目次
キャッシュレス決済サービス17種比較表
まずは、代表的なキャッシュレス決済サービス17種を比較してみましょう。
サービス名 | 種類 | 費用 | 還元率 | 貯まるポイント |
---|---|---|---|---|
楽天Edy | 電子マネー | 無料 | 0.5% | Edy |
Suica | 電子マネー | 無料 | - | JRE POINT |
WAON | 電子マネー | 無料 | 0.5% | WAON |
nanaco | 電子マネー | 無料 | 0.5% | nanacoポイント |
PayPay | コード決済 | 無料 | 0~1.5% | PayPayボーナス |
LINE Pay | コード決済 | 無料 | 0.5~2% | LINEポイント |
楽天ペイ | コード決済 | 無料 | 0.5% | 楽天スーパーポイント |
d払い | コード決済 | 無料 | 0.5% | dポイント |
Kyash | プリペイドカード | 無料 | 1% | Kyashポイント |
au WALLETプリペイドカード | プリペイドカード | 無料 | 0.5% | au WALLET ポイント |
JCB CARD W | クレジットカード | 無料 | 1% | Oki Dokiポイント |
三井住友カード | クレジットカード | 1250円 | 0.5% | Vポイント |
Yahoo! JAPANカード | クレジットカード | 無料 | 1% | Tポイント |
dカード | クレジットカード | 無料 | 1% | dポイント |
楽天カード | クレジットカード | 無料 | 1% | 楽天スーパーポイント |
楽天銀行デビットカード | デビットカード | 無料 | 1% | 口座に入金 |
ミライノデビット | デビットカード | 無料 | 0.8% | 口座に入金 |
国内キャッシュレス決済サービスカオスマップ
「キャッシュレス・ポイント還元事業(キャッシュレス・消費者還元事業)」のスタートにより、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に代表されるキャッシュレス決済への注目が高まり、各ジャンルに多くのサービスが乱立しています。特にQRコード決済の複雑化は顕著で、まさに群雄割拠の様相を呈しています。また、サービスの種類の多さだけでなく、プリペイド、ポストペイ、即時決済などの決済方法の違いも相まって、さらに複雑さに拍車がかかっている状況です。
「自分に合ったキャッシュレス決済がわからない」と、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで、国内の主要キャッシュレスサービスのカオスマップを作成しました。
「前払い(プリペイド)」「後払い(ポストペイ)」「即時決済」の3つの決済方式に分類し、それぞれ「カードタイプ」なのか「スマホによる決済」なのかも分類しています。
国内の主要キャッシュレスサービスの全体像の把握と、キャッシュレス決済の選択にお役立てください。

- ※本カオスマップは当社独自に作成しており、サービスの網羅性や正確性を完全に担保するものではありません。
- ※商標およびロゴマークに関する権利は、個々の権利の所有者に帰属します。
- ※掲載に問題がある場合や、次回更新時に掲載を希望する場合はこちらまで(finance@cuebic.co.jp)ご連絡ください。
キャッシュレス・ポイント還元事業を活用するには
キャッシュレスな支払方法を活用してお得な消費生活をめざすなら、「キャッシュレス・ポイント還元事業」のルールについて正しく理解しておくことは欠かせません。そのため、基本的なことから解説します。
キャッシュレス・ポイント還元事業とは
2019年10月より消費税率が8%から10%に引き上げられました。そこで「キャッシュレス・ポイント還元事業」は増税による消費の落ち込みを緩和したり、消費者の利便性を向上したりすることなどを目的として実施されているものです。
対象となる店舗にて所定の支払方法で決済をすると、代金の2%または5%のポイント還元を受けることができますが、この計算は消費税込みの金額に対して行われます。
例えば1万円(税込1万1000円)の商品を5%還元の店舗で購入した場合、実質的な負担は以下のように計算します。
購入金額×消費税率×(1-還元率)=実質負担額
1万円×1.1×(1-0.05)=1万450円
さらに、それぞれの支払方法固有のポイント還元もあるので2重に還元を受けられるわけです。クレジットカードでポイント還元を受けられることはよく知られていますよね。
