※価格の表記に関して、特に指定がないもの以外は税抜き表記となっています。
目次
各クレジットカードのETCカード発行スピード比較
各クレジットカードごとにETCカード発行スピードを比較してみましょう。
ETCカードの発行スピードと年会費

以下の表は、「クレジットカードをすでに持っている場合」にETCカードが発行されるまでにどの程度の時間がかかるのかをまとめたものです。あわせて年会費や発行手数料も記載しているので参考にしてください。
クレジットカード名 | ETCカードの発行スピード | 年会費 | セゾンカード | 最短当日 | 無料 |
---|---|---|
イオンカード | 最短翌日 | 無料 |
三井住友VISAクラシックカード | 約2週間 | 500円(初年度無料) |
楽天カード | 約2週間 | 500円(ダイヤモンド会員、プラチナ会員は無料) |
VIASOカード | 約1~2週間 | 無料(新規発行手数料1000円) |
JCB CARD W | 約1週間 | 無料 |
セディナカード | 当日発送(2019年10月1日受付分まで) | 無料(新規発行手数料1000円) |
dカード | 約1~2週間 | 500円(初年度無料) |
エポスカード | 約2週間 | 永年無料 |
オリコカード | 2~3週間 | 無料 |
まずは自分が持っているクレジットカードがETCの機能を付帯できるのかどうかを確かめ、その上でETCカード発行までにどのくらい時間がかかるのかを確認しましょう。クレジットカードを複数枚所持している場合は、どのカードに付帯したETCカードを作るのか検討する必要があります。ETCカードが発行されるまでのスピードや年会費、ポイント還元のおトク度、利用頻度などを基準に判断しましょう。
クレジットカードを新たに申し込む場合は、発行までさらに長い時間がかかる可能性があります。クレジットカードの審査に思わぬ時間がかかったり、審査の結果が思わしくなかったりすると、予定通りのタイミングで受け取れない可能性も…。同時に申し込む際は、十分な余裕を持って手続きを行いましょう。
ETCカードを即日発行できるクレカは2つだけ?
「急いでいるので一刻も早く入手したい!」という方は、セゾンETCカードを選びましょう。ちなみに、どちらのETCカードもそれぞれのクレジットカードを持っていることが条件となるので注意してください。

以下の表は、セゾンETCカードとイオンETCカードの発行スピードや特徴をまとめたものです。「どちらのクレジットカードも持っていて、どちらにしようか迷っている」という方は、比較検討する際の参考にしてみてください。
セゾンETCカード | イオンETCカード | |
---|---|---|
発行スピード | 即日 ※カウンター発行のみ | 最短翌日 |
こんな方におすすめ |
|
|
「即日」とは一般的に「その日のうち」という意味で使われますが、ETCカードで「その日のうち」に発行・受け取りができるのはセゾンETCカードのみです。この記事では、「最短で翌日に発行(発送)が可能」なイオンETCカードも含めるものとします。
なお、「どちらのクレジットカードも持っていない」もしくは「別のクレジットカードを利用したい」という方は、「各クレジットカードのETCカード発行スピードと申し込み手順」で別のETCカードを発行する手順をご紹介しているのでそちらをご確認ください。
即日発行したい方:おすすめETCカードはセゾンカード
「明日の早朝から旅行に出かけるので、今日中になんとかETCカードを受け取りたい」という方は、セゾンETCカードを選択しましょう。現在セゾンのクレジットカード(一部対象外のカードあり)を使っている方なら、セゾンカウンターで申し込みをすればその場ですぐにETCカードを受け取ることができます。
以下では、セゾンETCカードの特徴と申し込み手順、おすすめのクレジットカードをご紹介します。
(1)セゾンETCカードの特徴
セゾンETCカードは「セゾンカード」に付帯するETCカードで、セゾンカードを持っている方のみ申し込むことができます。年会費は無料。高速料金はその他のセゾンカードのクレジット請求と合わせてひと月に一度、指定の口座から引き落とされます。新たに口座を登録したり、引き落とされるタイミングが増えたりすることはなく、別途管理する手間もないので便利です。
(2)セゾンETCカードの申し込み手順
セゾンETCカードの申し込み方法は、セゾンカウンターで直接申し込むか、インターネットもしくは電話で申し込むかの2つに分けられます。
