エポスカードと楽天カードの比較
エポスカードと楽天カードの違いをまとめると以下のとおりです。
項目 | エポスカード | 楽天カード |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
発行スピード | 即日~1週間程度 | 1週間~10日程度 |
貯まるポイント | エポスポイント | 楽天ポイント |
通常ポイント還元率 | 0.5% | 1.0% |
提携店での最大ポイント付与率 | 最大30倍 | 最大44倍 |
海外旅行保険 | 自動付帯 | 利用付帯 |
ショッピングガード保険 | 最高50万円/年 | なし |
エポスカードと楽天カードの違いをさらに細かく見ていきましょう。
エポスカードはインビテーションでゴールドカードの年会費が無料に
カードを長く利用していると「インビテーション」という、グレードが上位のカードへの切り替えをお知らせする招待状が届くことがあります。
インビテーションから切り替えを申し込んでも特典がないケースが多いですが、エポスカードは、インビテーションからエポスゴールドカードにグレードをアップすると、年会費が無料になります。翌年度以降も年会費が無料なので、お得に切り替えることができます。
エポスゴールドカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- 選べるポイントアップショップだと、ポイント最大3倍
- 招待:永年無料 年間利用額50万円以上:翌年以降永年無料
審査・発行スピードはエポスカードが早い
エポスカードと楽天カードは、どちらもWebから申し込むことができます。しかし、カードを受け取るまでの時間に差があるので注意が必要です。
エポスカードは、審査完了後のカードの受取方法を郵送またはエポスカードセンターでの受け取りのどちらかを選ぶことができます。エポスカードセンターでの受け取りを選ぶと、最短即日で受け取ることが可能です。
楽天カードは、郵送による受け取りしか対応しておらず、エポスカードの郵送を選んだときと受け取るまでの期間はほとんど変わらないといえます。
どちらの審査に通りやすいかは、申込者の属性や年収、クレヒス(クレジットヒストリー)と呼ばれる過去のカードの利用履歴によって異なるので一概に言い切れません。順番に申し込む場合は、多重申し込みだと審査に悪影響を及ぼすため、6ヶ月程度期間を空けてから申し込みましょう。
通常ポイント還元率は楽天カードの方が高い
食料品や衣服の購入費、水道光熱費などの支払いに、毎月15万円かかっていたとします。これらの支出をエポスカード、楽天カードを利用していた場合は、どのくらいのポイントが貯まるのでしょうか?
エポスカードの通常ポイントの還元率は0.5%で750ポイントが貯まる一方、楽天カードの通常ポイントの還元率は1%で1500ポイントが貯まります。
楽天カードはエポスカードよりも2倍のポイントが貯まることを考えると、楽天カードが有利といえます。しかし、よく利用する店舗でボーナスポイントが貯まる可能性もあるため、総合的に判断することが重要でしょう。
楽天カード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- 還元率がどこでも1%! さらに最大で16%
- 新規入会&利用で5000円相当のポイントを獲得
- 入会と「楽天e-NAVI」への登録で、2000ポイントプレゼント
- カード申込翌月末までにカードショッピング1回以上の利用で、3000ポイント(期間限定ポイント)プレゼント
- 楽天グループのサービスでの利用で2倍〜最大16倍※SPU(スーパーポイントアッププログラム)により、さまざまな条件あり
- 家族カード年会費:無料
割引サービスはエポスカードの方が多い
エポスカードは、優待サイトのエポトクプラザに掲載されている店舗では、割引サービスやポイント還元率が高くなる特典を受けることが可能です。他にも、「たまるマーケット」経由で旅行予約やAmazon・楽天などのネットショッピングを行った場合はポイントが最大30倍に引き上げられます。
楽天カードは、ポイント付与による優待が多いものの、割引サービスは基本的にありません。
映画館や舞台公演といったチケットの優待も利用したい場合には、楽天カードよりエポスカードを選んだ方が良いでしょう。
マイルは楽天カードの方が貯めやすい
クレジットカードの利用を考えている人の中には、ポイントをマイルに移行して飛行機に搭乗する際の利用を予定している人もいると思います。
エポスポイントをANAマイルに移行する際は、1ポイント0.5マイルです。楽天ポイントは2ポイントで1マイルとなっています。どちらも1マイルに移行する際に必要なポイントは同じです。
しかし、エポスカードと楽天カードは還元率に違いがあります。1マイルに移行するには、エポスカードを400円利用する必要がありますが、楽天カードは200円の利用で済みます。
ともに移行手数料は無料ですが、楽天ポイントは1ヶ月あたり2万ポイントの移行上限、1回あたり1000ポイントの移行上限が設けられているという点に注意が必要です。
移行上限はありますが、マイルへの移行を予定している場合は、還元率の高い楽天カードを選んだ方が良いでしょう。
海外旅行保険はエポスカードの方が充実