この制度でポイント還元の対象となるキャッシュレスな支払方法とは、以下の5種類です。
- クレジットカード
- デビットカード
- プリペイドカード
- 電子マネー
- コード決済(QRコード決済・スマホ決済)
ただし、これらに該当するものならすべてがポイント還元の対象となるわけではなく、あくまでキャッシュレス登録事業者として登録されているサービスだけが対象です。
対象店舗や利用できる支払方法は「キャッシュレス・ポイント還元事業」の公式サイトで検索が可能ですし、店頭には以下のロゴマークが掲示されているので簡単に判断できるでしょう。

「キャッシュレス・消費者還元事業」ロゴマーク
※「キャッシュレス・消費者還元事業」ロゴマークは経済産業省の商標です。
キャッシュレスな支払方法を使いこなしてメリットを最大限に享受するためには、これらを組み合わせて活用するのがポイントになります。
キャッシュレス決済手段の選び方

キャッシュレスな支払方法の具体例については後述しますが、かなり多くの種類があります。日頃からあまりこうした支払方法に関心がなければ、どれを選んだらよいかきっと迷うはずです。支払方法を選ぶうえでは以下の5点を考慮してみてください。
- 還元率
- チャージの手間
- ポイントの使いやすさ
- 利用できる店舗数
- 店頭での利用のしやすさ
まずは、「還元率」と支払いタイプによる「チャージの手間」を考慮して、自分のライフスタイルに合った方法を一覧表で確認してみましょう。「ポイントの使いやすさ」「利用できる店舗数」「店頭での利用のしやすさ」については、次章で紹介している具体例と各カードの公式ページを参照することをおすすめします。
1.還元率
還元率とは、利用金額について還元されるポイントの割合です。
例えば200円の利用につき1ポイントの還元なら、1ポイント=1円相当を前提にすると、還元率は1円÷200円×100=0.5%として計算します(1ポイント=1円であることが多いです)。
支払う金額が同じでも、還元されるポイントは支払方法によって違います。少しでもキャッシュレスのメリットを得たいなら、基本的に還元率の高いものを選ぶのがおすすめです。
おすすめ高還元率クレジットカード10選!専門家から学ぶ失敗しない選び方
2.チャージの手間
電子マネーやコード決済は、あらかじめ残高にチャージをしないと利用できないもの(プリペイド型)が多いです。
チャージが必要だと、支払いをするときに残高が足りているかが気になるものです。そのため、支払いのたびに残高を確認する手間が生じます。
なお、オートチャージに対応しているものや、チャージ不要で利用できるもの(即時払いまたはポストペイ型)であればその手間はかかりません。
<キャッシュレスの決済時期による区分>
- プリペイド型・・・あらかじめ、残高にチャージをしてから使用するタイプ
- 即時払い型・・・使用と同時に決済されるタイプ
- ポストペイ型・・・一定期間の利用金額について、あとで請求されて決済するタイプ
<支払いタイプ別キャッシュレスの種類一覧>
種類/支払いタイプ | 名称 | 還元率 | ポイント還元事業によるポイントの還元方法 | 還元上限 | 還元時期 |
---|---|---|---|---|---|
クレジットカード/(ポストペイ) | JCB CARD W | 1% | 引落相殺 | 1万5000ポイント/月 | 翌月10日 |
三井住友カード | 0.5% | 引落相殺 | 1万5000ポイント/月 | 翌々月 | |
Yahoo! JAPANカード | 1% | PayPayボーナスライト | 2万5000円相当/月 | 翌月20日頃 | |
dカード | 1% | dポイント | 3万ポイント/月 | 翌々月目処 | |
楽天カード | 1% | 楽天スーパーポイント | 1万5000ポイント/月 | 翌々月 | |
デビットカード/(即時) | 楽天銀行デビットカード | 1% | 口座に入金 | 1万5000円/月 | 翌月25日 |
ミライノデビット | 0.8% | 口座に入金 | 1万5000円/月 | 翌月末 | |
セブン銀行デビットカード | 0.5% | 口座に入金 | 1万5000円/月 | 原則として15日以内 | |
プリペイドカード/(プリペイド) | Kyash | 1% | Kyashポイント | 5万ポイント/月 | 毎日 |
au WALLETプリペイドカード | 0.5% | au WALLET ポイント | 1万5000ポイント/月 | 約1ヶ月後 | |