即日でETCカードを受け取りたいなら、セゾンカウンターで申し込みを行うことが条件です。関東近郊の都市部にはセゾンカウンターが複数ありますが、場所によっては「カウンターが近くにない」という方もいるでしょう。セゾンETCカードを即日発行したい場合はまず、近隣にセゾンカウンターがあるかどうか確認してみてください。なお、セゾンカウンターがあっても「ETCカード即日発行サービス」に対応していないというケースがあります。即日発行可能なカウンターかどうかも、事前に確かめておくようにしましょう。
即日発行可能なセゾンカウンターがあった場合の申し込み手順は、以下の通りです。2ステップだけなので、早いうえに簡単。その日のうちにカードを持ち帰りたい方は、セゾンカウンターで申し込みましょう。
<申し込み手順>
- セゾンカウンターに「本人名義のセゾンカード」と「本人確認書類」を持参します
- 申し込み後、発行されたETCカードをその場で受け取ります
一方、即日発行可能なセゾンカウンターが近くにない場合は、セゾンNetアンサーのWebサイトや24時間自動音声受付の電話窓口から申し込むことができます。こちらのケースでも日曜を除く最短3日で発送してもらえるので、「1週間以内に必要」という方にとっては問題ないでしょう。
(3)セゾンETCカードを即日発行できるクレジットカード
セゾンETCカードを即日発行するにはセゾンのクレジットカードが必要です。セゾンカードにはさまざまな企業と提携した「提携カード」や、ステータスの異なる「ゴールドカード」「プラチナカード」など、数多くのカードが存在しています。
セゾンカードインターナショナルはその中で、もっともベーシックな「一般カード」に該当するクレジットカードです。もちろんETCカードを付帯でき、対象のセゾンカウンターで即日発行もしてもらえます。
セゾンカードインターナショナル

還元率 | 0.5%※1 |
---|---|
年会費 | 無料 |
発行スピード | 最短即日発行 |
国際ブランド |
|
電子マネー |
|
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
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翌日発行したい方:おすすめETCカードはイオンカード
イオンのクレジットカードを持っていれば、最短で申し込みの翌日にETCカード(イオンETCカード)を発送してもらうことができます。「旅行や出張をするのにETCカードの用意を忘れてしまった!」という場合でも、申し込み翌日の発送なら間に合う可能性が高いでしょう。
具体的な特徴や申し込み手順については、以下をご確認ください。
(1)イオンETCカードの特徴
イオンETCカードは、「イオンカード」に付帯するETCカードです。こちらもセゾンカードと同様、年会費は無料。イオンカードはイオンで買い物をすることでポイントが貯まるほか、同じくイオンや提携ショップで利用できる電子マネー「WAONカード」と一体化したもの、「イオン銀行キャッシュカード」と一体化したものなどを選ぶこともできます。日頃からイオン系列の店舗・サービスを使っている方にとっては、メリットが大きいカードと言えるでしょう。
そんなイオンカードに付帯しているイオンETCカードでも、ポイントを貯められます。高速道路を使うたびにポイントが増えていくので、「知らず知らずのうちにポイントが貯まっていた」といううれしい驚きもあるでしょう。請求はイオンカードと同時に来るので、支出の管理に手間が発生することはありません。
(2)イオンETCカードの申し込み手順
イオンETCカードの申し込みは、インターネット上で行えます。わざわざ窓口に行く必要がなく、「ETCカードが必要」と思ったらすぐに申し込める点は魅力です。
<申し込み手順>
- 申し込みは、フォームに氏名や連絡先、電話番号、カード番号などを入力します
- 自宅へ送られてきたETCカードを確認して完了です
土曜・日曜・祝日を除く平日の14時までに申し込みを完了させれば、最短で翌日に発送してもらえます。ただし、お住まいの地域の交通上事情や郵便の配達状況によって手元に届く時間は異なるので注意しましょう。発送は簡易書留で行われるため、ETCカードの受け取りにはサインが必要です。
(3)イオンETCカードを最短翌日発行できるクレジットカード