エポスカードと楽天カードには、どちらも海外旅行保険が付帯していますが、両者の違いを比較すると以下のとおりです。
補償内容 | 最高補償金額 | |
---|---|---|
エポスカード | 楽天カード | |
自動付帯・利用付帯 | 自動付帯 | 利用付帯 |
傷害死亡・後遺障害 | 500万円 | 2000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 200万円 |
疾病治療費用 | 270万円 | 200万円 |
賠償責任(免責なし) | 2000万円 | 2000万円 |
救援者費用 | 100万円 | 200万円 |
携行品損害(免責3000円) | 20万円 | 20万円 |
楽天カードは傷害死亡・後遺障害、救援者費用の補償額はエポスカードよりも高いですが、利用付帯なので、旅行代金を楽天カードで支払わないと補償が受けられない点に注意が必要です。
一方、エポスカードは、ほぼ同様の補償がカードを持っているだけで受けられる自動付帯となっています。また、年会費が無料であるにもかかわらず、疾病治療費用は上限270万円に設定されています。
エポスカードには、海外現地での割引優待や現地サポートを日本語で受けられるといった特典もあることを考慮すると、海外旅行に行く機会が多い人はエポスカードの方が良いでしょう。
楽天カードよりエポスカードが向いている方
エポスカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- ネットショッピングで2〜30倍(「たまるマーケット」経由)
楽天カードよりエポスカードをおすすめする方の例をまとめると以下のとおりです。
- ショッピング保険付帯のカードを希望している
- 海外旅行の予定がある
- 実店舗やレジャーで使える優待を重視している
カードで購入した商品に破損、盗難といったトラブルが生じた場合、購入日から90日間、年間通算50万円までのエポスお買物あんしんサービスの適用を受けられます。そのため、ショッピングの機会が多い人や高額の買い物の予定がある方は、エポスカードがおすすめです。
また、カードを持っているだけで海外旅行保険が適用されるので海外旅行の予定がある方、優待や特典が充実しているので実店舗やレジャーなどでの割引サービスを重視している方におすすめといえるでしょう。
エポスカードより楽天カードをおすすめする方
楽天カード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- 還元率がどこでも1%! さらに最大で16%
- 新規入会&利用で5000円相当のポイントを獲得
- 入会と「楽天e-NAVI」への登録で、2000ポイントプレゼント
- カード申込翌月末までにカードショッピング1回以上の利用で、3000ポイント(期間限定ポイント)プレゼント
- 楽天グループのサービスでの利用で2倍〜最大16倍※SPU(スーパーポイントアッププログラム)により、さまざまな条件あり
- 家族カード年会費:無料
エポスカードより楽天カードをおすすめする方の例をまとめると以下のとおりです。
- 買い物はECサイト(楽天市場)が多い
- すでに楽天系のサービスをいくつか利用している
- ポイントやマイル獲得でとことんお得を追求したい
楽天市場といったECサイトでの買い物が中心の方は楽天ポイントを効率良く貯められるため、楽天カードがおすすめです。
また、すでに楽天モバイル、楽天トラベル、楽天ブックスといった楽天系のサービスをいくつか利用している場合もポイントが効率良く貯まります。ポイント還元率が1%となっており、エポスカードよりポイント還元率が高いため、ポイントやマイル獲得でお得をしたい方におすすめといえるでしょう。
エポスカードと楽天カード2枚持ちで使い分ける技
エポスカードも楽天カードも年会費は永年無料です。そのため、カードを2枚持ったからといってコストが増えることはありません。2枚持ちになればそれぞれのデメリットを以下のように補うことが可能です。
- ネットショッピングといった日々の買い物を楽天カード
- お出かけやレジャーなどの利用は提携店の多いエポスカード
- 旅行の手配は楽天トラベルで楽天カード
楽天トラベルで旅行の手配をする際に楽天カードを利用すれば、ポイントが効率良く貯まるだけでなく利用付帯による保険が適用されます。また、エポスカードの自動付帯の旅行保険も適用されるため、旅行保険の二重掛けによって補償内容が手厚くなります。
メインカードとして楽天カードを利用して、エポスカードを提携サービスや海外旅行用のサブカードとして利用することで、効率良くポイントが貯まり、優待や特典を活用できるでしょう。
まとめ
エポスカードと楽天カードの各メリットと使い分けをまとめると以下のとおりです。
- ポイント、マイル重視派なら楽天カード
- 実店舗での買い物や観光スポットの割引重視ならエポスカード
- 年会費無料なので2枚持ちで使い分けるのもアリ
2枚持ちで使い分ければ、効率良くポイントが貯まる、優待や特典をうまく活用できます。しかし、同時にカードを申し込むと、多重の申し込みで審査に不利になる可能性があります。そのため、申し込む際は数ヶ月の期間を空けてから申し込みましょう。

編集部
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