楽天銀行プリペイドカード | 0.5~1% | プレミアムバリュー | 1万5000円/月 | 翌月25日 | |
電子マネー/(プリペイド) | 楽天Edy | 0.5% | Edy | 2500ポイント/決済 | 支払い日の30日後目処 |
Suica | - | JRE POINT | 1000ポイント/チャージ | 翌月上旬 | |
WAON | 0.5% | WAON | 1万5000ポイント/月 | 翌月20日頃 | |
nanaco | 0.5% | nanacoポイント | 2500ポイント/チャージ | 翌月15日 | |
コード決済/(プリペイド、ポストペイ) | PayPay | 0~1.5% | PayPayボーナス | 2万5000ポイント/月 | 翌月20日前後 |
LINE Pay | 0.5~2% | LINEポイント | 3万ポイント/月 | 決済時等 | |
楽天ペイ | 0.5% | 楽天スーパーポイント | 2万5000ポイント/決済 | 翌々月末日 | |
d払い | 0.5% | dポイント | 3万ポイント/月 | 翌々月目処 |
3.ポイントの使いやすさ
還元率が高くポイントがたくさん貯まっても、そのポイントを利用する方法が限定されていることがあります。
自身の欲しい商品に交換できる場合は問題ありませんが、そうでなければ貯まったポイントを現金と同じように使えるものがベストです。
4.利用できる店舗数
どんなに還元率が高くても、その支払方法を利用できる店舗が少なければそもそもポイントが貯まりません。そのため、還元率だけで決めるのではなく、利用する機会の多い店舗で使える支払方法を選んでください。
5.店頭での利用のしやすさ
店頭での利用のしやすさは、支払方法によって意外と違いがあります。
例えばSuicaなら「Suicaで払います」と告げれば、あとは所定の場所にかざすだけで支払いができます。しかし、コード決済の中にはスマホの画面を2回タップしないとバーコードの読み取り画面を表示させられないものもあります。
実際に使い始めると実感するのですが、このわずかな手間が意外と煩わしいので、スムーズに支払いができるものを選ぶのがおすすめです。
ポイント還元を受けるうえでの注意点
キャッシュレスな支払方法の中には、ポイント還元を受けるために事前登録が必要になるものもあります。例えばSuicaならJREポイントの専用ウェブサイトに登録することが必要です。
また、ポイント還元の方法はそれぞれ違います。単純にポイントとして還元されるものばかりではなく、月間の請求額から還元されるポイント分の金額を相殺して請求する形(引落相殺)を採っているものもあります。
還元のタイミングについても買い物をした時点ですぐ還元されるものもあれば、翌々月になって還元されるものもあります。
そのため、どの支払方法を利用するかを決めるときは、こうした点をあらかじめ確認しておきましょう。
キャッシュレスな支払方法の具体例
キャッシュレスな支払方法のうち、「キャッシュレス・ポイント還元事業」の対象となっているもので代表的なものをいくつかご紹介します。
クレジットカード
クレジットカードには豊富な種類があって選ぶのが大変です。ここでは年会費の安いものをピックアップして5枚、紹介しますので参考にしてください。
JCB CARD W
JCB CARD W
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- 提携店舗での利用で還元率大幅アップ。アマゾン2.2倍、スターバックス5.5倍、セブンイレブン2倍
- 39歳以下が申し込めるWEB入会限定カード
- 利用付帯の海外旅行保険付き
- 先着75,000名様にAmazonプライムギフトコード3ヶ月分プレゼント(2021/3/31入会分まで)
- Amazon.co.jpで利用すると30%キャッシュバック(2021/3/31入会分まで)
- 新規入会後3カ月間ポイント4倍(2021/3/31入会分まで)
- 新規入会&条件クリアで最大8,000円分プレゼント(20213/31入会分まで)
- セブンイレブン利用で5%ポイント還元(2021/1/31利用分まで)
「JCB CARD W」は国際ブランドであるJCBが発行するプロパーカードで、39歳以下の人が申し込みできます。
JCB CARDは原則として1000円につき1ポイントの「Oki Dokiポイント」がもらえますが、JCB CARD Wは2倍の2ポイントになります。年会費は無料で、「Oki Dokiランド」を経由して買い物をすると最大でポイントが20倍になるというメリットがあります。
