コロナ禍でキャッシュレス利用が約6割増!日用品での利用も増え、お得さへの期待がさらに高まる

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コロナの影響で、6割の人がキャッシュレス決済の利用が増加!

株式会社キュービック(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:世一英仁、以下「キュービック」)が運営しているクレジットカードの総合情報サイト『CREVIEW(クレビュー)』は、キャッシュレスに関するリアルな本音を調査する研究機関『キャッシュレスラボ』を立ち上げました。今回は調査報告の第一弾として「コロナ禍でどう変わる?!最近のキャッシュレス事情」を取り上げます。

※「キャッシュレス決済」とは、クレジットカードや電子マネー、スマホ決済、口座振替など、紙幣・硬貨を使わずに支払い・受け取りを行う決済方法のことです。


【サマリ】

  1. コロナの影響で、約6割の人がキャッシュレス決済の利用が増加と回答。
  2. キャッシュレス決済が増加した場面としては、「スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど実店舗での日用品の買い物」が最も多いが、ネット販売や飲食店での利用も増えている。
  3. 現金に変えてキャッシュレス決済を利用するようになった理由としては、「お得」以外に「接触による感染リスクを下げる」関連が約6割!
  4. 今後のキャッシュレス決済への期待としては、「お得感」「手軽さ」「安全性」に対する面が強い。使い過ぎ防止や、操作性・案内に対するわかりやすさへの期待も。

【1】コロナの影響でキャッシュレス決済の利用が増加。約6割が「以前より増えた」と回答!

コロナの影響で、6割の人がキャッシュレス決済の利用が増加!

「コロナ前後で、キャッシュレス決済の利用は増えましたか、減りましたか?」という問いに対しては、59%の人が「増えた」と回答している。「減った」は6%で、大幅な増加傾向といえる。

【2】キャッシュレスの増加シーンは実店舗での利用が3割超

コロナ前後で、キャッシュレス決済のどのような利用が増えましたか?(複数回答可)

  • 1位・実店舗での日用品の買い物(スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど) 31%
  • 2位・ネットでの日用品の買い物 25%
  • 3位・飲食店の利用 16%
  • 4位・交通費、旅行 10%
  • 5位・宅配サービスの利用 7%
  • 6位・動画配信サービス 6%
  • 7位・教育関連(本、オンライン教材など) 5%

「コロナ前後で、キャッシュレス決済のどのような利用が増えましたか?(複数回答可)」という問いに対しては、31%が「実店舗での日用品の買い物(スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど)」を挙げ、次いで25%が「ネットでの日用品の買い物」だった。3位は飲食店の利用(16%)。日用品や飲食など生活必需部分での利用増が、キャッシュレス決済の増加に結びついている。

外出自粛の中でも日用品の買い物は多く、スーパーなどが人混みになっていたことも記憶に新しい。そのようなシーンでキャッシュレス決済が活躍したと考えられるだろう。一方、ネットを活用した巣ごもり消費の局面でも着実に利用を増やしている様子がうかがえる。

【3】「接触による感染リスクを下げる」理由でキャッシュレスを利用している人が6割以上

「接触による感染リスクを下げる」理由でキャッシュレスを利用している人が6割以上

「コロナの影響で、これまで現金を使っていた場面で、キャッシュレスを利用する機会が増えた理由を教えてください(複数回答可)」に対する回答では、「接触による感染リスクを下げる」ことに関連する項目(「現金を持ち歩かなくてよい」「お会計がスピーディ」「現金のやり取りによる接触リスクを避けられる」「現金取引で発生する手数料がかからない(ATM引き出しなど)」)の合計が64%。キャッシュレスに感じるメリットが増えて、キャッシュレス浸透の後押しになっているといえそうだ

一方で、「お得に買い物ができる」は27%でトップ。コロナ渦中で、先行きが不安でお得に買い物したい、節約したいという志向が強まっていることがうかがえる

【4】キャッシュレス決済に期待することの約5割が「お得さ」

今後、どんなキャッシュレス決済があればうれしいですか?(複数回答可)