イオンETCカードを最短翌日に発行してもらうにはイオンのクレジットカードが必要となります。「イオンカードセレクト」は、クレジットカード、電子マネー、キャッシュカードの3機能が集約されていて、このカード1枚で全てのサービスや特典を受けることが可能です。イオンETCカードを付帯させるクレジットカードとしておすすめです。
イオンカードセレクト

還元率 | 0.5%~1.0%※1 |
---|---|
年会費 | 無料※2 |
発行スピード | 最短即日発行 |
国際ブランド |
|
電子マネー |
|
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- イオングループの対象店舗でのお買い物でポイント2倍、各種公共料金のお支払いで毎月1件につき5ポイント
- 所定の条件を満たすと、ゴールドカード発行が可能
【参考】一般的なETCカードの申し込み手順
一般的なクレジットカード付帯のETCカードを申し込む手順は以下の通りです。新しくセゾンETCカードやイオンETCカード以外のETCカードを申し込もうと考えている方は、参考にしてください。
すでに使用しているクレジットカードがある場合
- 手持ちのクレジットカードにETCカードを付帯できるかどうか確かめます
- カードカウンターやインターネット上からETCカードを申し込みます
- 自宅へ送られてきたETCカードを確認して完了です
中には、ETCカードを付帯できないクレジットカードもあります。最初にETC付帯サービスがあるかどうかを確認してください。また、「付帯できるが有料」というケースもあります。年会費の支払いを避けたい場合は、別のカードを使うか無料のクレジットカードを選んで申し込みをしましょう。
新しくETCカードを申し込む方は、おすすめのETCカードを紹介しているこちらもチェック。
クレジットカードを新たに申し込む場合
- ETCカードを付帯できる任意のクレジットカードを選択します。ETCカードを無料で付帯できるクレジットカードを選ぶのがおすすめです
- クレジットカードを申し込む際、オプションの「ETCカードを希望する」の欄にチェックを入れます
- 自宅へ送られてきたクレジットカードとETCカードを確認して完了です
ETCカードの受け取りは、郵送が一般的です。お金に関わる重要なものなので、受け取りにはサインが必要です。自宅にいないことが多いという方は、不在票を確認して確実に受け取るようにしてください。
【参考】ETCカードにまつわるQ&A
ETCカードを作るときにありがちなふたつの疑問にお答えします。
Q1:クレジットカードを作らずに即日ETCカードを手に入れる方法はないの?
A:クレジットカードを持っていない方が即日でETCカードを手に入れることはできません。
そもそも、ETCカードはほとんどがクレジットカードに付帯される形で発行されているからです。まずは自分名義のクレジットカードを作るか、家族カードを利用してETCカードを作るのがおすすめです。
「どうしてもクレジットカードは嫌だ」という方には、「ETCパーソナルカード」という選択肢もあります。これはクレジットではなくデポジット金から高速料金を支払うシステムなので、クレジットカードがなくても利用できます。ただし申し込みは郵送で行われるため、こちらの場合も即日発行はできません。2週間程度は余裕を見ておく必要があるでしょう。
Q2:受け取ったその日にETCカードを使うために、事前にやるべきことや用意すべきものは?
A:高速道路でETCを利用するためには、専用の車載器が必要です。
もともとETCの設備が付いている車なら問題ありませんが、そうでない場合はあらかじめ車載器を取り付けておかなければなりません。
ETCの車載器は、自身で購入して取り付けることも、専門店に持ち込んで取り付けてもらうこともできます。時間がないなら、専門店で購入後、そのまま取り付けてもらうのが確実でしょう。なお、取り付け後のセットアップ(利用する自動車の車両情報を暗号化して書き込む作業)は専門店に依頼する必要があります。「ETC車載器とETCカードがあるだけ」ではETCを利用できないので注意が必要です。
まとめ
- セゾンカードを持っていて、かつセゾンカウンターに行ける場合はETCカードの即日発行が可能。セゾンカウンターに行けない場合でも、最短3日で郵送してもらえる
- イオンカードを持っている場合は、最短翌日にETCカードを発送してもらうことが可能
- クレジットカードの発行に時間がかかるので、ETCカードは手持ちのクレジットカードに付帯させる形で申し込むのがベター
※価格はすべて税抜です。