三井住友カード(旧クラシックカード)
三井住友カード(旧クラシックカード)
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- 新規ご入会&Vpassアプリログインで利用金額の20%キャッシュバック【最大12000円】
- With Cashless キャンペーン第2弾(2020/10/1~2020/12/31)
- 【セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドでのご利用】ポイント5倍
- インターネット入会で初年度年会費無料
三井住友カード(旧クラシックカード)は、三井住友カードの中でもクレジットカードの入門者を対象としたカードです。
年会費は1250円ですが初年度は無料で、2年目以降もWEB明細書サービスの利用で割引を受けられますし、前年度の利用金額に応じた割引を受けることもできます。
年会費250円を追加して「三井住友カード(旧クラシックカード)A」にすると旅行傷害保険の補償内容がより充実するので、旅行の機会が多いならこちらを検討してみましょう。
Yahoo! JAPANカード
Yahoo! JAPANカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- PayPayへの直接チャージにクレカで唯一対応
- Yahoo!ショッピングやLOHACOの利用でポイント3倍
- Tポイント提携店舗ではTポイントと合わせてポイントがダブルで貯まる
- 今入会すると、入会特典として2,000円相当のPayPayボーナスライトプレゼント!
- Yahoo!ショッピングとLOHACOでのご利用時、Tポイント(PayPayボーナスライトも含む)が毎日合計3倍
- 家族カード:年会費無料
こちらのカードは以下の専門家がオススメしています
Yahoo! JAPANカード(以下、ヤフーカード)は、100円の利用につき1ポイント(Tポイント)が貯まる還元率の高いカードです。
ヤフーカードはPayPay残高に対して直接チャージが可能な唯一のクレジットカードなので、PayPayを利用するなら持っておきたいカードです。年会費は無料で、Yahoo!ショッピングとLOHACOの利用では還元率が3%(ただし期間限定ポイント)になります。
dカード
dカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- 前年度一度でも利用することで年会費無料
- 特約店の利用で還元率アップ。スターバックス3倍、マツモトキヨシ2倍
【ご入会&各種設定&エントリー&ご利用で合計最大8,000dポイント(※期間・用途限定)】
- 毎月のドコモ料金をdカード払いにすると1000ポイント進呈
- 入会の翌々月までのショッピング利用で25%ポイント還元(最大5000ポイント)
- 「こえたらリボ」「キャッシングリボ」の設定で2000ポイント進呈
- 街のお店でも1ポイント=1円相当として使用可能
- 2019年10月(9/16入会)よりdカード年会費が永年無料に変更
dカードはNTTドコモが発行するクレジットカードですが、ドコモユーザーでなくてももちろん利用できます。年会費は無料です。
原則として100円につき1ポイントが還元され、dカード特約店で利用する場合はさらにポイントが加算されます。
上位カードである「dカード GOLD」は1万円の年会費がかかりますが、ドコモの携帯電話やドコモ光のご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイントが還元されるのでメリットが大きいです。これらを利用しているなら検討したい1枚です。
楽天カード
楽天カード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- 還元率がどこでも1%! さらに最大で16%
- 新規入会&利用で5000円相当のポイントを獲得
- 入会と「楽天e-NAVI」への登録で、2000ポイントプレゼント
- カード申込翌月末までにカードショッピング1回以上の利用で、3000ポイント(期間限定ポイント)プレゼント
- 楽天グループのサービスでの利用で2倍〜最大16倍※SPU(スーパーポイントアッププログラム)により、さまざまな条件あり
- 家族カード年会費:無料
こちらのカードは以下の専門家がオススメしています
楽天関連のサービスをよく利用するなら、楽天カードはぜひ作っておきたいカードです。
