エポスプラチナカードはどんなカード?
エポスカードには、一般的なエポスカード、上位のエポスゴールドカード、エポスプラチナカードの3種類があります。
エポスプラチナカードの基本情報をまとめると以下のとおりです。
エポスプラチナカード | |
---|---|
年会費 | 通常3万円 |
申込条件 | 20歳以上(学生を除く) |
限度額 | 特になし |
ポイント還元率 | 0.5% |
ブランド | VISA |
誕生月 | 最大ポイント2倍 |
ポイント | エポスポイント |
交換可能マイル | ANAマイル、JALマイル |
電子マネー決済 | - |
スマホ決済 | Apple Pay・Google Pay・楽天ペイ |
付帯保険 | 国内旅行傷害保険・海外旅行傷害保険 |
特典 | グルメクーポン、プライオリティ・パス、コンシェルジュ |
エポスプラチナカードの年会費は通常3万円ですが、インビテーションを経由して申し込んだ場合には、年会費を2万円に抑えることが可能です。また、1年間で100万円以上利用した場合は翌年以降の年会費が2万円になります。
エポスゴールドカードとの比較
次に、エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの基本情報を比較します。
エポスゴールド | エポスプラチナ | |
---|---|---|
年会費 | 通常5000円 | 通常3万円 |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
年間ボーナスポイント | 最大1万ポイント | 最大10万ポイント |
誕生月ポイント | ― | 2倍 |
海外旅行傷害保険 | 最高1000万円 | 最高1億円 |
国内旅行傷害保険 | ― | 最高1億円 |
プライオリティ・パス | ― | 〇 |
空港ラウンジ | 海外:2ヵ所 国内:本人のみ |
海外:1000ヵ所以上 国内:同伴者1名まで |
グルメクーポン | ― | 〇 |
コンシェルジュ | ― | 〇 |
エポスゴールドカードの年会費5000円と比較すると、エポスプラチナカードの年会費3万円は高いといえます。
しかし、誕生月はポイントが最大2倍になる、ボーナスポイントが多い、付帯保険の補償内容が充実している、グルメクーポンやコンシェルジュといった、エポスプラチナカードでしか受けられない特典やサービスがあります。
これらの特典やサービスと年会費を考慮すると、エポスプラチナカードはコストパフォーマンスに優れたカードといえるでしょう。
エポスプラチナの年会費は実質無料
エポスゴールドカードとエポスプラチナカードは、エポスカードと異なり、年間の利用額に応じたボーナスポイントを受け取ることができます。
エポスゴールドカードとエポスプラチナカードで受け取れるボーナスポイントを比べると、以下のような違いがあります。
年間利用額 | エポスゴールドカード | エポスプラチナカード |
---|---|---|
50万円 | 2500ポイント | - |
100万円 | 1万ポイント | 2万ポイント |
200万円 | - | 3万ポイント |
300万円 | - | 4万ポイント |
500万円 | - | 5万ポイント |
700万円 | - | 6万ポイント |
900万円 | - | 7万ポイント |
1100万円 | - | 8万ポイント |
1300万円 | - | 9万ポイント |
1500万円 | - | 10万ポイント |
エポスゴールドカードは200万円以上クレジットカードを利用してもボーナスポイントを獲得できませんが、エポスプラチナカードは1500万円以上まで利用額に応じたボーナスポイントを獲得できます。
エポスゴールドカードはエポスポイントを年会費の支払いに充てることはできません。一方、エポスプラチナカードは年会費が3万円かかりますが、貯まったエポスポイントを年会費の支払いに充てることが可能です。
そのため、年間100万円以上利用した場合は実質年会費無料でエポスプラチナカードを取得することが可能です(インビテーション経由で年会費2万円の場合、年会費3万円の場合は年間200万円以上の利用)。
また、エポスプラチナカードの会員が家族を招待した場合、招待された家族は年会費永年無料でエポスゴールドカードを取得できます。
ステータスやより優れた特典を求めてエポスプラチナカードを持ちたいと考えている方も多いと思いますが、年会費に見合った特典はあるのでしょうか?
