年会費無料の法人カードでも大丈夫? 機能十分のおすすめカードを紹介

年会費無料の法人カードを持つ男性

「法人カードを持ちたいけど、無料のものは機能性が心配……」
「年会費無料で、機能性十分なおすすめの法人カードはある?」

「年会費無料の法人カード」と聞くと機能面に不安を感じる方もいるのではないでしょうか。しかし、年会費無料の法人カードでも付帯サービスやポイント還元など、有料カードに引けを取らないくらい内容が充実しているものもあるのです。

この記事では、有料と無料の法人カードについて特徴を解説し、機能性を比較しています。無料の法人カードに関心を持っている方や、有料カードとの違いについて知りたい方は参考にしてください。また、おすすめの無料法人カードも紹介しています。

年会費無料法人カードの機能性が問題ないか調査してみた

法人カードは、有料無料2種類のタイプがあります。有料のカードは充実した付帯サービスなど、多くの機能を備えており実用的です。しかし、無料のカードの機能性が低いかといえば、そうとも限りません。

次では、法人カードの機能性を見る時の観点と、無料でも問題ないかどうかの調査結果をお伝えします。

法人カードの機能を見るために必要な5つの観点

法人カードを選ぶとき、ポイントとして以下の5点が挙げられます。

  1. 追加可能なカード枚数
  2. ポイント還元率
  3. 審査の難易度
  4. 利用限度額
  5. 国際ブランド

詳細は、以下の記事で紹介していますが、ここでも簡単に上記ポイントについて触れます。
「おすすめ法人カード7選!ビジネスカードの選び方と導入メリットも解説」

(1)追加可能なカード枚数

無料の法人カードでも、従業員に持たせるための追加カードを発行できる場合が多いです。

3枚までなど、上限が決まっている場合が多いですが、法人カードを持たせたい従業員が少ない中小企業などでは十分でしょう。

(2)ポイント還元率

無料カードよりも、有料カードの方がポイント還元率などを含めた付帯サービスは充実している場合がほとんどです。

法人カードでの利用額が相当多いのであれば、ポイント還元率の高い有料カードの利用を検討するのもよいでしょう。

法人カードの利用を検討する男性

毎月高額な支払いをするわけではない場合や、高額な年会費を超えるほどのメリットをポイント還元によって受けられない場合は、無料の範囲でポイントを貯めれば、それだけでも十分お得だといえます。

(3)審査の難易度

無料カードは間口を広くして発行数を増やすという理由から、有料カードと比べ、審査に通過しやすい傾向があります。そのため、会社を設立して日が浅く、クレジットカードの利用実績がない方でも比較的申し込みやすいといえます。良い利用実績を積むための最初の1枚としても向いています

法人カードの申し込みをする際は、さまざまな書類の提出を求められます。しかし、無料カードの場合は申し込み時に求められる書類の種類が少なく、法人代表者の本人確認書類だけで済むケースが多いです

(4)利用限度額

カードによりますが、無料カードは有料カードと比べ、限度額が低めに設定されている場合が多いです。ただし、利用限度額は各カード会社で公表されていたとしてもあくまで目安で、実際は個別の審査によって決まります

クレジットカードの限度額を気にする男性

まずは無料カードを発行し、利用限度額を確認して、その限度額で十分そうであればそのまま使用する、という方法も良いでしょう。

(5)国際ブランド

また、国際ブランドでカードを決めるのも1つです。法人カードをよく利用する場所で使えるブランドを選びましょう

VISAかMastercardを選んでおくと利用上の問題は少ないといえます。無料カードでもVISAやMastercardなど、メインとなるブランドはほとんどの場合で選択できます。

年会費無料と有料の法人カードの違いを比較

ここまで年会費無料の法人カードを見る際の5つの観点についてご紹介しましたが、それを踏まえた上で、無料カードと有料カードの違いを簡単に比較していきます。

メリットを喜ぶ男女

審査スピードと通過のしやすさ

あくまで比較した場合ではありますが、年会費無料のカードは有料のカードと比べ、審査スピードが早い傾向にあります。
起業して間もない時期にあり、法人カードを早くもちたいと考えている方とって、審査スピードと通過のしやすさの点において、無料カードの方がそのニーズに合う可能性が高いでしょう。