年会費無料で100円につき1ポイントの還元を受けることができ、さらに楽天銀行や楽天でんきなど他の楽天関連のサービスも利用していれば、楽天市場での買い物では最大でポイントが16倍(一般カードの場合は最大14倍)になります。
また、楽天Edyや楽天ペイとあわせて利用すれば、実店舗での買い物でもポイントをたくさんもらうことができます。
デビットカード
デビットカードは支払いに利用すると即時に銀行口座から引き落としがされるカードで、「J-Debit」と「ブランドデビット」の2種類があります。
「J-Debit」は銀行のキャッシュカードをそのまま支払いに利用できるカードで、「ブランドデビット」はVISAやMastercardの加盟店で利用できるカードです。以下では利用金額に応じてポイントの貯まるブランドデビットカードを3枚、紹介します。
楽天銀行デビットカード
楽天銀行デビットカードは国際ブランドをVISAとJCBから選ぶことができ、100円の利用につき1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まります。
VISAの場合は一般デビットカードの他に「シルバー」または「ゴールド」を選ぶことができます。これらは年会費が有料ですが、優待特典や旅行傷害保険、ショッピング保険など、クレジットカードのような特典がつきます。
ミライノデビット
住信SBIネット銀行が発行するデビットカードが「ミライノデビット」です。国際ブランドはMastercardのみとなっています。
ミライノデビットは一般カードとプラチナカードの2種類があり、プラチナカードは1万円の年会費がかかりますが、ポイント還元率が0.8%から1%にアップし、空港ラウンジを利用できる「ラウンジ・キー」などさまざまな特典がついています。
セブン銀行デビット付きキャッシュカード
セブン銀行デビット付きキャッシュカードは、JCBの加盟店で利用できるデビットカードです。
利用金額に対して原則として1000円につき5ポイントのnanacoポイントが貯まり、セブン-イレブンなど一部の店舗では10ポイントの還元となります。ただし、10ポイント還元の対象外となるものが意外と多いので注意が必要です。
プリペイドカード
プリペイドカードにも、チャージして支払うだけでポイント還元を受けられるものがあります。現金で支払わず、ただプリペイドカードを通すだけで還元が受けられるので、面倒に感じなければ利用するのがお得です。
Kyash
Kyashとは、VISA加盟店で利用できるプリペイドカードです。「バーチャルカード」と「リアルカード」の2種類があり、バーチャルカードなら審査なしですぐに作れます。
Kyashはリアルカードを発行していると1%の還元を受けられますが、バーチャルカードのみだと0.5%になります。無料で利用できるので、還元率を高めたいならリアルカードを作るのがよいでしょう。
au WALLETプリペイドカード
au WALLETプリペイドカードはMastercard加盟店で利用できるプリペイドカードです。
ポイントは原則として200円につき1ポイントですが、セブン-イレブンなどのポイントアップ店では2ポイントになります。また、auのユーザーなら毎月の利用料金に対して自動でポイントが貯まります。
楽天銀行プリペイドカード
楽天銀行プリペイドカードはJCB加盟店で利用できるプリペイドカードです。5000円以上のチャージごとに毎回、25~500円分の「プレミアムバリュー」(ポイントのようなもの)をもらうことができます。
楽天銀行プリペイドカードはオートチャージの設定が可能なので、うっかりチャージするのを忘れて使えないということもないので安心です。
電子マネー
電子マネーもあらかじめチャージをしてから利用するので、プリペイドカードと機能的にはそう大差ないといえますが、チャージに手間がかかるものが多いです。
楽天Edy
楽天Edyは楽天グループの電子マネーで、プラスチックカードでもスマホのアプリでも利用することができます。
楽天Edyで代金を支払うと原則として200円につき1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まり、ポイントプラス加盟店では2ポイントが貯まります。なお、おサイフケータイ以外の方法で利用する場合はチャージにやや手間がかかるので注意が必要です。
Suica
SuicaはJR東日本が発行・運営する電子マネーで、プラスチックカードでもスマホのアプリでも利用することができます。