エポスカードの豊富な特典

エポスプラチナカードには、エポスゴールドカードよりも年会費が高いというデメリットがありましたが、最上位カードにふさわしい以下のような特典が用意されています。
- グルメクーポンを利用できる
- プライオリティ・パスを利用できる
- 海外旅行傷害保険の補償内容が手厚くなる
- コンシェルジュサービスを利用できる
それぞれの特典について詳しく見ていきましょう。
本人分のコース料金が無料! グルメクーポン
エポスプラチナカードには、プラチナカード限定の特典として「グルメクーポン」があります。グルメクーポンとは、全国約100店舗のハイクラスなレストランを2名以上で訪れた場合、本人分のコース料金が無料になる特典です。
2名で訪れた場合には飲食代金が実質50%オフなので、お得に飲食を楽しむことが可能です。しかし、同一店舗を利用できるのは半年に1回なので注意が必要です。利用できる店舗の一例は以下のとおりです。
- ANTICA OSTERIA DEL PONTE(東京都丸の内)
- すし田 乾山 松屋銀座店(東京都銀座)
- 京の馳走 はんなりや(東京都日本橋)
利用時は、会員専用Webサイト上で予約申込を行う、もしくは会員専用デスクにて電話で予約申込を行う、のいずれかの方法を選択します。
利用できる店舗は東京や大阪、愛知などの主要都市がメインとなっています。
1300ヵ所以上のラウンジを無料で使える! プライオリティ・パス
エポスプラチナカードはプライオリティ・パスに無料で登録できるため、国内の空港ラウンジだけでなく海外の空港ラウンジも利用できるようになります。
プライオリティ・パスとは、世界148ヶ国600以上の都市、1300ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できるサービスです。通常、プライオリティ・パスを発行するためには年会費として429USドルがかかります。しかし、エポスプラチナカードの所有者は無料で登録することが可能です。
プライオリティ・パスは、エポスNetから申し込むと2週間程度で自宅に届きます。空港のラウンジでプライオリティ・パスを提示し、利用伝票の利用人数を確認してサインすれば利用できます(同伴者の利用は有料)。
海外の空港を利用する際は、出発前に余裕を持って到着するケースが多いため、出発までの時間を快適に過ごすことが可能です。
最高1億円! 充実の旅行保険で国内・海外旅行が安心
エポスプラチナカードでは、海外旅行傷害保険の補償内容がさらに充実するのが魅力です。海外旅行傷害保険の補償内容の詳細は、以下のとおりです。
保険金の種類 | 本人 | 家族 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 1億円 | 2000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 | 200万円 |
疾病治療費用 | 300万円 | 200万円 |
個人賠償責任(免責なし) | 1億円 | 1億円 |
携行品損害(免責3000円) | 100万円 | 100万円 |
救援者費用 | 200万円 | 200万円 |
航空機遅延費用等 | 2万円 | 2万円 |
航空機寄託手荷物遅延等費用 | 10万円 | 10万円 |
エポスゴールドカードは、本会員にしか海外旅行傷害保険の補償が適用されませんでした。しかしエポスプラチナカードは、本会員と生計をともにしている6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族まで補償を受けることが可能です。
また、傷害死亡・後遺障害の最高補償金額が1000万円から1億円に上がり、さらに補償内容が充実しています。
クレジットカードに付帯されている旅行傷害保険の中には旅行代金をクレジットカードで支払った場合のみ補償が適用される「利用付帯」と、クレジットカードを持っているだけで補償が適用される「自動付帯」があります。エポスプラチナカードの海外旅行傷害保険は自動付帯となっており、カードを持っているだけで補償を受けることが可能です。
国内旅行傷害保険は利用付帯となっていますが、以下のような補償を受けられます。
保険金の種類 | 本人 | 家族 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 1億円 | 2000万円 |
入院日額 | 5000円 | 5000円 |
手術保険金 | 手術の種類に応じて日額の10、20、40倍 | 手術の種類に応じて日額の10、20、40倍 |
通院日額 | 3000円 | 3000円 |
乗継遅延費用 | 2万円 | 2万円 |
出航遅延費用等 | 2万円 | 2万円 |
寄託手荷物遅延費用 | 10万円 | 10万円 |
寄託手荷物紛失費用 | 10万円 | 10万円 |
補償内容がエポスゴールドカードよりも充実する、家族も補償範囲に含まれるため、より充実した補償を受けられるのが魅力といえるでしょう。
混雑時のホテル予約もラクラク! コンシェルジュサービス
エポスプラチナカードを所有している場合、VISAが提供しているコンシェルジュサービスを利用できます。具体的には、以下のようなサービスを受けることが可能です。
- VISAが提供する特典やプロモーションの案内
- パッケージ旅行、航空券、ホテルなどの旅行に関するサポート
- レンタカーの予約案内
- レストランの予約案内
- ゴルフ場の予約案内 など
コンシェルジュサービスを利用した場合、特別なレストランの手配や急な出張における宿泊先の手配などをスムーズに行ってくれます。コンシェルジュサービスは24時間365日受け付けているため、心強いサポートといえるでしょう。
インビテーションがなくてもOK! 気軽に申し込みできるカード!