  • 1位・お得に買い物できる 26%
  • 2位・手数料がかからない 18%
  • 3位・決済、お金の受け渡しがより手軽になる 16%
  • 4位・セキュリティがしっかりしていて安心 16%
  • 5位・お金の管理がラク 10%
  • 6位・使い過ぎを防止できる 7%
  • 7位・初心者でも簡単、わかりやすい 7%

「今後、どんなキャッシュレス決済があればうれしいですか?(複数回答可)」という問いには、1位が「お得に買い物できる(26%)」、2位が「手数料がかからない(18%)」と、お得感への期待は高い。コロナ下でキャッシュレスの利用は増えたが、今後これらの期待に応えられるかが、継続利用の鍵をにぎりそうだ。また、3位,4位には「決済、お金の受け渡しがより手軽になる(16%)」「セキュリティがしっかりしていて安心(16%)」が並び、技術への期待も感じられる。お得感やセキュリティより優先度は下がるものの、使い過ぎを防止する機能や操作性・案内に対するわかりやすさも求められている。

「キャッシュレスラボ」所長より

高橋宏明

2020年5月初頭は、新型コロナへの対策として、全国的に外出の自粛が求められ、営業を休止する店舗も多く見られました。そのような中、キャッシュレス決済はネットショッピングと相性のよさもあり、ネットでの利用が大幅に増えている可能性を感じていました。しかし調査をしてみると、実店舗での利用増加が大きく、日用品の買い物に広く使われていることがわかりました。利用の動機は「お得感」への期待はもちろん大きいですが、総合的には衛生面への期待が大きかったのが印象的です。特にコロナ状況下では「非接触型」のアドバンテージが大きいのは間違いありません。

今回のキャッシュレス利用増加は、その背景に外出自粛による日用品の買い物機会増加があります。今後は「お得さ」のニーズに引き続き答えていかなければ、キャッシュレス決済への期待が尻すぼみになる可能性もあります。キャッシュレス決済の種類ごとでも、利用者それぞれにとって「お得さ」面でのアドバンテージがあるかが注目されるでしょう。

所長プロフィール

高橋宏明(たかはしひろあき、1990年11月7日-)

学生時代、キュービックでインターンとして金融領域のメディア運営チームに配属。新卒として入社後、転職領域のメディア運営チームへの配属を経て、2019年1月より金融領域のクレジットカードメディア運営担当となる。キャッシュレスカオスマップの制作や、学生向けクレカ診断チャートなど、キャッシュレス関連のコンテンツ制作に従事し、2020年5月よりキャッシュレスラボの所長として活動開始。

キャッシュレスラボについて

政府のキャッシュレス推進に伴い、関連サービスが多様化しています。キャッシュレスラボでは、本当に自分に合ったキャッシュレスの活用方法にたどり着くために、キャッシュレスに関するリアルな本音を独自の切り口で紹介。キャッシュレス決済を通じて生活が豊かになる人を増やすことを目的に、調査や情報発信を行っています。

調査データ詳細

Q1.コロナ前後で、キャッシュレス決済の利用は増えましたか、減りましたか?

コロナ前後で、キャッシュレス決済の利用は増えましたか、減りましたか? コロナ前後で、キャッシュレス決済の利用は増えましたか、減りましたか?

回答者全体では、59%の人がキャッシュレス決済の利用が増加と回答。35%の人は変わらずという回答で、以前と比べ利用が減ったという回答も6%あった。

男女、どの世代とも増加の傾向が強い。全体的には男性が増加の傾向は強いが、女性40代の増加は72%と顕著だった。

Q2.Q1について、どのような利用が増えましたか?(複数回答可)

コロナ前後で、キャッシュレス決済のどのような利用が増えましたか? コロナ前後で、キャッシュレス決済のどのような利用が増えましたか?