Suicaでの支払いについては還元がありませんが、「ビュー・スイカ」カードで利用する場合は1000円(税込)につきJRE POINTが15ポイント貯まります。また、JR東日本の管轄内なら使えるお店が多く、かざすだけで支払いができるというのが他の電子マネーにない強みといえます。
WAON
WAONはイオンが提供する電子マネーで、加盟店であれば実店舗・ネットショッピングのいずれでも利用することができます。
WAONでの支払い200円につき1WAONが貯まり、1WAONは1円相当として利用できます。チャージについてはお店のレジ、チャージ専用の機械、イオン銀行ATMのいずれかで行うことができます。
nanaco
nanacoはセブン&アイグループの電子マネーで、200円の支払いにつき1ポイントのnanacoポイントが貯まります。nanacoポイントは1ポイント=1円相当です。
セブン-イレブンなどで対象商品を購入するとボーナスポイントがもらえたり、イトーヨーカドーで8のつく日(ハッピーデー)で5%OFFになったりする特典があるので、セブン&アイグループの店舗をよく利用するなら検討してみましょう。
コード決済
2019年に入って一気に普及し、乱立している印象のあるコード決済ですが、ここではメジャーな4つのサービスを紹介します。
PayPay(ペイペイ)
ソフトバンクグループが提供するPayPayは、最大で利用金額の1.5%のポイント(PayPayボーナス)還元と、最大1000円が当たる「PayPayチャンス」という2種類の還元があるのが特徴です。また、キャンペーンで大きく還元率が変わるのも特徴です。
残高へのチャージは登録した銀行口座またはヤフーカードから簡単に行うことができますし、オートチャージも利用できるので便利です。なお、クレジットカードからのチャージが可能なのはヤフーカードのみなので注意してください。
LINE Pay
LINE Payは、LINEアプリの中に組み込まれているコード決済サービスです。LINEの友だちどうしであれば、手数料無料で送金や割り勘サービスを利用できるという特徴があります。
LINE Payでは毎月の利用実績に応じて「バッジカラー」が決まり、翌月のLINE Payによる支払いに対して0.5~2%の4段階で還元率が適用され、「LINEポイント」が付与されます。LINEポイントはLINE Pay残高にチャージして利用できます。
楽天ペイ
楽天ペイは、楽天グループが提供するコード決済サービスです。楽天ペイはチャージ不要で支払いに利用できるのが特徴で、登録しているクレジットカードに対して直接、請求がかかる仕組みになっています。
楽天ペイで支払うと、原則として200円につき1ポイントの還元を受けることができます。後述しますが、この還元率はPayPayと同様にキャンペーンで大きく変わることがあるので、キャンペーンの動向には注意を払っておきましょう。
d払い
NTTドコモが提供するd払いは、実店舗での利用200円(税込)につき1ポイントが貯まり、ネットで利用する場合は100円(税込)につき1ポイントが貯まります。
dポイント加盟店で利用する場合はdポイントカードの提示でさらにポイントが貯まるのでお得です。
高還元が狙える組み合わせの具体例
以上で紹介してきたキャッシュレスな支払方法は、複数のものを組み合わせて利用できます。最大で以下の4つの組み合わせが可能です。
- コード決済の還元
- クレジットカードの還元
- ポイントカードの還元
- 政府による還元
PayPayで支払うケース:最大8%還元
PayPayのチャージにヤフーカードを利用し、Tポイント加盟店であるファミリーマートなどでTカードを提示した場合は最大8%の還元が受けられます。
- PayPay:1.5%(PayPayボーナス)
- ヤフーカード:1%(Tポイント)
- Tカード:0.5%(Tポイント)
- 政府による還元:2~5%(PayPayボーナスライト)
なお、ヤフーカードでの支払いとTカードの提示で貯まるのは「Tポイント」、PayPayの利用で貯まるのは「PayPayボーナス」のように、ポイントが分散してしまう点に注意してください。
Yahoo! JAPANカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- PayPayへの直接チャージにクレカで唯一対応
- Yahoo!ショッピングやLOHACOの利用でポイント3倍
- Tポイント提携店舗ではTポイントと合わせてポイントがダブルで貯まる
- 今入会すると、入会特典として2,000円相当のPayPayボーナスライトプレゼント!