付帯サービスは有料の法人カードの方が充実

一般的に、有料カードには国内・海外旅行の傷害保険や空港ラウンジの無料利用、ポイント還元、割引などのサービスが充実していることがほとんどです。

ただし、無料カードだからといってサービスが全くないというわけではありません。法人カードの付帯サービスが、自分にとってどこまで必要なのか、そしてそのサービスは無料のものでも十分なのか、有料のものでないといけないのか、しっかりと精査して、法人カードを選ぶようにしましょう。

ポイント還元率は有料の法人カードより低い

無料カードは、利用額に対するポイント還元率が低いことが多いです。カードによってはポイント還元のシステムがないものもあります。法人で利用するなら、仕入れなどで多額の支払い費用がかかる場合もあるでしょう。頻繁にカードを利用するのであれば、ポイント還元率が低いものはメリットがあまり大きくないといえます。

反対に、普段そこまで大きな金額の買い物をしないため、ポイントはそこまで重視しないという方は、ポイント還元率の観点から、あえて有料カードを選ぶ必要性はないでしょう。

なぜなら、支払う年会費よりも、獲得するポイントが少ないなら、ポイントがつかなくとも年会費無料の方がお得だからです。自身の会社の経理などを確認し、ポイント還元率を重視すべきか、そうでないのか、確認しましょう。

年会費無料~格安のおすすめの法人カード6選

これまでの解説を踏まえて、年会費が無料または格安で利用できるおすすめの法人カードを6枚ご紹介します。

コストをなるべく抑えてカードを発行したいという方に最適なカードをピックアップしていますので、表の後に書いた詳細な解説もあわせて読み、選んでみてください。

クレジットカード名 年会費 還元率
ライフカードビジネスライト スタンダード 永年無料 還元なし
ビジネクスト・法人クレジットカード 永年無料 0.25%
NTTファイナンスBizカード レギュラー 永年無料 1.0%
P-one Business Mastercard 初年度無料※1 キャッシュバックは0.6%
JCB一般法人カード 年会費1250円※2 キャッシュバックは0.3%
MUFGカード・ゴールド・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード 1905円 0.4%

※1 代表者カードは毎年のカード利用で実質無料
※2 2枚目以降1枚1250円、オンライン入会の場合初年度無料

年会費永年無料の法人カード

紹介した6つのカードのうち、永年無料で利用できる法人カードは、ライフカードビジネスライト スタンダードビジネクスト・法人クレジットカードNTTファイナンスBizカード レギュラーの3つです。個別に機能を見ていきましょう。

ライフカードビジネスライト スタンダード

ライフカードビジネスライト スタンダード

ライフカードビジネスライト スタンダード
還元率
年会費 無料
発行スピード
国際ブランド
  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
電子マネー
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード

ライフカードビジネスライト スタンダードは、旅行傷害保険や空港ラウンジ利用などのサービスが付いていないシンプルなカードです。従業員用の追加カードは3枚まで発行でき、ETCカードは1枚無料で発行可能です。利用限度額は10~200万円の範囲です。申し込み時には本人確認書類が必要です。

ビジネクスト・法人クレジットカード

ビジネクスト・法人クレジットカード

ビジネクスト・法人クレジットカード
還元率 0.25%
年会費 無料
発行スピード
国際ブランド
  • VISA
電子マネー
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード

ビジネクスト・法人クレジットカードは、追加カードが50枚まで発行可能で、ETCカードも1枚無料で発行できます。限度額5~300万円の範囲で利用できます。ポイント還元率は0.25%で、商品券や旅行券などに交換可能です。申し込み時に本人確認書類が必要になります。

NTTファイナンスBizカード レギュラー

NTTファイナンスBizカード レギュラー

NTTファイナンスBizカード レギュラー
還元率 1.0%
年会費 無料
発行スピード
国際ブランド
  • VISA
電子マネー
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード

NTTファイナンスBizカード レギュラーは、年会費無料でありながら、旅行傷害保険などさまざまなサービスが手厚く付帯しているカードです。旅行傷害保険は国内、海外ともに最高2000万円の補償があり、同じく国内、海外対象のショッピング保険として年間100万円までの補償が付きます。有料法人カードに負けないぐらいの充実した補償内容です。申込み時は本人確認書類や登記事項証明書が必要です。

また、ポイント制度も利用でき、還元率は1%と高めです。貯めたポイントはキャッシュバックで支払い額に充当したり、ギフトカードや景品に交換したりすることができます。ETCカードは1枚500円の年会費が設定されています。年会費永年無料で付帯サービスの多いカードを求める方におすすめです。