エポスプラチナカードは、エポスカードの最上位カードです。
そのため、カード会社からのインビテーション(招待状)が届かなければ申し込むことができないと思っている方もいるかもしれません。
しかしエポスプラチナカードには、インビテーションが届いてから申し込む方法以外にも、直接申し込む方法が用意されています。
インビテーションから申し込む方法と直接申し込む方法の2種類について、詳しく見ていきましょう。
ゴールドからプラチナに! インビテーションの条件とは?
エポスゴールドカードをすでに利用している場合には、条件を満たすことでカード会社からインビテーションが届く可能性があります。
インビテーションが届く条件はエポスカードの公式ホームページに記載されていません。そのため、この条件を満たしていれば必ずインビテーションが届くとは断定できませんが、以下の条件を満たしていればインビテーションが届く可能性が高いといえます。
- 年齢が20歳以上(学生を除く)
- 年間100万円以上利用している
- エポスゴールドカードを半年以上利用している
エポスプラチナカードには年齢制限が設けられており、20歳以上(学生を除く)でないと申し込めません。そのため、最低条件として20歳以上である必要があります。
インビテーションからエポスプラチナカードにグレードアップした場合には、通常3万円かかる年会費が2万円になります。年間100万円以上利用した場合にも翌年以降の年会費が同様に割り引かれることを考えると、100万円以上利用していることというのがひとつの目安でしょう。
年間100万円以上の利用が目安といっても、エポスゴールドカードの利用を開始してから必ず1年経過しなければインビテーションが届かないというわけではありません。1ヶ月に9万円前後利用すれば、年間利用額が100万円を超える計算になります。
そのため、1年経過していない場合でも、月9万円以上の利用額が半年程度続いている場合には、インビテーションが届く可能性が高いといえるでしょう。
インビテーションを使わず申し込む方法や審査について
エポスプラチナカードは、インビテーションが届いていない場合でも直接申し込むことが可能です。Webまたはエポスカードセンターのいずれかから申し込むことができます。Webで申し込む場合は、以下の手順で手続きを進めましょう。
- 必要事項を入力する
- 本人確認書類を提出する
- 受取方法を選択する
- 入会審査が行われる
- 審査結果をメールで受け取る
- 店舗または郵送でカードを受け取る
エポスプラチナカードの審査基準はインビテーションの基準と同様、エポスカードの公式ホームページに記載されていません。そのため、どのような条件を満たしていれば審査に通るとは断言できませんが、エポスゴールドカードよりも審査基準が厳しくなるといえます。
しかし、新規申込を強化しているキャンペーン中などはカードの発行に注力しているため、審査に通る可能性がやや高いと考えられます。キャンペーン中だからといって必ず審査に通るわけではありませんが、審査に通るか不安な場合はキャンペーン期間を狙って申し込むのもひとつの方法といえるでしょう。
まとめ
エポスプラチナカードには、プライオリティ・パスを利用できる、コンシェルジュサービスを利用できるなど、エポスの最上位カードにふさわしい豊富な特典が数多くそろっています。
エポスプラチナカードは直接申し込めますが、インビテーションと呼ばれる招待状を受け取ってから申し込むと年会費を1万円抑えることが可能です。エポスゴールドカードを持っている人は、インビテーションが届いてから申し込んだ方がお得にエポスプラチナカードを持つことができます。年会費が2万円になればボーナスポイントを活用して、年間100万円以上の利用で実質年会費無料でエポスプラチナカードを持つことが可能です。