- Yahoo!ショッピングとLOHACOでのご利用時、Tポイント(PayPayボーナスライトも含む)が毎日合計3倍
- 家族カード:年会費無料
こちらのカードは以下の専門家がオススメしています
d払いで支払うケース:最大7.7%還元
d払いの決済にリクルートカードを登録し、Pontaカードの使えるローソンなどで利用すると、最大で7.7%の還元を受けられます。
- d払い:0.5%(dポイント)
- リクルートカード:1.2%(リクルートポイント)
- Pontaカード:0.5~1%(Pontaポイント)
- 政府による還元:2~5%(dポイント)
リクルートポイントは1p=1Pontaポイントに交換できます。貯まるポイントが実質、dポイントとPontaポイントになる点に注意してください。
リクルートカード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
- 新規入会で4000円分のポイントプレゼント
- 初めてのカード利用で2000円分のポイントプレゼント
- 携帯電話料金の支払いで4000円分のポイントプレゼント
- 期間限定ポイント、サイト限定ポイントあり
- 家族カード年会費:無料
楽天ペイで支払うケース:最大6.5%還元
楽天ペイが使え、ポイント還元事業の対象となるお店ならポイントが分散せず、最大で6.5%の還元を受けることができます。
- 楽天ペイ:0.5%(楽天スーパーポイント)
- 楽天カード:1%(楽天スーパーポイント)
- 政府による還元:2~5%(楽天スーパーポイント)
なお、楽天ポイント加盟店は2019年12月末にサービスが終了しますが、それまでは最大で100円につき2ポイントがこれに加算されます。
楽天カード
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ETCカード
- 家族カード
特徴
- 還元率がどこでも1%! さらに最大で16%
- 新規入会&利用で5000円相当のポイントを獲得
- 入会と「楽天e-NAVI」への登録で、2000ポイントプレゼント
- カード申込翌月末までにカードショッピング1回以上の利用で、3000ポイント(期間限定ポイント)プレゼント
- 楽天グループのサービスでの利用で2倍〜最大16倍※SPU(スーパーポイントアッププログラム)により、さまざまな条件あり
- 家族カード年会費:無料
キャンペーンを見逃さないようにしよう!
コード決済の競争が加熱している影響からか、通常では考えられないほどの還元率を設定したキャンペーンが頻繁に行われています。キャンペーンは1ヶ月未満の短期間で終わることも珍しくありませんので、マメに情報をチェックして逃さないようにしましょう。
PayPay(ペイペイ)
コード決済の中でもっとも頻繁にキャンペーンを行なっているのがPayPayです。一例を挙げると以下のようなものがあります。
- 消費者還元事業の5%還元対象店舗ならPayPayでの支払いで、20回に1回の確率で最大1000円相当(決済金額が上限)のPayPayボーナスが当たる抽選を実施(2019年12月1日~2020年3月31日)
- B.LEAGUEの試合会場にて、目印となるポスターが掲示されている店舗でPayPayを利用すると最大20%還元(2019年9月20日~2020年5月のリーグ終了まで)
なお、最大の還元を受けるためにはYahoo!プレミアムの登録など一定の条件を満たすことが必要になる場合があるので注意してください。
楽天ペイ
楽天ペイでは2020年1月1日~2020年3月2日までの間、楽天ペイが使えるすべての店舗で還元率が5%となるキャンペーンを行っています。
キャッシュレス・ポイント還元事業の適用で元から5%の還元を受けられるところではメリットがありませんが、2%還元のお店やポイント還元事業の対象でないお店でも一律5%の還元となるので、わかりやすくお得なキャンペーンとなっています。
LINE Pay
LINE Payでは2019年10月1日~2020年6月30日の間に対象店舗で買い物をした場合、キャッシュレス・消費者還元制度によるLINEポイント付与に加え、マイカラープログラムによるLINEポイント(最大2%)を付与するキャンペーンを行なっています。なお還元の上限は最大3万LINEポイント/月です。
d払い
2019年12月2日~2020年3月31日までの間、キャッシュレス・消費者還元事業の5%還元対象かつd払いの対象店舗で、d払いを利用すると、キャッシュレス・消費者還元事業による5%分のdポイントに加え、「d払い生活応援キャンペーン」による5%分のdポイントを還元してくれます。
まとめ
- 一口に「キャッシュレス」といっても、具体的な支払方法はたくさんある。自身に合ったものを選ぶべき
- 政府による「キャッシュレス・ポイント還元事業」の還元は、クレジットカードなどの還元と組み合わせて利用すると高還元を狙える
- キャンペーンを活用すればかなり高い還元を受けることができるので、キャンペーン情報はしっかりチェックすべき