回答者全体では、1位、2位、3位までで回答の7割超。この順位は男女や世代であまり差がない。

ただ、20代男性では、「宅配サービスの利用」が「飲食店の利用」を押しのけて3位にランクイン。これは、飲食店に行くかわりに食材の宅配やケータリングを利用している傾向を示すかもしれない。男女とも50代では、「実店舗での日用品の買い物(スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど)」の利用が大幅に増えている。これまで現金を使用してきた局面でキャッシュレス決済を利用するようになったのではないか。

Q3.Q1について、どのような利用が減りましたか?(複数回答)

  • 1位・実店舗での日用品の買い物(スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど) 44%
  • 2位・ネットでの日用品の買い物 22%
  • 2位・飲食店の利用 22%

キャッシュレス決済の利用が減ったのは回答者全体の6%と少ないため、データとしては参考にしにくいが、利用が減った場面は表の3つで約9割を占めた。

特に「実店舗での日用品の買い物」での使用が減っているという回答が多く、そもそも買い物自体が減っているためかもしれない。

Q4.コロナの影響で、これまで現金を使っていた場面で、キャッシュレスを利用する機会は増えましたか?

コロナの影響で、これまで現金を使っていた場面で、キャッシュレスを利用する機会は増えましたか?

これまで現金を使っていた場面に絞って質問したところ、回答者全体では、51%が「変わらず」、46%が「利用が増えた」と回答。もともとキャッシュレスを利用している人への調査だが、その中の約半数が増加と考えているということは、コロナ下でキャッシュレス決済の利用は急増しているといえるだろう。

利用増の回答が顕著なのは、男性30代。コロナ下で日用品の買い物に行く局面が増えたのかもしれない。男性40代、女性50代では利用状況が変わらない傾向が強かった。

利用が減ったという回答は、全体では3%と少ないが、個別の内訳を確認すると男性40代で8%という数字が目立つ。この事情はQ6以降の設問で追跡する。

Q5(Q4について、増えたと答えた方へ)理由を教えてください(複数回答可)

コロナの影響でキャッシュレスを利用する機会が増えた理由 コロナの影響でキャッシュレスを利用する機会が増えた理由

増加した理由については、回答者全体では「お得に買い物ができる」が1位。ただ、コロナ下での「接触による感染リスクを減らす」ことに関わる「現金を持ち歩かなくてよい」「お会計がスピーディ」「現金のやり取りによる接触リスクを避けられる」「現金取引で発生する手数料がかからない(ATM引き出しなど)」といった項目は合わせると64%。外出先での感染の不安解消にキャッシュレス決済が役に立っていることがうかがえた。

もうひとつ顕著なのが、男性40代で「お得に買い物ができる」という回答が図抜けて高いこと。子どもの教育費などで出費がかさんでくる世代でもあり、キャッシュレス決済でもそのあたりに対する期待が高いといえそうだ。

Q6(Q4について、減ったと答えた方へ)理由を教えてください(複数回答可)

  • 1位・使い過ぎが怖い 30%
  • 2位・利用している店舗で使えない 20%
  • 2位・手数料がかかる 20%
  • 2位・知識がないので何となく不安 20%
  • 5位・割り勘がしづらい 10%

キャッシュレス決済の利用が減ったという回答は、回答者全体では3%とわずかなので、データとしては参考にしにくい。ただ個別の内訳を見ると、男性40代では減ったという回答が8%あり、他に比べかなり高い傾向があった。その男性40代で利用が減った理由を見ると、「使いすぎが怖い」が圧倒的。節約が必要な世代ならではの身につまされる回答といえそうだ。

Q7今後、どんなキャッシュレス決済があればうれしいですか?(複数回答可)

  • 1位・お得に買い物できる 27%
  • 2位・手数料がかからない 18%
  • 3位・決済、お金の受け渡しがより手軽になる 16%
  • 4位・セキュリティがしっかりしていて安心 16%
  • 5位・お金の管理がラク 10%
  • 6位・使い過ぎを防止できる 7%
  • 7位・初心者でも簡単、わかりやすい 7%

最後に、実態調査とは別に、キャッシュレス決済に対する期待を聞いた。

個別の内訳を見てみると、男女とも、「お得に買い物できる」が1位なのは、この全体の傾向と変わらず。男性では「手軽さ」や「手数料」を重視する傾向があり、女性は「手数料」や「セキュリティ」を重視する傾向があった。特に40代男性では「お得」への期待が顕著で、ここでも節約世代の買い物に対するアプローチが興味深い。また、男性50代では「お得」や「手軽さ」に対する期待と同程度に「セキュリティ」に対して期待をしている傾向が見られた。

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