年会費実質無料の法人カード

紹介したカードのうち、年会費実質無料で利用できる法人カードは、P-one Business Mastercardです。以下で機能を見ていきましょう。

P-one Business Mastercard

P-one Business Mastercard

P-one Business Mastercard
還元率 0.6%※1
年会費 2000円※2
発行スピード
国際ブランド
  • Mastercard
電子マネー
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード
    1. 1000円(税込)ごとにポケット・ポイント2ポイント、1ポケット・ポイント=3円としてキャッシュバック
    2. 初年度無料、前年度にカードの利用があれば次年度も無料

P-one Business Mastercardは、年会費が実質無料で使えるカードです。年内に一度でもカードを利用していれば、翌年の年会費は無料になります。年内に一度も利用しなかった場合は、2000円の年会費がかかりますが、普段の業務の中で法人カードを使う予定であれば、実質無料で利用できるのでお得です。

カードは代表者用1枚、追加カード5枚の合計6枚まで発行できます。ETCカードは手数料1000円で発行できます。利用限度額は最高300万円までです。付帯サービスとしてレンタカーや旅行の割引サービスを利用できます。旅行傷害保険はありません。

年会費格安の法人カード

有料カードは年会費がかかってしまうものの、サービスなどが充実しているのが魅力です。ここでは有料カードの中でも格安で利用できるものを紹介しますので、付帯サービスを重視したい方は検討してみてください。

JCB一般法人カード

JCB一般法人カード

JCB一般法人カードの券面
還元率 0.5%
年会費 1250円※1
発行スピード
国際ブランド
  • JCB
電子マネー
  • QUICPay
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード
  1. オンライン入会で初年度年会費無料

JCB一般法人カードは、年会費は初年度無料(オンライン入会の場合)で、2年目から1250円です。追加カードの発行もできますが、年会費は2年目から1枚ずつ追加でかかります

ETCカードは無料で複数枚の発行が可能です。付帯サービスとして国内・海外の旅行傷害保険が付いており、補償額は国内、海外ともに最高3000万円となっています。また、ショッピングガード保険が付いており、最高100万円まで補償されます(海外での買い物のみ)。カードの利用限度額は10~100万円です。

ポイント制度もあり、1000円=1ポイントのOki Dokiポイントが付与されます。Oki Dokiポイントは、キャッシュバックの他、ポイントを使っての買い物、商品との交換、マイルなどに移行ができます。キャッシュバックの場合、1ポイント=3円の還元率です。

MUFGカード・ゴールド・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

MUFGカード・ゴールド・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

MUFGカード・ゴールド・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
還元率 0.4%~
年会費 1905円
発行スピード
国際ブランド
  • American Express
電子マネー
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
  • ETCカード
  • 家族カード

MUFGカード・ゴールド・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、アメックスでありながら年会費1905円で利用できます。また、ETCカードが追加で発行できます。付帯サービスが充実しており、旅行傷害保険(国内、海外ともに最高2000万円の補償)、ショッピング保険(年間の限度額は100万円)、国内渡航便遅延保険(最高2万円)、空港ラウンジサービス(国際線利用時のみ)が付いています。カードの利用限度額は、カード使用者を合算して50~200万円となっています。

利用金額1000円で4ポイントが還元され、1ポイント=1円で自動的にキャッシュバックされます。入会初年度に限り、国内での買い物時にポイントが1.5倍で付与され、海外の買い物では2倍の付与になり、非常にお得です。さらに、グローバルPLUSという仕組みにより、年間の利用額に応じて翌年のポイントの付与が優遇されます。利用すればするほどポイントが貯まる仕様となっており貯めやすいです。

年会費格安の法人カード2枚を比較

2つのカードを比較すると、年会費が初年度無料で、以降も定額なのはJCB一般法人カード、利用限度額が高いのはMUFGカード・ゴールド・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードとなります。

少しでもコストを抑えたい方にはJCB一般法人カードをおすすめします。一方、航空便の利用頻度が高い方には、国内渡航便遅延保険や空港ラウンジサービスの付いたMUFGカード・ゴールド・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードがおすすめといえます。

まとめ

  • 無料の法人カードは、コストが不要なのでカードの発行・維持がしやすい
  • 種類によっては旅行保険などのサービスが付いており、有料カードに勝るとも劣らない機能を備えている

付帯サービスが不要で最低限の機能があればいいという方は、無料カードでも十分実用的で困らないという可能性があります。まずは法人カードに何を求めるのかをよく検討し、自身の用途に合ったカードを選択してください。

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