょう。
エポスカードのキャッシングの返済方法は「1回払い」と「リボ払い」の2つ
1回払いとは
キャッシング枠を利用した分と利息を、支払日に一括で支払う返済方法
リボ払いとは
繰り返しキャッシング枠を利用しても、利用残高に応じて月々の返済金額が定額になる返済方法
キャッシング枠の利用が大きい場合、1回払いだと返済負担が大きいため、「1回払いよりもリボ払いの方がいいのでは」と思った人もいるのではないでしょうか。
しかしリボ払いでは1回の返済負担は減らせるものの、返済期間が長くなることで支払う利息が多くなります。
金利が18.0%と高いことを考えると、なるべく返済期間を短くした方が良いため、リボ払いよりも1回払いを選んだ方が良いといえるでしょう。
返済が遅延した場合に発生する金額
キャッシングの返済が遅延した場合には、返済額に遅延損害金が上乗せされるので注意が必要です。
遅延損害金の金利は20.0%となっています。
5万円の支払いが30日遅れた場合
例えば、5万円の支払いを行わず、返済日から30日後に返済した場合は、「5万円×20.0%×30日÷365日=821円」が遅延損害金として上乗せされます。
「思っていたよりも遅延損害金の額が小さいのでこのくらいであれば問題ない」と思った人もいるかもしれません。
しかし返済が遅延すると、金額以上のデメリットを伴うので注意が必要です。
遅延期間が2~3ヶ月程度と長引いた場合は、支払いを遅延したという金融事故情報が個人信用機関に登録されます。
金融事故情報が登録されると、しばらくクレジットカードを新規に発行できなくなったり、ローンを新規に組めなくなったりすることがあります。
住宅や車をローンで購入することを予定していた場合など、この金融事故が原因で計画に支障が生じる可能性があるため、遅延しないように気を付けましょう。
エポスカードのキャッシング枠のメリット・デメリット

エポスカードのキャッシング枠には、メリットだけでなくデメリットもあります。利用してから後悔しないためにも、メリットとデメリットを理解したうえで利用することをおすすめします。
続いてエポスカードのキャッシング枠のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット
エポスカードのキャッシング枠を利用するうえでのメリットは、主に以下の3つです。
- 申し込みが簡単
- ATMの手数料が0円
- 初回最大30日金利0円キャンペーンが利用できる
エポスカードのキャッシング枠は、エポスカードを申し込む際に設ける方法もありますが、後から設けることもできます。
後からキャッシング枠を設ける場合、申込書に記入して申請する必要はありません。
エポスNetからキャッシング枠を申し込めばそのまま審査に移るので、簡単に申し込むことができます。
また、ATMでキャッシング枠を利用する場合に手数料がかかるクレジットカードもありますが、エポスカードはATMの利用手数料が無料です。
休日も手数料無料で借りられるのは大きなメリットでしょう。
そして、エポスカードのキャッシング枠を初めて利用する場合は、最大30日金利0円で借りることが可能です。キャッシングは利息がかかるのが不安という人でも利用しやすいでしょう。
デメリット

エポスカードのキャッシング枠には上でご説明したようなメリットがありますが、以下のようなデメリットもあるので利用時には注意が必要です。
- 実質年率が高い
- ショッピング枠とキャッシング枠が連動している
- 返済が滞るとクレジットカードが利用停止になることも
エポスカードの実質年率は18.0%に設定されています。
金利設定の高さだけで見ると消費者金融とほぼ変わらない設定となっており、借入金額が膨らんでしまうと利息の支払いだけでも負担になってしまうことがあるので注意が必要です。
消費者金融を利用すると、設定された金額の範囲内でお金を借りることができます。しかしクレジットカードのキャッシング枠は、設定された金額の範囲内であっても必ずお金を借りることができるとは限りません。
その理由は
ショッピング枠とキャッシング枠が連動しているためです。ショッピング枠とキャッシング枠は別々に設けられているわけではありません。
また、キャッシング枠を利用して返済が滞った場合、クレジットカードが利用停止になりショッピング枠も利用できなくなる可能性があります。
さらに、信用情報機関に滞納の情報が記載されてしまうと、各社のクレジットカードを利用できなくなったり、新規発行ができなくなったりするので注意しましょう。
まとめ
エポスカードのキャッシング枠は、カードの申込時に設けていた場合はすぐにお金を借りることができます。
- 最初にキャッシング枠を設定していなかった場合でも、エポスNetから申し込めばすぐに審査が開始されるのでスムーズな借り入れが可能
- エポスカードのキャッシングは金利も高く設定されているため、多額の借り入れを行うことには適していない
- エポスカードのキャッシング枠を利用する際は最低限の利用にとどめておき、なるべく早く返済する

編集部
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